さらばエミレーツ ポルトガルふたり旅 2016.6.7-13 6・7日目 リスボン⇒ドバイ⇒成田

2016年6月12日(日) リスボン⇒ドバイ⇒成田

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           ありがとう、ポルトガル。また会う日まで・・

 

帰国便の出発時刻は、午後2時15分の予定。

とはいえ、2時間前までに空港に着く必要があるので

観光に充てる余裕など、なきに等しい。

むろん、明け方出発!などというムチャ振りよりはずっとマシだが。

 

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        お別れだと思うと、地下鉄のホームも名残惜しい

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         駅構内で見かけた壁画にも、Adeus(さようなら)!

 

てなわけで、この日は「飛行機に乗り遅れないこと」を最優先。

ブラジル人観光客に混じって朝食を手早く済ませ、9時前にホテルを後にした。

多少急いだのには、わけがある。

リスボン空港への乗り換え地となるオリエンテ駅至近に

巨大スーパー、ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターがあったからだ。

リスボン万博が行なわれた国際公園の入り口に位置する

3階建てのショッピング・センターは、"巨大"のひとこと。

有名ブランドショップから、ファッション、日用品、レストランなど何でも入っている

いわば「リスボンのララポート」だ。

しかし我らが目的地はそのうち、スーパーマーケットのみ。

今回、なかなか購入する機会がなかった実用的なお土産(ほとんどが食品)を

ここで一挙に揃えてしまう目論見だった。

 

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          さあ、ポルトガル最後の"お買い物"だ。

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                                こちらも、 キロ単位で売る「ヨーロッパ式」

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           エスカルゴは・・持ち帰れません

 

実際、広大なスーパーの店内は、予想以上だったと思う。

なかでも、魚売り場?にズラリと並んだ干しダラ(バカリャウ)は、壮観のひとこと。

ポルトガル人の"干しダラ愛"が、ストレートに伝わって来た。

さすがに帰国便で持ち帰るわけにはいかなかったので、見物だけで諦め

お菓子売り場で見つけたチョコレートやスイーツ、ナッツなどをまとめ買う。

 

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           これがウワサ?の「バカリャウ軍団」

 

当初からの荷物に、大きなショッピングバッグに詰めた土産物を加え

そのまま地下鉄に乗って空港駅まで移動。

いったいどこにいたのかと思うほど大勢の旅行客でごったがえす

チェックインカウンターに並び、搭乗手続きを済ませた。

この時、「できれば窓側に替えて欲しい」と帰国便の座席変更を願い出たが

カウンター内の男性職員は、確かめもせずに「満席だから無理」と受け付けない。

「だけどドバイ発成田行きの便なら、変更できるでしょ?」と食い下がっても

ニヤリと笑うだけで、まったく相手にせず。

ほんとかなぁ。単に面倒臭いだけじゃないの? 

――という疑惑が証明されたのは、半日後のことだった。

 

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  「満席」と断言されたチェックインカウンター。以来エミレーツから離れる。

 

幸い、その後「オンライン・チェックイン」で

事前に座席を選んで予約できるシステムが使えるようになったので

この手のトラブルは、ほぼ解消された。

ホント、10年前に比べると、海外旅行はメチャクチャ便利になったよなぁ。

 

ともあれ、出国手続などのもろもろは滞りなく進行。

エミレーツ航空EK192 

リスボン1415⇒0105(6/13)ドバイは、予定通り離陸した。

確かに少々混んでいたが、それでも2~3割ほどが空席。

満席には程遠かった。

 

夜中に到着し、なかなか進まぬ連絡バスの中でぐったり。

さらに巨大ターミナル間の地下鉄?で乗り換えるなど、あたふたしながらも

なんとか成田行きの便が出る搭乗口までたどりつく。

値段の安さに惹かれて、これまでも何度かエミレーツ航空を利用してきたけれど

そろそろ体力も落ちて来て、深夜&早朝の乗り継ぎがシンドクなってきた。

おそらく今後、ヨーロッパへの乗り継ぎに利用することは、ないんじゃないか。

・・などと、成田便を待ちながら寝不足の頭で考えていた。

(実際、それ以来、ドバイ乗り換えでヨーロッパに飛ぶを旅する頻度は激減している)

 

んで、2時間弱の乗り継ぎ時間を挟んで

エミレーツ航空EK318 ドバイ0250⇒1735成田も、予定通り離陸した。

確かに指定された座席(機体の真ん中あたり)は、ほぼ完全に満席。

相方ともども、左右どちらでもない中央部のシートでぎゅう詰めとなった。

なので、ササッと周りを見回しただけで

・・うーん、やっぱり空港職員の言う通りだったのか。_| ̄|○

と、諦めてしまったのが運のつき。

 

離陸後しばらく経ってから、念のためと思って後部座席を覗いてみると

――ほとんどガラガラ。

ただし、すでに窓側・中央部ともに

目ざとい他の乗客が一列まとめて独り占めしており

最後まで残っていた窓側3席の空きも、ウロウロしている間に

後から来た若い男にササッ!と座られてしまった。

え・・? なに、そこ空いてたの!?

たまたま反対側に居たので、空きがあったことに気づけなかったのだ。

泣く泣く芋を洗うような満席シートに戻へと戻り

相方ともども、じっと我慢の10時間を過ごすことに。

ケチ臭いと言われるだろうが、これこそがこの旅最大の無念だった。

 

それでもエミレーツの座席自体は、デルタなどに比べればかなり余裕があり

思ったほど窮屈な思いをせずに済んだのは、不幸中の幸い。

とりあえず、座席の中で体をずらして痛みを分散できたからね。

そんなわけで、半日近い空の旅を終え、成田空港に降り立ったときは

恐れていたほど疲労困憊してなかったことを、記しておく。

 

今回をもって、最近6年間に及んだ「海外旅行の覚書」は完了。

あとは、いつ訪れるか知れぬ〈再開のとき〉を待つのみ。

一日も早いパンデミックの鎮静化と

それまで気力・体力・財力が維持されていることを、願ってやまない。

 

ではでは、またね。