2024-01-01から1年間の記事一覧
い行き当たりばったりな「サイコロ読書法Ⓒ」の弊害なのかもしれない。 たまたま本書の跡後に『同志少女よ、銃を撃て』を読む、という巡り合わせとなった。 おかげで、小説の方はストーリーの裏に仕組まれた嘘臭さばかりが鼻につき 世間の高評価から期待され…
バリ島の余韻と来年前半の旅計画のなんやかんや さらに3日から始まる沖縄旅の準備に追われ ほとんど読書に没頭できぬまま12月を迎えてしまった。 そんなわけで、先月読み終えた本はこれっぽっちだったりする。 2024.11 ★『旅屋おかえり』『丘の上…
文化(カルチャー)とは、コンプレックスの産物に他ならない!――という自説を 様々な実例&証言とともに、明快に提示してみせた画期的な文化論。 かねがね「人を動かす最大の原動力はコンプレックスだ」と思っていたので 何十回となく"心の膝"を叩きつつ、拝…
2024年9月29日(日) レイクパレス龍宮台展望台オホーツク流氷公園紋別空港羽田空港 パリオリンピック前、女子柔道の日本代表チームがここで合宿していた! 今回の旅は、なかなか好天に恵まれない。 最終日もまた、一面の曇り空とともに始まった。 朝…
2024年9月28日(土) 北見第一ホテル大空町ヒマワリ畑?能取湖サンゴ草群落レストハウスところ若里ジャージーミルク工房ARVOレイクパレス(湧別町) この日泊ったのは、サロマ湖畔にあるペンション風宿泊施設「レイクパレス」。 正規料金は2人合計で…
2024年9月28日(土) 北見第一ホテル大空町ヒマワリ畑?能取湖サンゴ草群落レストハウスところワッカ原生花園 今年2度目の「レストハウスところ」で、念願のほたてラーメンをいただく。 昨夜から降り続く雨は、朝になっても止む気配はない。 それで…
もし自分に姉か妹がいたら、人生はずいぶん違ったものになっていたに違いない。 鋭くも的確な女性たちの心理描写が 、そんな確信を強く抱かせてくれる。 第一章 十月三日 山梨県甲州市内 カフェ 古橋由起子(旧姓・三枝)チエミの小学校から高校の元同級生、…
昨夜遅く、バリ島の旅(9日間)から戻ってきた。 雨季の始まりだったので、猛烈な暑気&湿気と対決する覚悟だったが ほぼ連日激しいスコールに遭遇したものの 意外にもムシムシ感は少なく、夕方以降は気温も下がって快適に過ごせた。 旅自体は、突発的トラ…
顧客と衝突して会社(百貨店)を辞めた森くん(26歳)の 足掛け8日間にわたる放浪生活を描いた作品。 よくある若者の成長&自立物語だろうとナメてかかると 予想外に強烈なボディーブローを喰らって膝をつくハメになるだろう。 ライトな語り口のはしばし…
2024年9月27日(金) 癒恵の宿 一羽のすずめ三国峠展望台層雲峡温泉紅葉谷入口紅葉滝北見第一ホテル炭焼味覚園総本店 3度目の北見訪問で、ようやく名物の焼き肉とご対面! だが、ここに至るまでの道は決して平坦ではなかったのだ・・・ とりあえず、…
2024年9月27日(金) 癒恵の宿 一羽のすずめ三国峠展望台層雲峡温泉紅葉谷入口紅葉谷散策路 紅葉谷の手前で遭遇したエゾシカの母子? 国立公園内なので警戒心は薄い。 夜明け前(4時半ごろ)、目が覚めたので1階に降りて三度目の貸切温泉を堪能する…
ときおり見かける「内側(生活者)から見た台湾ガイド」だろうと思ったら ――えっっ、こんなに日本と違うの!? と、最初から最後まで唖然愕然の連続だった。 毎年のように台湾に通うトラベラーはもちろんのこと ほとんど興味がない方もぜひ手に取り 余りにも…
前半部分のみから引用、それも厳選したはずなのに、1万文字越えの大ボリューム。 正直、どのべーじを開いても、心に留めておきたい文章ばかり。 文庫・新書化されたものに限るが、福岡センセイの著作はほぼ読破している。 そのため、重複する内容に目が留ま…
初期の作品ながら、お馴染みの"遠田節"が全開。 どうしてこんなにも――と空に向かって拳を振り上げたくなるほど 世の中には理不尽がまかり通っている。 そんな"当たり前の現実"を問答無用で突き付ける、ストームフルな一冊。 「後半からは引用せず」というマ…
2024年9月26日(木) 羽田空港オホーツク紋別空港太陽の丘えんがる公園癒恵の宿 一羽のすずめ この日の宿は温泉民宿「癒恵の宿 一羽のすずめ」。"とろっとろ"の湯にハマった。 オホーツクの透き通るような青い空の下、快適なドライブが続く。 湧別町…
2024年9月26日(木) 羽田空港オホーツク紋別空港 一日一往復の"秘境空港"オホーツク紋別。マスコットキャラはゴマちゃん?らしい。 前回の台湾から2カ月半以上まとまった外出機会がなく 「旅行中毒者」ならではの禁断症状に襲われていた9月下旬。 …
これまたさすがの奥田ワールド。 圧倒的な分析力と絶妙な視点の据え方に、唸りっぱなしの270ページだ。 毎度のことながら、後半は"自分でバンバン"してほしい。 甘い生活? 1 「わかった。田中さんのカミさんは、思い出作りの人なんだな」 「うん。そう…
ボクシングをテーマにした『空の拳』の続編。 本文だけで630ページ(文庫版)に及ぶ前半部分から オイシイ言葉をつまみ食いした。 角田光代サンの作品は、どんな世界を描いても いつのまにかキレッキレの人生論に行き着いている、という気がする。 本作で…
心に留めておきたい文章がそこいらじゅうに散らばっており 気がけば、こんな大ボリュームになっていた。 後半部分も、ハッとしてグッド(もはや死語ですらない)な名言のオンパレード。 2000年 幾つもの映像や文章に影響を受け、そして現在-いま たとえ…
第一酒 武蔵小山 肉丼 魚を日本酒にダイレクトに合わせると少し生臭く感じる時もあるが、刺身の脂っこさと白いご飯の甘みというのは本来とても合うと、祥子は思う。 そこに酒を足した、生魚+ご飯+酒も好きだ。これらが口の中で三位一体となる時、幸せを感…
月まで三キロ 「大昔はね、月に表も裏もなかったんですよ。月は今より速く自転していましたから、あらゆる面を地球に見せてたんです。とはいえ、見ていた人間はいやしません。ほんとの大昔、たぶん何十億年も前のことですからねえ」 何十億年。ぴんとこない…
北海道・紋別の旅から昨日戻ってきた。 天気運だけは妙にツイているのだが、残念ながら今回は大外れ。 狙いすましたように26日昼過ぎの到着時からどんよりと曇り出し 29日ゴゴイチの離陸時間に合わせて太陽が顔を出した。 ここまで晴天に見放された旅は…
本文213ページ(文庫版)と軽くてコンパクトな作品だが 中身はとことん濃厚で、読後の充実感はどこぞの"弁当箱"にも負けていない。 京都の本質を突く希有なガイドブックとしても 女性の視点を勉強する"教科書"としても、部類の強さを発揮するはずだ。 隅…
ラスト3行を滑り込ませたかったので 今回も折り返し点を20ページほど過ぎたところまで引用した。 小説の評価としてはズレてるかもしれないけど 生きていく上で"ためになる"情報が、いたるところに散りばめられている。 登場人物やストーリーなど魅力に満…
相変わらず"ヤマザキ節"全開の一冊。 読後に抱く圧倒的な共感とともに、心から"ヤマザキ的生き方"を応援する。 ーー貧しさは、想像力を旺盛にさせる。 この一文を入れたかったので、6割あたりまで踏み込んだ。 はじめに やはり、あの時代に生まれ、戦後の一…
"過干渉"と嫌われるのだろうか、説教を耳目にする機会がとんとなくなった。 いまや世を埋め尽くすのは、箸にも棒にも掛からぬ"猫なで声"ばかり。 ぶつかる前に消去するーーそんな"賢さ"が、哀しくも、寂しい。 スペイン/カタルーニャ 質の良い絵画の鑑賞は…
読む人によって"引用したくなる箇所"は異なるだろう。 おそらく同一人物でも、読む時期が変われば違ってくるに違いない。 再読、三読に値する、真の意味で"読み応え"のある名作。 掃除婦のための手引き書 仕事場に着くとまっ先にやるのは、腕時計や、指輪や…
2024年7月4日(木) 立和商務旅館・漢口館湯圓世家MRT台北駅桃園機場駅桃園空港成田空港/だし茶漬け えん 昨日に続き台北最後の食事もマンゴーかき氷、夏季ならではの美味に我を忘れる。 台北から台中、豊原から路線バスで5時間かけて高原・梨山へ 再…
2024年7月3日(水)慕夏精品旅館幾米広場宜蘭車站台北車站西門一支麥冰品店立和商務旅館・漢口館長頸鹿美食坊西門町ホテル 一支麥冰品店名物のマンゴーかき氷。この"特盛り"で180元≒800円弱! お店に入ると、カウンターに写真入りメニューが置い…
2024年7月3日(水) 慕夏精品旅館幾米広場宜蘭車站台北車站西門一支麥冰品店 とってもキュートな宜蘭駅舎のキリン像(地元出身の絵本作家ジミーの作品) この日も朝から、晴天に恵まれた。 いまだ胃の不調は続いており、特に相方はまだ熱が引き切らず…