Mossy Forest Discovery-Half Day Tour-体験記 "コケの王国"Mossy Forest マレーシアうたた旅 2024.3.13-18 4日目③ Tea Plantation🚙Mossy Forest

2024年3月16日(土)Highlanders Garden Guesthouse👣G.U.Stall👣Guesthouse🚙Tea Plantation🚙Mossy Forest

見渡す限り苔、苔、苔!!!! キャメロンハイランドに来たらMossy Forestに行こう!

 

最初に立ち寄った茶畑の数倍、百人近い観光客がたむろする広場から

料金所&ゲートをくぐってMossy Forestの中へ入ってゆく。

※ツアーのパンフには「入場料含む」とあったが、しっかり別料金を徴収された。

 といっても大した金額ではなかったけど(1人10MR≒300円ほど?)

 

入口からずっと先まで木道&木の階段が続いている。

尾瀬などと同様、この固定されたコースを歩いて巡る方式らしい。

それにしても、あちこちの木々が茶色い粉を被ったようなたたずまいだ。

おそらくあれのすべてが、苔なのだろう。

見学コースは急登から始まる。梢を覆う苔たちがおいでおいでをしているようだ。

苔より先に目に留まったのは、ロボットの指みたいなへんてこな実?枝?

沖縄(大宜味)の芭蕉布を思い出させる長大幅広の葉も茂っている。

ところどころに図解入りの解説パネルが立っている。"すべてはここから始まる"?

案内図に誘われるように、ふと頭上を見上げると・・

おお、見事に苔をまとった樹冠が。なんだかヤドリギみたいだ。

梢だけでなく太い幹にもふかふか(っぽい)苔がびっしり。

ーーーなんだか、ナウシカの「腐海」に迷い込んだ気分だ。

毎日発生する霧が大量の苔を育てているのだろう。そのからくりが図解してあった。

さらに深い森の中へ、木道はずんずん伸びていく。

注意深く目を凝らすと、ひっそりと咲く高山植物っぽい花々も。

しばらく進むと、木々の向こうに連なる峰々が見えてきた。

運転中にドライバーが何度も指さしていた高峰グヌン・プリンチャンだろうか。

 

 

 

再び急な木の階段を登り、展望台に到着。

天気はいいけど湿度が高いので、遠景はぼーっともやっている。

それでも日差しを浴びて、梢の緑は元気いっぱい。

ここぞとばかり、色とりどりの花もほころぶ。

展望台をぐるっと囲むように遊歩道が続いていた。

この頃から、少しずつ行き交う人の姿が多くなっていく。

途中のパネルにウツボカズラの絵を発見。

この森に生えているなら、ぜひともご対面したいものだ。

そう思ってあたりを探すが、残念ながら発見できず。

代わりに見つけたのがこちらの花。ウツボカズラとは似ても似つかぬ可憐さだった。

さらに先へと進んでいくが、時間が経つにつれどんどん道が混んでくる。

朝早く出発したのは、この混雑を避ける目的もあったのだろう。

「素晴らしい森の天蓋」と題された図解パネル。

言われる?ままに見上げると・・・

南洋の海中で見かけるサンゴのような、見事な"枝ぶり"の木々。

いっぽう足元を見下ろせば、先ほど遭遇した可憐な花の"紫バージョン"が。

注意深く観察すればするほど、その数だけの出会いと発見がある。

事情さえ許せば一日中歩き回りたくなる、Mossy Forestの底知れぬ魅力。

 

しかし残念ながら、今回はタイムリミット付きのツアー参加。

刻々と集合時間が近づいてくる(それでも90分ほど散策できたろうか)

戻る途中で見かけた"脇道"ーーああ、あっちの方にも行ってみたかった。

往路では見過ごしていた、Mossy Forestを代表する植物を描いたパネル。

熱望していたウツボカズラには、結局出会えなかった。

「YOU, A FOREST DETECTIVE!」の煽り文句が、耳に痛いぜ。

せめてもの慰めにと、Mossy Forestの奇観をめいっぱい撮りまくる。

花かツボミかはたまた果実か、いずれにせよこの色合いは秀逸。

毛深い緑(+紅)の新芽にも、愛おしさを抱いてしまう。

「森がたどった歴史」を描いたパネル。先史時代から脈々と続くタイムライン。

出口の少し前で頭上の雲(霧)が晴れ、強烈な南国の陽射しが落ちてきた。

木々に取り付いた苔の緑が、一気に光を放つ。

ああ、もっともっと、色々な苔や植物を探して回りたかったなぁ。。。

観光客でごったがえす入口直後の木道(階段)に戻ったのは、お昼前のことだった。

ガイドブック(『地球の歩き方』)には一言も記されていないMossy Forestだけど

このスポットだけは、また訪れてみたいと強く思った。

もし可能だったら、近くの森で一泊したいなぁ。

 

ではでは、またね。