マレーシア(3月)広島&尾道(4月)と
出たとこ勝負の旅レポートは未整理のまま溜まるぱかり。
せめて月末恒例の読書録ぐらいはスケジュール通り続けていきたい。
さっそく、今月読了した本(小説・それ以外・コミック)を並べてみよう。
ーーなどと、偉そうに切り出したものの
小説&それ以外は、わずかに11冊。
コミックスも、ほぼ既読シリーズが2本のみという惨状だった。
2024.4
★※『ビブリア古書堂の事件手帖②③』三上延
★★『ビブリア古書堂の事件手帖④⑤⑥⑦』三上延
★★『雑草の話』田中修 ★『のっけから失礼します』 三浦しをん
★『大西洋漂流76日間』スティーヴン・キャラハン
〔コミックス〕
★『黄泉のツガイ』①-⑥[⑤⑥のみ初読] 荒川弘
結果、3月の《いちばん揺さぶられた本》は
【小説】①『ビブリア古書堂の事件手帖④⑤⑥⑦』三上延
※1番もなにも、今月中に読み終えた小説は本シリーズのみ
無選挙投票でトップに立った候補者のようなものだ。
ただ、前回(5~6年前)は3巻で中断した"ビブリオ古書堂シリーズ"を
第一巻から改めて読み通したことで得られた充実感は
読む前に抱いた期待より遥かに大きかった。
なので、あえて言わずもがなの第一席に据えることとした。
いささか甘酸っぱ過ぎるプラトニックな恋模様には読みつつ赤面したものの
複雑に絡み合う人間関係、3世代を自在に行きかうタイムワープ感覚など
久しぶりに"この先どうなる!?"のドキドキハラハラを満喫した。
続編の扉子シリーズも入手済みだが、それは後のお楽しみにとっておこう。
ちなみに我が「サイコロ読書法」によると
次の山(小説)は文庫本だと全6巻となる「1Q84」by村上春樹。
まだ読んでなかったのかーい! と石つぶてが飛びそうな超名作なのだが
年間500冊読破を豪語してても、実情はそんなもの。
とにもかくにも、読みたい本が多すぎるのだ~。
【小説以外】①『見果てぬ花』浅田次郎
※どのページを開いても、旅仲間ならではの感動と共感が湧き上がる。
先月も同じようなことを書いたけど
"角田本"とトップを競うほどシンクロ率の高いエッセイ集なのだ。
困るのは、この手の本を読むたびに
「あ~~早く次の旅に出たいっ!」と強烈な禁断症状に襲われること。
幸い、5月末には北海道(女満別)が控えている。
それまで、じっと我慢の子でいるのだぞ。
①『雑草の話』田中修
※元来、野鳥・昆虫・植物など、屋外で見かける生き物に関心が強く。
見かけるたびに、この手の本を入手してしまうのだが
本書に関しては、予想外の大当たり。
どーせよくある"植物図鑑に毛の生えたような本"だろうと
ろくに期待せず読み始めたのだが・・・
あまり知られていない意外(重大)なこぼれ話が
次から次へと出てくるのだから、たまらない。
近年やたら大袈裟なタイトルの動植物本が幅を利かせているけど
本書のほうが、ずっとショッキング&スリリングな内容だと思うよ。
【コミック】①『ヴィンランド・サガ』①-㉗〔㉖㉗のみ初読]幸村誠
※最初の10巻あたりまでは、すでに十回以上読み返していたから
"いいかげん飽きてきたかな~~"なんて心配したけど
そんな不安など軽く吹き飛ばす圧巻のストーリーテリング。
またまた同じシーンで胸が熱くなり、目がうるうるしてしまった。
やっぱ、面白いものは何度読んでも面白いんだよな~。
ーーとかなんとか絶賛しつつも、最新の「植民編」はやや足踏みぎみ。
スリリングなアクション&バトル場面が影を潜め
「我慢」や「説得」がベースになるのだから仕方ないのだが
こうもしんどさばかりが前面に出てくると
"漫画を楽しむ"心境になりきれないのが、いささか哀しい。
植民側が持ち込む「疫病危機」もしっかり描く必要はあるだろうが
無責任な一読者の夢想を述べさせていただくと
トルケルの息子(娘)の覚醒?!とかを期待したくなるのだ。
先月、ここで触れていた「台湾旅行のスケジューリング」だが。
大枚はたいてキャンセル不可の高原ホテルを予約した直後、台湾東部で大地震が発生。
日程に組み込んでいた「宜蘭⇒梨山」を4時間半で結ぶバス便も
いつになったら再開するのか分からない。
とりあえず、台中方面からアプローチするバス便は走っているので
直前まで待ってダメなら、無理矢理にでも"反時計回り"で梨山に入るしかない。
どーにも頭の痛くなる状況だが
エアーもホテルの大半も支払い済みのキャンセル不可。
ここは腹をくくって、「なんとかなれー!(BYハチワレ)」とモップを構えたい。
ではでは、またね。