海外初日は"順応タイム" ラオスうたた旅 2023.9.27-10.5 2日目/ルアンパパーン➀ サイナムカン・リバー・ビュー(朝食)👣ルアンパバーン旧市街散策

 2023年9月28日(木) 

サイナムカン・リバー・ビュー/朝食👣ルアンパバーン旧市街散策

 

朝4時、大きな鐘の音で目が覚める。

ルアンパバーンの各寺院で、一日の勤行が始まった。

僧侶たちの朝は早い。

およそ2時間後の夜明け間近、彼らは街に繰り出し托鉢を行なう。

少なからぬ観光客も、それを見物しようと、負けじと早起きすることだろう。

しかし、我らは再びベッドの中へと潜り込む。

 

海外で過ごす初日は、極力予定を入れず"順応"に努めると決めているから。

(昨日は移動だけで終わったので滞在日数にはカウントしない)

欲張ってあれこれスケジューリングしたところで、頭も身体も慣れてないため

ロクな結果にならなかったという苦い経験が、山ほどあったのだ。

スタートは、じっくりゆっくりスローペースで。

これ、海外旅行の鉄則。

 

てなわけで、托鉢終了後の7時過ぎに起床。

ホテルの建物は古いが、部屋の寝心地はなかなか。

外の騒音も、それほど気にならなかった。

最初の2晩を過ごした部屋。窓の外には、メコン川の支流が一望できる。

ちなみに料金はツイン2泊朝食付きで7000円。高くない。

窓の外はこんな感じ。あいにくの曇り空で気温は25度。かなり蒸し暑く感じる。

支度を済ませ、朝7時半の朝食開始に合わせて廊下に出る。

一階のロビーに降り、レセプションの若者に挨拶。

いくつか並ぶテーブルの先、ラッキーにも唯一のテラス席が空いている。

迷わず、そこを占拠した。

こちらがテラス席からの眺め。ちょっと賑やかだけど、風が気持ちいい。

 

ちなみにホテルの朝食は、「ラオス式」「中華」「西洋式」の3種類。

前の夜までにリクエストしておくスタイルだ。

まずは、共通メニューの「フルーツ」「ジュース」「コーヒーor紅茶」が到着。

さすがにフルーツはどれも新鮮で、食べ応え十分。

当方が選んだ「ラオススタイル」は、ベトナムバインミーに似たバゲットサンド。

香草やシラタキ?がたくさん入っており、とってもヘルシー。

バゲットも美味しく満足できたが、半分だけで腹八分目になってしまった。

ちなみに相方が希望した「中華」は、油条付きの本格的な中華粥。

こちらもなかなかの味だったとのこと。

明日は、これにしてみようかな。

 

目の前を行き交う歩行者・バイク・トゥクトゥクなどを眺めながら

およそ1時間ほどかけ、ゆっくりのんびり朝ご飯をいただいた。

立ち去りがてら、路上に出てホテルにデジカメを向ける。

ホテルの正面入り口。名札の上に載った鉢植えの右側にテラス席がある。

ホテルの全体図。2階左から3&4番目の窓が、最初の2晩を過ごした部屋。

 

さて、〈初日に予定は入れない〉と偉ぶってみたけれど

最低限、明日出発するラオス北部旅行(3泊4日)の足は確保する必要があった。

ホテルに頼めばすぐ手配してくれる(手数料は取られるが)というので

朝食後、レセプションの若者に

「明日朝ノーンキャウに行きたいが、ホテルからのピックアップ込みで頼めるか?」

と申し出ると、打てば響くように手配してくれた・・・

のだが、最後の支払いでつまずいてしまう。

米ドルではなくラオスキープで払ってもらたい、というのだ。

こちらもそうしたいのは山々だが、昨夜の到着が夜だったので両替できなかったのだ。

今から両替してくるので、予約だけでも入れておいてほしい。と希望を告げると

OK。手配しておきますから、夕方までに支払いを済ませてください。との答え。

ひとまずホッと一息。

 

ならば散歩がてら、「両替」と「プリペイドSIMカード購入」を済ませてしまおう。

これだけの世界的な観光地だ、両替所はそこいらじゅうにあるはずだ。

いったん部屋に戻り最低限の荷物を整え、旧市街へと繰り出した。

およそ5年ぶりのサッカリン通り。ほとんど変化は見られない。

久方ぶりの海外だけに、こんなフツーのよろず屋にもジーンときてしまう。

相変わらず? いたるところに寺院・寺院・また寺院。

托鉢を終えた少年僧の姿もちらほら。

 

しかし、どこまで目抜き通りを歩いても

いっこうに「Foreign exchange」の看板を掲げた店が見当たらない。

おっかしいなー、と首をひねりつつ

フランスパンの形をした旧市街をぐるり半周したあたりで

ようやく、謎が解けた。

腕時計で時刻を確認すると、朝の9時になったかならないか。

そう、みなさん営業時間前だったのだ。

 

常識的に考えれば、この手の店が営業を始めるのは10時以降ってところか。

となれば、およそ1時間ほど、どこかで時間を潰さなければならない。

折よく右手にメコン川が流れているし、眺めのいいカフェでお茶することも考えたけど

つい先ほど大量の朝食を頑張って腹に詰め込んだばかり。

とうてい、そんな気分にはなれなかった。

 

どうしよっかなーー、と思いめぐらしていると

ひとりの小太りおじさんが「ボートクルーズ、ワンアワー?」と声をかけてきた。

そうか。その手があった。

いつもなら声を掛けられてもスルーするところだけど

今回はたまたま「1時間の暇潰し」という条件がピタリと合致した。

蒸し暑い中をうろつき回って、いささか疲れてきたところだし

一休みを兼ねてメコン川クルーズを楽しんでみてもいいんじゃないかな。

 

気がつけば「USダラーOK?」「ハウマッチ?」と

つたない英会話を駆使して、値段交渉に突入していたのだった。

 

ではでは、またね。