2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
連日の猛暑を避けるべく「ヒキコモリ暮らし」が続いたおかげで 自室にそびえる"積読(つんどく)山脈"を、快調に制覇していくことができた。 (といっても、新たに地層を作った本の方が多いのだが・・) ちなみに、今月のラインナップは以下の通り。 202…
本人はあれこれと理屈をこねまわしているが 紛れもない「親バカ本」である。 だって、いきなりコレなのだから。 私の娘は異様にかわいい。異様にかわいいのだ。問題の核心がここにある。 おいおい、自分の娘を異様にかわいいとか公言するなんて、こいつ親バ…
古くは夏目雅子、最近では池江璃花子。 病名を聞いて思い浮かべる連想する人物といえば、その程度。 病気の中身も、「血液のガン」という言葉から連想できる範囲がせいぜい。 それくらいお粗末な予備知識で、本書を読み始めた。 すると・・ 目玉にこびりつい…
ひとたび読み始めたら、やめられない、止まらない。 上巻(Side百花)下巻(Side宝良)共に途中で切り上げられず 二日続けて終ページにたどりつく朝6時頃まで、読み通してしまった。 ストーリー自体は、いたってシンプル。 事故に遭い、下半身不随になった…
1991年1月に出た第一作『戦士志願』から、実に30年余り。 読んでしまうのがもったいない気持ちから、なかなか手に取ることができずにいた グォルコシガン・シリーズ最終作『マイルズの旅路』を、ようやく読み終えた。 率直な感想は、旧くからの友人に…
お尻の自画撮りをSNSに拡散。 「尻職人」として人気を博したグラビアアイドル・倉持由香が 自らの"生き残り術"を書き記した自称"卒論"。 役立たずな理想論や精神論を並べただけのビジネス書が裸足で逃げ出す 超実戦的な働き方と、逆転の発想に基づく自己プロ…
ええっ!!・・・これが、「学術調査」なのか!? 東京大学の"ウナギ博士"が 多くの謎に包まれたウナギの生態(特に産卵場所)を探るべく 文字通り世界中を飛び回った〈探検記録〉の、第二弾。 ※第一弾の『アフリカにょろり旅』は 題名通りアフリカ南部を中…
挫折と再生の物語? 唯一無二の"友情"の物語? ・・そんなテンプレじみた文言で表せる作品ではない。 ともあれ、キーワードは「背中」だ。 背中が語る。 背景が語る。 言葉と説明を削ぎ落されたコマのひとつひとつが 熱く、痛く、激しい想いを、なにより雄弁…
開いた口が塞がらないまま、読み通してしまった。 本書は、20世紀初頭の第一次世界大戦前から バラク・オバマが大統領の座を占めていた2012年までの 100年以上にわたるアメリカの「裏面史」を描いた、衝撃作。 その掉尾を飾る1974年のフォード…
ハードなノンフィクションを取り上げようかと思ったが 嵐の日に書くと、ひたすら重苦しくなりそうなので 『ひみつの階段』に続いて読み返した 紺野キタの『つづきはまた明日』にバトンタッチした。 主人公は、小学校5年生の兄・沓(はるか)と1年生の妹・…
ミステリーの名手・米澤穂信による、傑作小説のアンソロジー。 日本、アメリカ、イギリス、フランスはもちろん 中国、ギリシャ、フィンランド、ウルグアイなどなど世界中から選び抜かれ 発表された時期も19世紀半ばから20世紀末?までと、150年を股に…
なんのために生まれ、なんのために生き、なんのために死ぬのか。 そういう問いかけは、「生物としての人間」の在り様にとっては、問うても意味がないものなのに、なぜ、問うように、脳ができているのか。〈中略〉 答えがないと、わかっているにもかかわらず…
昨日、午後あたりから 歩こうとして立ち上がると、右足の土踏まず周辺に痛みが発生。 「いたっ!」と呻いては、片側だけ爪先を上げ、"カカト歩き"に改めている。 実はこの足の痛み、10年ほど前からほぼ1~2年に1回のペースで起きており 最初の頃は、い…
2022年6月9日(木)帯広⇒道の駅りくべつ⇒麵屋創介⇒女満別空港⇒成田空港 青空は続くよ、どこまでも・・ 帰りの飛行機が、女満別空港1540発。 帯広市内から空港(レンタカー会社)まで3時間以上かかるので 今日はあまりのんびりできない。 朝8時前…
しばらく開いていないと 無性に手に取りたくなるマンガがある。 本書もそのひとつで 2010年に入手して以来 だいだい2年に1回のペースで"禁断症状"に襲われ そのたび書棚から抜き出しては 冒頭作『ひみつの階段』から順番に読んでいる。 なので最新のRe…
「BIS(ビーアイエス)ビブリオバトル部」シリーズの 第1作から3作までに相当する小説群である。 ちなみに「ビブリオバトル」とは 発表参加者が、自分の好きな本を順番に紹介。 すべての発表後に参加者全員で「一番読みたくなった本」に投票し 最多票を…