2017年1月3日(火) 成田⇒ローマ
これまで何度もイタリアには行ってるけど
その割に、ローマの鉄板観光地にはまともに訪れたことがなかったよね。
・・そんなやり取りから、今回の旅はなんとなく決まった。
もともとヨーロッパの南側が好きで
(比較的物価が安いというのが最大の理由かも・・)
特にスペインとイタリアには、すでにどちらも3~4回は訪れていた。
とはいえ、かれこれ30年以上前からの累積なので
子供たちが小さかったり、今ほど簡単に個人旅行ができる環境になかったため
「航空券+送迎+ホテル+各都市間の移動」が全部セットになった
旅行会社提供の《半自由旅行》に参加してばかりいた。
おかげで、「イタリア旅行」といえば
いつも似たようなルートと滞在都市を巡るパターンを繰り返していたのだ。
しかしイタリアの旅には、他とは違う特別な思い入れがあった
たとえば上の娘だが、中学を卒業した春、この定番ルートを一緒に巡った。
(ただし、ローマ~フィレンツェ間は旅行会社が用意したバスで移動。
この時の体験か強烈だったらしく、大学卒業後、旅行代理店に就職してしまう。
――けっこう、人生に深く関わっていたりするのだ。
とにもかくにも、ようやくこの頃からスマホを使うようになり
旅行会社が用意したルートでは飽き足らなくなってきた我らにとって
イタリアの首都・ローマとそれ以南の地域は
《好き勝手に歩きまわってみたい都市nNo.1》だったのである。
そんなこんなで、2017年の年明け早々。
箱根駅伝の往路を走り始めた大学生ランナーたちをあとに
朝8時半ごろ自宅を出発。
最安値の田園都市線-半蔵門線-京成電鉄ルートで、昼前には成田空港へ。
第1ターミナル北ウイングのアリタリア航空カウンターでチェックインを済ませる。
あとは、お決まりの「円⇒ユーロ」への両替を経て
入国審査後に書店でガイドブックを購入(消費税免除)した。
おりしも出発ゲート前のテレビで箱根駅伝のゴールシーンが放送された直後
搭乗手続きがスタート。
三色の尾翼が目印の、アリタリア空港AZ785便に乗り込む。
そこそこおいしい機内食と、ちょっと狭めの座席で精一杯リラックスしつつ
(ウェブチェックインで最後尾近くの窓側2席を予約済み)
およそ12時間?の長旅を楽しむ。
成田1410⇒1900(1/3)ローマ
長い長い昼間を乗り越え、同日夜のローマ・フィウミチーノ空港に到着。
入国手続き&手荷物受取りを無事済ませ、空港ターミナルT3の外へ。
ちなみに今回の旅は、航空券(成田⇔ローマ往復)+ホテル(5泊)のみ。
ホテルへの移動も、自力で行なう必要があったのだ。
事前に「歩き方」で調べた情報に従い、バス停前にある切符売り場で
行き先と発車時間を確認。
テルミニ駅行きの往復チケットを購入する。(7日後また戻ってくるので)
✖✖分後、各国からの旅行者を載せ、バスは出発。
たしか30分ぐらいで、テルミニ駅西側の終点に到着した。
幸い、予約したホテルはここから歩いて数分の近場にあるはず。
ふたりとも、愛用の小型スーツケースを転がし
各地からの観光客や各地へ向かう観光客でごったがえすテルミニ駅を
西側→正面→東側へと、ホテル目指して時計回りに歩いていく。
それにしても、思ったよりも寒い。
東京より温暖なイメージを抱いていたが、冬の冷え込みはどっこいどっこいだ。
「歩き方」の地図を片手に、薄暗い駅前通りから、さらに暗い脇道へ。
(当時はまだグーグルマップを使いこなせていなかった)
ほんとにこっちでいいのかな? と、不安を感じ始めたころ
ようやく、ポツンと輝くホテルの灯りが見えてきた。
HOTEL MILANIは、4~5階建ての小ぶりな宿。
バウチャーを提示し、パスポートを預けてサインすれば、チェックイン完了。
部屋はちょい狭めだけど、交通の便を考えれば充分すぎるほど。
ここで時計を見ると、22時すこし前。まだレストランが開いているぞ!
急いで支度をし、強まってきた北風(寒い!)に首をすくめながら
明かりの落ちたローマ市内を北西方向へ。
目指すレストランの名は、「モンテ・アルチ」。
ホテルに近く、23時30分まで店を開けていることを、調べておいたのだ。
と、その途中。
まだ明るいスーパーマーケットを発見。閉店10分前だった。
.ラッキー!とばかり、ミネラルウォーターを購入する。
だいぶ重くなった手荷物をぶらさげ、無事「モンテ・アルテ」にも到着。
平日の22時過ぎという遅い時間?だったためか、客席はガラガラ。
それでも久しぶりの〈本場イタ飯〉に期待を膨らませ
野菜サラダ、トマトピザ、赤ワインなどベーシックな定番メニューをいただく。
新鮮で濃厚な野菜サラダと、さすがに旨いピザ。
・・でも、感激するほどではなかった。
舌が肥えたのか、はたまた味覚が鈍ってきてしまったのか。
ともあれ、まずは無事到着できたことに感謝したい。
さて、明日はローマ市内を歩き倒すぞ!
ではでは、またね。