ブルネイ航空の乗り心地 マレーシアうたた旅 2024.3.13-18 1日目① 成田🛫ブルネイ経由🛫KLIA🚆KLSentral🚝Bukit Bintang👣Verdant Hill Hotel

2024年3月13日(水)成田🛫バンダリスリブガワン🛫クアラルンプール/KLIA🚆KLSentral🚝Bukit Bintang👣Verdant Hill Hotel

 

コロナ明け海外旅行の第三弾はマレーシアである。

現在は共に母親となっている二人の娘を含めた4人家族で

クアラルンプール⇒マラッカ⇒シンガポールと南下するツアーに参加して以来

実に三十数年ぶりの再訪となる。

ボルネオ島(コタキナバル)は7~8年前に訪れた。

 

なぜマレーシアなのか?

決まった経緯は、単なる消去法にすぎない。

まず、円安+現地物価高でアメリカ・オセアニア・ヨーロッパは除外。 

唯一割安なトルコも、往復航空運賃が最低14~5万のため今回は見送った。

結局、選択可能な地域は東&東南アジアに絞られる。

とはいえインドシナ半島でイチオシのラオスは昨年秋に訪れたばかり

一番気軽に行ける台湾も昨年末に訪問済みだ。

そんなわけで、残るアジアエリアで比較的滞在費が安く上がる国を探してみた結果

ブルネイ経由のマレーシア6日間という選択肢が残った、だけのことである。

 

一年中蒸し暑い所は苦手だけど、高原にでも避難すれば快適に過ごせるだろう

・・そんな軽い気分で、往復航空券+ホテル4泊のツアーをポチッと申し込んでみた。

だが、しかし。

出発まで残すところ1ヵ月を切ったころ、ショッキングな知らせが。

マレーシア航空が格安のキャンペーンを始めたのだ。

それまで8万円以上だった往復運賃が、なんと5万円台という投げ売り状態に!

しかも念のため予約済みの日程をチェックすると、余裕で購入できたのだ。

もしもこのキャンペーンに乗っかって、航空券とホテルを別々に予約していれば

二人で4~5万円ほど安く上がっていたに違いない。

(直行便だから所要時間は最短、昼発&夕方着という理想のスケジュール)

 

ーーとはいえ、今回のツアー料金はとっくに全額支払い済み。

いわゆる「キャンセル不可商品」だから、変更したくてもできない。

くそー、もう少し待ってればよかったか~~~!

心のほぞを力の限り噛み潰しつつ、今回の旅に臨んだのである。

 

・・と、どれほど愚痴を並べても事実が変わるわけじゃない。

なにはともあれ、無事に行って帰ってこれただけでも、めでたしめでたし。

前置きはこのぐらいにして、いざ三十数年ぶりのマレーシアへGO!!

 

まずはいつものように朝イチの列車を乗り継ぎ、京成成田空港駅へ。

羽田空港に比べて快適とはいいがたいラウンジで時間を潰し

1145分発ロイヤルブルネイ航空BI-0696便でバンダリスリブガワンへと飛んだ。

人生初のロイヤルブルネイ航空。どんなことでも初体験はちょっとワクワクする。

快晴の空の下、成田空港上空をぐるっとひと回り。

こんなに成田空港をきっちり一望できたのは、初めてかもしれない。

九十九里浜から太平洋に出て、あとはひたすら南下を続ける。

国内線と違って飛行高度が高い。最大ズームでも富士山ははるか彼方に霞むばかり。

可も不可もない機内食。ちなみに厳格なイスラム国なのでアルコールの提供はなし。

音楽を聴きながら本を読み、ときどきうとうと。気が付けばフィリピン上空へ。

ここまで来ると空の青さが違う。地球の丸さも実感できる。

険しい山岳地帯もひとっとび。

ときおり厚く雲が張り、それを足掛かりに入道雲がにょきにょき伸びてくる。

成田出発から6時間余り。ボルネオ島西岸のブルネイ上空へ到達。

さすがは裕福な産油国。眼下に伸びるのは美しく整った住居ばかり。

定刻17時15分、ブルネイ国際空港に到着。

機内が混んでいなかったこともあり、なかなか快適な空の旅だった。

こぢんまりした空港内で、案内板に従って乗り換えゲートへと向かう。

ブルネイに入国する人は少なく、乗客の大半は他国に向かう便へと乗り継ぐ。

がらんとした待合スペース(搭乗口前)でクアラルンプール行きの便を待つ。

幸い乗り継ぎ時間は40分程度と短かく、この点は有難い。

かつてドバイやメキシコシティで6時間以上待たされたのは、本当にしんどかった。

バンダルスリブガワン空港1755発BI-0873でクアラルンプールへ。

成田発の便よりさらに機内はガラガラ

ロングフライトであれはば横になりたいところだが、予定飛行時間は2時間半

夜の8時半にはマレーシアに到着するはずだ

ブルネイ国際空港に別れを告げ、一路機体は西を目指す

窓の外には、少しずつ夕闇が迫ってくる

何度見てもこの時間帯は、窓の外の景色に心を奪われる

三日月と夕焼け。このフライトでも10枚以上写真を撮ってしまった

ほぼ定刻の現地時間20時40分頃、クアラルンプール国際空港に到着する

人気のない空港ビル内は慣れていないと迷子になりそう、出口を求めて右往左往。

途中で両替ブースに立ち寄り、現地通貨マレーシアリンギットを手に入れる

日本円は出さず、コロナ前のヨーロッパ旅行で残っていたユーロを全部使い切る

(全部といっても250ユーロ程度)

 

その後も試行錯誤を繰り返しながら、無事マレーシア入国を済ませ

メチャクチャ割高なKLIAエクスプレス(鉄道)に乗って

KLセントラル駅(クアラルンプール)へと移動。

※ここだけ通常の3~4倍の"外国人料金"、帰りは当然バス便に変更したよ

 

そこからモノレールに乗り換え、市内有数の繁華街「ブキッ・ビンタン」で降りた

※日本のSUICA的な「タッチ&ゴーカード」を手に入れようと各所を訪ね回るが、

 どこで聞いても「フィニッシュ」との答え。どうやら直前になって廃止したらしい。

 やむなくモノレールの運賃もトークンを購入&使用することに。

 そんなこんなで時間がかかり、ブキッ・ビンタン駅到着は夜10時近くだった。

 

右上にモノレールのブキッ・ビンタン駅。

ISETANのロゴが輝く下、多くの車が行きかっていた。

 

んで、下の写真が夜10時過ぎのブキッ・ビンタン

平日(水曜)の夜遅くだというのに、祭りのように若者たちでごった返している。

駅の階段を降りてすぐの交差点あたり、ほとんど渋谷や銀座と変わらぬ光景。

しかも子どもを含め、若い人たちでいっぱい。

 

この日泊まるホテルまでは、さらに歩いて15分ほどの場所に位置する。

まずはスーツケースなど重い荷物はホテルに預けたいところだが

そこまで往復するのは面倒だ。

なにより予想通りの蒸し暑さで、とにかく冷えたビールを飲みたい。

ホテルに行く前に食べてしまおう、と意見が一致。

人込みの中、地元で人気の屋台街を目指してスーツケースを転がすのだった。

 

ではでは、またね。