2024年7月3日(水)
慕夏精品旅館👣幾米広場👣宜蘭車站🚃台北車站🚇西門👣一支麥冰品店
とってもキュートな宜蘭駅舎のキリン像(地元出身の絵本作家ジミーの作品)
この日も朝から、晴天に恵まれた。
いまだ胃の不調は続いており、特に相方はまだ熱が引き切らずしんどそう
それでも吐き気は治まったようで、病院のお世話にまではならずに済みそうだった。
可能な限り極力無理はせず、のんびり続けていこう。
7時前には目覚ざめたが、そのままベッドに入ったままだらだら過す。
相変わらず食欲はなく、昨夜コンビニで買っておいたパンを少しだけ口にした。
結局ホテルをチェックアウトしたのは、10時を過ぎてから。
ほとんど寝て過ごしたけど、部屋は広くゆっくり養生することができた。
相方と相談し、台北までバスではなく鉄道で向かうことに。
時間的にはバスの方がずっと早いけど、正直「バスはもう懲り懲り」だった。
強い日差しのもと、スーツケースを転がし宜蘭車站へ向かう。
バスターミナルよりずっと手前にあるのも有難かった。
おとぎの国のお城みたいな宜蘭車站。
地元出身の有名な絵本作家、幾米(ジミー)の世界が再現されている。
駅の周辺には、彼の絵本に登場する場面や登場人物の一部を再現した公園もある。
前回(5年前?)訪れたときも立ち寄っているが
台北行きの列車まで1時間以上あったので、暇つぶしがてら足を伸ばしてみた。
線路に沿って歩いて行くと、突然ジミーの世界が始まっていた。
誰かが置き忘れたような巨大なスーツケース。
これもジミーの作品(コンクリート製)だ。
こちらの青いスーツケース?もジミーの作品。
左に並ぶのは、我らが愛用する機内持ち込みサイズのスーツケース。
昨日からろくに食べていない相方は、早々と木陰でひと休み。
その先、通路に置かれた青いスーツケースはもちろん
向こうから歩いてくる帽子をかぶった旅人も、ジミーの作品だったりする。
こちらにやってくる旅人も、背中を向けた女性も、ジミー作品の登場人物らしい。
原作(絵本)では、どんな活躍をしているんだろうか?
元になった作品を読みたくなってきた。
五年前、この公園に来たときは、スーツケースを引く右の女性しかいなかったはず。
赤青のスーツケースも、左の男性像も、後から加えられたのだろう。
訪れるたびにちょっとずつ成長していく公園-ーというのはとても魅力的だ。
これも今回初めて目にする、小さな建物。
確か以前は、古い木造の物置みたいな小屋が並んでいた記憶がある。
壁面には、様々な魚たちが泳いでいた。
こちらの一角は、さしずめ"イルカ・コーナー"か。
車道を挟んだ向かい側にも、銀河鉄道ばりに頭上を汽車が走っている公園が。
休日にはイベントやショップで賑わうが、平日だったのでひっそり。
出発時刻が近づいてきたので、駅まで戻りホームへと向かう。
日本と同じく切符を買う必要はなく、ICカードをタッチするだけだ。
乗車予定の列車は、11時36分発の樹林行き。
案内板によると6分ほど遅れてるらしいが、まったく無問題。
涼しい日陰のベンチに腰掛け、のどかなホームの景色を眺めていたら
あっという間に時間が過ぎ、ホームに列車が滑り込んできた。
嬉しいことに、車内はガラガラ。
それぞれ思い思いに好きな席に座り、のどかな車窓風景を満喫する。
誰もいないので、プライバシーを気にせず車内を撮影。
アニメチックな行先案内、何気に可愛らしい。
やがて列車は、海岸線近くを走ってゆく。
正面に浮かぶのは、手付かずの自然が残る離島(と書いてあった)龜山島。
しばらくすると、車窓は一面の緑へと移ってゆく。
目の前に駅名票が止まったので、思わず一枚。
雙渓、ということは非平渓線や九份の近くまで来たのだな。
視線を上げると、コンクリート柱のてっぺんにいる野鳥と目が合った。
・・・あっ、昨日梨山の看板に停まってたヤツと同じだ!
そんなこんな、うとうとしつつ心地良い揺れに身を委ねること1時間40分。
台北駅で列車を下り、MRT板南線に乗り換えて一駅目の西門へ。
この日予約したホテルは、ここから徒歩5~6分。
西門繁華街のまっただなかにあった。
時刻は午後2時少し前。
チェックインできるのは15時以降だから
直接向かっても、すぐには部屋に入れないかもしれない。
せっかく台北に来たのだから、時間つぶしを兼ねて何か軽く食べていこうか。
午前中のホテル休憩と列車旅のおかげで、お腹の調子は少しずつ回復してきた。
相方も同様らしく、さっぱりしたものだったら大丈夫そうだとの答え。
ーーーんじゃ、かねてから"絶対食べよう!"と心に決めていた、アレにチャレンジだ!
MRT西門駅から予約したホテルへと向かう、その途中に目指す店はあった。
マンゴーかき氷の名店、一支麥冰品店。
季節のフルーツやチョコレートなど、様々なトッピングが手招きしてるけど
今回は迷わず「マンゴーかき氷」の一択!
わざわざ6-7月という盛夏の季節に訪れた主な理由のひとつこそ
"旬のマンゴーを食べること"だったのだから。
いまだ本調子には程遠い腹具合を気にしつつも
午後2時過ぎのマンゴー・ランチに挑む、ちょっとだけ無謀なふたり。
果たして、その結末は・・・?
ではでは、またね。