2020-01-01から1年間の記事一覧

最も残酷なスポーツ? 全日本フィギュアスケート選手権の光と影 

ちょっとばかり遅きに失したが 昨夜BSで放送された「メダリストオンアイス」の提供バックで 幸せそうに写真を撮り合う女子選手たちの姿を見て 書かずにいられなくなってしまった。 数あるスポーツ競技のなかでも、フィギュアスケートは その〈残酷さ〉にお…

〈自由旅行〉にこだわる気力も体力も。。。 カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 4日目(後編) Ara-kanふたり旅

2019.年12月1日(日) 残念だったツアーの後、イスタンブールへ移動 イスタンブール新空港 22時30分 買い物から戻るお嬢様たちをじっと待ち続けるバスを降り 小雨降るなか、ウィンドウショッピングがてら、表通りをぶらぶら散策。 初日に入ったカ…

旅に出たなら、誰もが「日本代表」 カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 4日目(前編)Ara-kanふたり旅

2019年12月1日(日) カッパドキア観光〈ツアーに参加〉 ザ・観光地だった「愛の谷」 昨日同様、おいしい朝食を済ませ おととい予約したツアーに参加するべく 集合時間より20分早い9時10分ごろ、旅行会社に到着する。 団体で行動するのだから、…

「ノンフィクション」って、そんなに偉いの? 『ジーノの家』内田洋子 周回遅れの文庫Rock

タイトルで誤解されたくないので、最初に断っておくが 本書は、文句なしに素晴らしい作品である。 一篇あたり、ほぼ30ページというショートストーリでありながら 風土や気候のさりげない描写や 登場人物のちょっとした言動のひとつひとつから いままで何度…

"無料送迎プリーズ"の国 カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 3日目(後編)Ara-kanふたり旅

2019年11月30日(土) ギョレメの夕焼け カッパドキア観光のハイライトのひとつ ローズバレーを南北に貫く ほぼ無人のトレッキングルートをさ迷うこと 四時間あまり。 ようやくギョレメとユルギャップを東西に結ぶ幹線道路にたどりつき 何の表示もな…

小鳥の羽音といっしょに歩く道 カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 3日目(前編)Ara-kanふたり旅

2019年11月30日(土) 朝8時30分、2階のこじんまりとしたカフェで 地元の家庭料理が並ぶ、とてもおいしい朝食をいただく。 ギョレメで泊まったのは、Exprorer Cave Hotelという 4~5部屋しかない小さな宿で、おそらく家族経営なのだろう。 お…

丘に登れば"絶景"が見える カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 2日目(後編) Ara-kanふたり旅

2019年11月29日(金) 私的カッパドキアいちの絶景、アイドゥン・クラウの丘。 この旅3本目の記事なのに まだ実質初日の「おやつどき」でウロウロしている。 海外に出るたび、強く実感することだが ちょうど人生における子供時代と同様 旅先での時…

本当においしいナッツに出逢う カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 2日目(中編) Ara-kanふたり旅

2019年11月29日(金) カッパドキア〔ギョレメ⇔ネヴシェヒル市内〕 カッパドキアのニャン いつまでもベッドの上でぼーっとしてると、日が暮れてしまう。 小休止は30分ほどに留め、まずは、ギョレメの郵便局を探すことに。 旅に出る前、ネットで調…

異国の初日は、いつもオロオロ カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 1日目~2日目(前編)Ara-kanふたり旅

何年も前から"絶対に行こう”と思っていた国(エリア)トルコを ようやく訪ねることができたのは、ほぼ一年前のこと。 翌月、中国・武漢で新型コロナウイルスが発見され 瞬く間に世界中へと拡散していくとは夢にも思っていなかった ある意味〈最後の幸福な時…

”ぶぶ漬け伝説”の真相 『京都はんなり暮らし』澤田瞳子 周回遅れの文庫Rock

先月の京都旅行から戻ったあとで わが家の「積読山脈」の奥底に埋もれていた本書を発掘。 毎度毎度の間の悪さに苦笑しつつも、手に取った。 幸い、一読したところ 「ど、どうして、これを見逃して(食べ逃して)しまったのか!」 みたいな〈痛恨のいちげき〉…

命の小ささを噛み締める 『138億年の宇宙絶景図鑑』高橋典嗣 周回遅れの新書Rock

地球(太陽)が誕生してから、およそ46億年。 太陽系は、天の川銀河の中心から約3万光年という「はずれ」にあり 2億3千万年で一回転している。 さらに、天の川銀河のような銀河が多数集まって超銀河団をつくり、その超銀河団が 集まって巨大な壁(グレ…

サルでもわかる 美術ガイド 『ブルーピリオド』山口つばさ(1~8巻) 周回遅れのマンガRock

正直、読み始めたときの第一印象は ”ちょっと、out of趣味かも”。 なにせ主人公は、万能のリア充イケメン高校生。 そんな彼が、美術(絵画)の魅力に取りつかれる、というのだ。 それでも、冒頭の言葉がアンカーになって、離れかける心を引きとめた。 俺は …

”終わって欲しくない”物語 『盤上の向日葵』(上下巻)柚月裕子 周回遅れの文庫Rock

まだ、終わってほしくない。 なのに、ページを繰る手が止まらない。 ――久しぶりに、そんなやるせなさを胸に抱えながら、読了した。 ひとりの将棋指しと、彼を巡る様々な人々の物語だ。 読者は、彼と一緒に将棋に出会い、魅了され、裏切られ 別れと出逢いを繰…

ピンチはチャンス 出てこいヒーロー・ヒロイン! 本日の”なんだかなぁ”

ここまで発作的に動くとは思わなかったが 支持率急低下にビビった「ガースー」の”逆切れ”により 検討を迫られていた東京など感染者急増地域の適用中止に加え 年末年始(仕事納め~成人の日)の、全国一斉「Gotoストップ」が決定した。 「そんなに中止中止と…

「GoToやめろ!」の大合唱は、なぜ起きた?  本日の”なんだかなぁ”

答えはとっても簡単。 政府(菅総理)が新型コロナの世界的な流行後に打ち出した ――少なくとも、国民にわかりやすいかたちで―― ほとんど唯一の、〈感染拡大につながる可能性を有する政策〉だからだ。 マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンシング…

”バカSF”とナメるなかれ 『レッドスーツ』ジョン・スコルジー 周回遅れの文庫Rock

少なくとも、「スタートレック」ファンにはイチオシの作品だ。 「スターウォーズ」とか「エイリアン」を楽しんだ人も、面白がってくれるかも。 とはいえ・・結局は単なる〈パロディ〉でしかないよなぁ。 それも、”悪ふざけの一歩手前”ってヤツでさ。 ――ずっ…

テレビの”オワコンぶり”を痛感する 『ナンシー関の耳大全77』ナンシー関/武田砂鉄編 周回遅れの文庫Rock

光あるところに、闇がある。 ときどき耳にする、このことば。 様々に言い換えられて、活躍している。 例えば―― 闇が濃く大きいほど、それを照らし出す光は強く輝く。 言い換えると、強大な悪があるからこそ、正義の味方の存在価値も高まるのだ。 ――みたいに…

「後始末」しかできないこの国の、為体(ていたらく) 本日の”なんだかなぁ”

連日、不名誉な”記録更新”を重ねる この国の「新型コロナウイルス感染者数」。 声高に非難する人々の視線は 専門者会議の意見を無視してGotoキャンペーンを続ける 政府関係者(主に菅総理)に集中している。 しかし、最も大きな声を上げるべきは、「そこ」な…

"主役"より”アシスト”のほうがエライ 『スティグマータ』近藤史恵 周回遅れの文庫Rock

『サクリファイス』に始まるシリーズの、最新作(たぶん)。 レーサー・白石誓(しらいしちかう)を語り手に据えた物語としては 4番目の作品となる。 このシリーズに出逢っていなければ おそらく生涯、自転車ロードレースの世界に興味を持たずにいただろう…

年に一度は、読まずにいられない 『ヴィンランド・サガ』幸村誠(1~24巻) 周回遅れのマンガRock 

たしか16か17巻あたりが出たあたりでまとめ買いし その後、続きが出版されるたび最初から読み返しているので かれこれ、7、8回は読み返している作品だ。 さすがに20巻を越えたあたりから 「そろそろ1巻から読むのはシンドイんじゃないかな。 ストー…

ハイビームが、目にイタい 本日の”なんだかなぁ”

12月に入って、1週間。 日ごとにつのる寒さと、繰り上がっていく日没時間。 日課にしている午後の散歩を終え 自宅めざして戻る頃には、すでに真っ暗。 足元の確認のため、明かりのひとつもほしい状況になってきた。 そんな夕暮れ時のロンリー・ウォーカー…

京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 4日目 襖絵とホットケーキ

2020年11月27日(金) 予想以上に充実していた京都の旅も、本日でおしまい。 おまけに追加料金なしの基本プランを選んだので 14時過ぎの新幹線で帰らねばならない。 しかし、”転んでもただでは起きない”のが<我らAra-kanのモットー。 本日は乗り…

大人たちに"使い潰されない"ために 内野智章(興国高校サッカー部監督)の記事/朝日新聞12月5日「be/フロントランナー」より 

京都旅行の最終日について書く予定だったが 毎日目を通している新聞のなかに 珍しく心に残るインタビュー記事を見つけたので そちらを優先させていただく。 別冊扱いになっている「be on Saturday」のトップ記事 「フロントランナー」で特集されていた 興国…

京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 3日目〔後編〕 京都は"こっち"も面白い!&イタ飯天国

2020年11月26日(木) 京セラ美術館に寄り道 大満足の「山科疎水&毘沙門堂めぐり」を終え もいちどガマンの地下鉄に乗って東山駅まで逆もどり。 白川沿いの散策路をゆくこと、4~5分。 一見、ごく普通の民家「卯sagiの一歩」に入る。 実はここ、…

京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 3日目〔前編〕 この旅いちばんの散歩道・山科疎水と、毘沙門堂ガイド

2020年11月26日(木) うららかな歩道・山科疎水 最初の内はスローテンポだった時の流れも 半ばを過ぎるあたりから、一気にスピードを上げていく。 旅に出るたび、毎回感じることだけど ホントこれって、人生とおんなじなんだよね。 ともあれ、この…

技あり!の紅葉ライトアップ 京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 2日目〔後編〕 

2020年11月25日(水) 午後2時ごろ 本堂~五重塔~六角堂と巡り 入口近くの売店で萌黄色のてぬぐいを購入。 その後、参道途中のお店に立ち寄ってにゅう麺を食べたり 「ひげ茶」「そうめんのばち」など特用品の余り物をまとめ買い。 ふたたび長い上…

ネットニュースの「最新情報」に、ご用心 京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 2日目〔前編〕

2020年11月25日(水) キミに会いにきたよ まる1日回っただけだが、予想以上に京都を楽しめたので この日は、奈良方面に足を伸ばすことにした。 交通費は1000円ポッキリ。 大阪・京都・奈良県内の近鉄全駅で自由に乗り降りできる 「近鉄1dayお…

マスクをはずし、糺の森で深呼吸  京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 1日目〔後編〕 糺の森で夢心地さんぽ

2020年11月24日(火) 14時30分あたり ようやく”旅”になった とにかく、この雑踏から逃れたい。 その一心で、洛中方面へ向かうバスに駆け込んだ。 超メジャー観光地にすっかり懲りた我々が 気を取り直して向かったのは 高瀬川と賀茂川の合流部――…

観光客は「密」が好き!? 京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 1日目〔中編〕 

2020年11月24日(火) そのに 嵐山。天気はよかったんだよね、天気は・・ 午前11時半、腹ごしらえは無事終了。 次は、いよいよ観光だ。 目指すは、京都有数の紅葉スポット「嵐山」。 駅にあった「最新紅葉情報」によると 残念ながら盛りを過ぎた「…

朝ごはんはカフェで決まり 京都の旅 by Goto 2020.11.24-27 Ara-kanふたり旅 1日目〔前編〕 

. 2020.11.24(火) 日本の秋は、やっぱこれだ。 コロナ・パンデミックで泣く泣くキャンセルした リスボン~バルセロナ バス&列車の旅(11/26-12/3)の せめてもの代替案として、Gotoトラベルを利用。 「京都(&奈良)の旅」に出掛けてきた。 極…