2日連続の"マンゴー祭り"で完全復活 台湾(梨山)うたた旅 2024.6.29-7.4 6日目 立和商務旅館・漢口館👣湯圓世家👣MRT台北駅🚊桃園機場駅👣桃園空港🛫成田空港/だし茶漬け えん

2024年7月4日(木) 立和商務旅館・漢口館👣湯圓世家👣MRT台北駅🚊桃園機場駅👣桃園空港🛫成田空港/だし茶漬け えん

昨日に続き台北最後の食事もマンゴーかき氷、夏季ならではの美味に我を忘れる。

 

台北から台中、豊原から路線バスで5時間かけて高原・梨山

再び4時間以上かけてバスで宜蘭まで降り、最後は台北へと戻って来る。

6日がかりの台湾北部周遊の旅も、いよいよ最終日。

本来であれば、飛行機の出発時間までめいっぱい遊びたいところだが

ご存知のように、宜蘭行きバス車内で"ケロッピ爆弾"がさく裂。

単なる乗り物酔いかと思ったものの、特に相方の体調不良は治まることなく、

その後も嘔吐&発熱に苦しみ続けることに。

結局、宜蘭の夜から翌日移動した台北の夜まで

スポーツドリンク以外に口にできたのは、少量の豆花とマンゴーかき氷のみ

という悲惨な食生活に陥り、ほとんどの時間をベッドで過ごすことを余儀なくされた。

 

そんなわけで、最終6日目も引き続き〈療養モード〉を心がけることに。

薬が効いたのか、それともマンゴーがよかったのか

幸い発熱はほぼ収まり、胃の不快感もおおむね解消されていた(らしい)。

とはいえ、二人とも空腹は覚えなかったので無理に朝食は取らず

10時半過ぎまでホテルの部屋でまったり過ごした。

食欲は湧かないものの、体調不良からはほぼ回復。

相方もベッドから起きて本を読むなどして、出発時刻までを過ごす。

 

ちなみに滞在中のホテル(立和商務旅館・漢口館)は

チェックアウト時刻が昼の12時、旅行者に優しい設定だった。

なので、ぎりぎりまで休んでいてもよかったが

"これだけはやって帰りたい!"、という最後の目的を設定していた。

ーーなんのことはない、昨日とは違うマンゴーかき氷の店に立ち寄ることなのだが。

んで、そこの営業開始が11時だったので、10時半過ぎにチェックアウト。

いまだ体調万全とはいかないものの、マンゴーかき氷を求めてホテルを出発。

早い話、それぐらい昨日食べた一皿は感動的だったのだ。

ちなみに、この時向かった店の名は「湯圓世家」。

台湾スイーツ好きなら、知らぬ者のない名店のひとつらしい。

 

スーツケースを転がし歩くこと10分ほどで、目指す店の前に到着。

11時にはまた間があったので、歩道の屋根に下がるメニュー看板?を眺めて待つ。

開店直後を狙ったのは、混雑対策ではなかった。

実は帰りの飛行機(桃園発成田行き)が離陸する時刻は、15時。

チェックインまでの余裕を考えると、午前中には食べ終えておきたかったのだ。

 

てなわけで、開店時刻の11時となった。

しかし、その後何分過ぎても、店のシャッターは上がってくれない。

到着時から、シャッターはこの状態のまま。

内側で人の動く気配はしていたけど、まさかこれをくぐって入る訳にもいかず

5分、10分と待ち続けることに。

 

すると10分を過ぎたころ、若い女性の二人連れが来店(多分地元の人)。

シャッターの下を覗き込んで明かりがついていることを確認すると

いきなりパシンバシン!とシャッターを叩き始めた。

すると、それに応えてスルスルとシャッターが引き上げられるではないか。

・・・・なるほど、この店の場合、客が外からアピールしたときが営業開始なのだ。

店の奥(テーブル席)から入り口に向き直ったアングル。

入ってすぐ左手のカウンターでメニューを選んで支払いを済ませ

奥のテーブル席で待つ、というシステムだ。

昨日よりは食欲があったので、まずは定番の豆花。

胃の腑に沁みる優しい味・・・どうして台湾の豆類はこんなに旨いのだろう。

美しくない食べかけの一枚しかなくて、申し訳ない。

ひたすらスプーンを運び続け、マンゴーかき氷の到着後も夢中で食べまくる。

ようやくこの時点で、あっ!写真まだだった!!と気づいた次第。

・・ま、冷静さを忘れるほど旨かったということでご勘弁を。

 

この店のマンゴーかき氷は、ボリュームこそ昨日ほどではないものの

淡雪のような練乳入りかき氷が絶品。

食欲がないはずの相方も休みなくスプーンを運び、あっという間の完食だった。

おかげで店を出たのは11時半前後と、当初予定した通りに。

のんびり歩いて10分ほどでMRT台北駅に到着し

快速に乗ってしまえば、40分かからず桃園国際空港へ。

※MRTの改札まで降りる3階分ほどもある長い下りエスカレーターで

 相方のスーツケースが数十メートル下までズズズズズ!と滑落する事故が起きた。

 たまたまエスカレーターはガラガラで、前(下)方にいたのは俺ひとり。

 除け損ねて足を軽く打ったものの、それだけで済んだのは幸運以外の何物でもない。

 スーツケースと一緒にエスカレーターを利用する際は、くれぐれもご注意を!!!

涼しい車内から晴れ渡った台北近郊の車窓風景を楽しむ。

窓ガラスにブルーが入っており、青いフィルターを載せた色調になった。

空港に着いた後は、チェックイン・手荷物検査・出国手続きなどで

例によってあっという間に搭乗時間になってしまった。

ここにきて、ようやくお腹が正常に動き始めたようで、にわかに腹が減ってきた。

きっと2日続きで食べたマンゴーが、腹具合を整えてくれたに違いない。

とはいえ、これから乗るのは「食事は別料金」のスクート航空。

成田に着くまでしばし我慢の子なのだった。

台湾桃園空港1500発TR874便で、一路成田へ。

座席指定も有料だったので"おまかせ(ランダム)"にしたけれど

なぜか往復共に窓側からの2席並びを指定してもらえた。

お陰で帰路も翼端のスクートキャラとご対面。

3時間ほどの飛行を経て、成田に降り立ったのは19時過ぎ。

ほのかな夕焼け空が、頭上いっぱいに広がっていた。

沖縄便か石垣便か、ウミガメジェットを発見。

40年ほど前に乗ったポーリッシュ・エア。

当時はアエロフロート並みの低サービスだったけど、今は相当改善されたはず。

機内からターミナルビルへ移動する途中、ニュージーランド航空を見かける。

こちらはいまだ未搭乗で、今後も当分利用する予定はなし・・残念。

 

各種審査を終えスーツケースを手に入国ゲートをくぐると、時刻は夜8時。

(相方の発熱も治まり、途中検疫で引っかかることもなかった)

ここから自宅まで電車を乗り継いで2時間余りかかる。

まっすぐ帰ろうかとも思ったが、相方が「何か食べたい」と発言。

腹具合と一緒に、食欲も回復したようだ。

多少帰りが遅れても構わないなら、と空港内で夜営業の店をチェック。

病み上がりの腹具合も考えて、あっさりめのお茶漬け屋に入る。

迷ったすえ選んだのは、めんたい高菜のだし茶漬け。・・五臓六腑に染みわたる~!

立ち去る直前、スーツケースを放置したまま最後の一枚。 

カウンター席に並んで食べていた誰もが

国籍を問わず幸せそうな表情を浮かべていたのが印象的だった。

とにもかくにも、くせになりそうな"日本の味"。

・・・次に帰国したときは、どのお茶漬けにしようかな。

 

ではでは、またね。