バンブーエアウェイズでハノイ&ラオス国営航空のプロペラ機でルアンパバーンへ ラオスうたた旅 2023.9.27-10.5 1日目 成田空港✈ハノイ・ノイバイ空港🛫 ラオス・ルアンパパーン空港🚐サイナムカン・リバー・ビュー 

2023年9月27日(水) 成田空港✈ハノイ・ノイバイ空港🛫 ラオス・ルアンパパーン空港🚐サイナムカン・リバー・ビュー 

ハノイルアンパバーン行きは74人乗りプロペラ機。なんだか懐かしい。

 

成田からハノイまでは、今回初めてバンブーエアウェィズを利用した。

理由は単純にベトナム航空よりも安かったから。

それでもLCCじゃないので機内預け荷物は25㌔まで無料、食事も付いている。

ただ安いだけに、利用者の大部分はベトナム人とのこと。

搭乗に際しての情報も少なかったので

念のため少しでも早く成田空港に到着しようと

始発電車に乗り込み、渋谷から成田エクスプレスを利用する最短コースを利用。

離陸時間である1015発より3時間近く早い7時20分頃

成田空港第二ターミナル内に設けられたチェックインカウンターに到着した。

すると、すでにそこには大量の荷物をカートに載せた搭乗者の行列が。

実は、この航空会社(成田-ハノイ便だけ?)は事前のウェブチェックインが不可。

発券も座席指定も、すべて当日カウンターで済ますシステムなのだ。

 

最初は長蛇の列と思ったが人の数より荷物の方が多く、30分程度で手続き完了。

カウンターの応対もフレンドリー。座席指定も窓側✖2という身勝手を許してくれた。

 

あとは、いつものように空港ラウンジで時間つぶし。

9時50分頃には機内に入り、窓側シートで離陸を待った。

三年半ぶりの海外とあって、この時点から早くも興奮気味だった。

10時20分ごろ、タキシング開始。

見慣れたはずの九十九里海岸が、なんだか新鮮に見えた。

機内食(味はフツー)とビールをいただき居眠りするうち、早くも博多上空へ。

志賀島が眼下にくっきり。国境越えまであとわずか。

およそ3.5時間後。ハッと目覚めると、すでにハノイ市内の上空。

気持ち的には"あっという間"に、ハノイ・ノイバイ空港へと降り立った。

 

ぎゅうぎゅう詰めの連絡バスでターミナルビルへ。

普通の乗り継ぎならここでベトナム入国組とトランジット組に分かれるところだが

この国の場合、全員強制的に一時入国の手続きをとらされる。

(それを忘れており、荷物もピックアップせずに入国していいのか!?と焦ったものの

ガイドブックを手にした日本人旅行客に教えて貰い、安心して入国カウンターに並ぶ)

 

ともあれ無事入国手続きを済ませ、スーツケースも回収。

乗り継ぐ予定のルアンパパーン行き飛行機は、夜の19時過ぎ出発。

この時点で2時半前ということは、5時間半ほど時間を潰さなければならない。

とりあえず小腹も空いたし、小休止をかねてターミナル内のレストランへ。

実に5年ぶりとなる"ハノイのフォー"をいただくことに。

どこか懐かしい出汁の味が、疲れたお腹に滲みわたる。

相方はパイナップルジュースも注文。前回の旅行で余っていたドンが役に立った。

 

一時間余りここで潰し、早いとこチェックインしようと

出発3時間前を待ってラオス航空カウンターへ。

「WindowSide Each One」と訴え、無事窓側席×2を確保した。

 

チェックインを済ませ再度ターミナル内へ。出発便が少ないのかフロアはガラガラ。

滑走路脇の工事現場などを眺めつつ、ぼーっと時間を過ごす。

 

あたりが夕闇に包まれはじめた午後6時半(現地時間)。

白と青に染め分けられた小さな機体が、滑走路に降り立った。

1時間ほど前、ルアンパバーンを飛び立ったラオス航空のプロペラ機だ。

これが折り返して、ハノイルアンパバーン行きとなる。

およそ20分後、搭乗口からバスに乗り込み、タラップを降ろした機体のそばへ。

 

なぜか搭乗口は後方のみ。乗客は暗がりの中、ぞろぞろ乗り込んでゆく。

尾翼を飾るはラオスの国花「プルメリア」。旅の間、幾度も目にする。

 

機内のシートは、2席+2席の列が18(+2席)と超コンパクト。

搭乗前から気付いていたけど、ほとんどが外人(ヨーロッパ系の白人)ばかり。

知る限り、我々以外の日本人は一人(80歳近い女性)だけ。

完全に"欧米人(ヨーロッパ系)のためのリゾート地"なのだなぁ、と痛感する。

 

ともあれ、軽快なプロペラ音と共にラオス国営航空QV314便は飛び立った。

ジェット機と違い、終始低空飛行を続けてくれるので、窓の景色はなかなかのもの。

(窓ガラスが曇り気味のため、写真に残す気にはなれないが)

しかも1時間少々の飛行時間ながら、国際便なのでしっかり食事付きだった。

スカイブルーの紙箱を手渡された。この中に、軽食が入っていた。

開けてみたら、サンドイッチと韓国製らしき煎餅が。お世辞抜きで旨かった。

(少なくともバンブーエアウェィズの機内食より美味)

 

定刻20時20分、ルアンパパーン到着。ボケポケの窓ガラスごしに外を撮る。

またも後部出口から降りると、寺院のようなルアンパバーン空港のターミナルビルが。

なぜ前方の搭乗口を使わないのか? 気になったので確かめてみると・・

機首側のドアは荷物専用らしい。にしてもこの機体、乗り心地最高だった。

そのまま歩いてターミナルビルへ。帰りにまた、お世話になるよ~。

 

前もって予想してたけど、空港内の外貨両替所にはシャッターが閉まっていた。

しかたない、ラオスキープへの両替は明日にするか。

幸い、前回(5年前)の旅行で残したラオスキープが少々手元にあるし

ラオスではほとんどの店で米ドルが使えるから、そちらの用意は万全だった。

 

いっぽう、建物を出たところにあるプリペイドシムカード屋は営業中だったので

10日間で11ギガのカードを申し込んだ(なんと3ドル!)のだが

接続手続きに戸惑ったあげく、「つながらない」と突き返されてしまった。

こちらも明日、市内で再チャレンジしてみよう。

 

結局、二人まで同一料金という乗り合いタクシーを利用して

15分ほど離れた旧市街にあるホテルまで送ってもらった。

ちなみに料金は5ドル・・・だったような。

 

今回、前後2晩ずつの計4泊したホテル。サイナムカン・リバー・ビュー。

建物自体が昔のものを利用しており、世界遺産の一部とのこと。

さすがに水回りは古くシャワーのお湯もぬるめだったが、居心地はとてもよかった。

 

予定では、この後遅くまでやっている店に入って何か食べようかと思っていたが

さすがに朝4時起き&終日移動の疲れから、どこにも行く気になれなかった。

幸い、ラオス国営航空で出された軽食のおかげで空腹に悩むこともなく

そのままぬるいシャワーを浴びてバタンキューと相成った。

 

そうそう、現地の気候はむわっとした感じ。

ちょうど少し前の猛暑続きだった日本と同じ程度か。

予想通り天候もイマイチで、頭上は厚い雲に覆われており

ときおりパラパラと雨がふってきた。

まだ乾季に入っておらず、雨模様は覚悟してきたものの

せっかく青い空と白い雲が期待できるルアンパバーンまでやって来たのだ。

少しでも晴れ間に恵まれるようにと、この時ばかりは神頼み。

 

ともあれ、何事もなくホテルまでたどりつくことができた。

このあと10月5日までの8日間、いったいどんな体験をさせてもらえるのか。

ヘトヘトではあったけれど、それ以上の期待と興奮を包まれていた。

 

ではでは、またね。