Mossy Forest Discovery-Half Day Tour- 特産品は 紅茶と苺 マレーシアうたた旅 2024.3.13-18 4日目④ Mossy Forest🚙BOH Tea Plantation & Factory🚙Strawberry Farm🚙Guesthouse

2024年3月16日(土)

Highlanders Garden Guesthouse👣G.U.Stall👣Guesthouse🚙Tea Plantation🚙Mossy Forest🚙BOH Tea Plantation & Factory🚙Strawberry Farm🚙 Guesthouse

茶畑斜面に張り出した建物がSungai Palas Tea Garden(BOH)のカフェテラス

キャメロン・ハイランドで(たぶん)最もメジャーな観光スポットだ

 

大満足のMossy Forest 散策を終え、またまた赤い四駆で出発。

登ってきた道をずんずん降りてゆく。

苔むす森林の中を縫ってゆく帰り途、数時間前とは景色が違って見える。

ほどなく木々が姿を消し、青空の下に茶畑の絨毯が敷き詰められてゆく。

 

何度見てもいい景色だなあ~~とマナコに焼き付けていると

茶畑の合間にたたずむオシャレな建物の近くにツアー車は停まった。

BOH Tea Plantation & Factory、マレーシア最大のメーカーボー・ティーの紅茶農園だ。

斜面の上にある土産物屋&ティーラウンジの入口。

ツアーで必ず立ち寄る観光客向けの商業施設、と言えばイメージしやすいだろう。

館内の一角に、代表的なミックスティー3種類を試飲できる屋台があった。

大勢の観光客に交じって、さっそく味見することに。

・・喉が渇いていたせいもあってか、どれもなかなか美味しかった。

売店で調べると思ったよりも手頃な価格だったので、相方の"購入スイッチ"がオンに。

レモンやピーチフレーバーのアイスハーブティーを、大袋3~4包分買い求めた。

※当方がコーヒー党でもっぱら相方が愛飲。5月22日現在も1.5袋分ほど残っている。

ティーラウンジから見下ろす茶畑の丘。

最初に買ってしまうと荷物になるので、とりあえずあたりを散歩することに。

まずは斜面を斜めに横切る遊歩道を、他の観光客の背中を見ながら降りてゆく。

振り返れば、茶畑上空に張り出したティーラウンジが。

確かに眺めはよかったけど、混雑がハンバなかったので飲食はパス。

Mossy Forestの"興奮"が続いているのか、気がつけば草花を探していた。

おそらくランの仲間か、日本では珍しい南国の花を何枚も撮ってしまう。

実(ツボミ?)のつるっとした印象と、うぶ毛のようなツブツブに目を奪われる。

茶葉工場へと続くメインルートを離れ、誰もいない脇道へ。

50mも歩けば、風にそよぐ葉ずれ、虫の声、鳥のさえずりetc.・・・

あたり一面が自然の音に満たされる。

こんなところにも苔の群生が!

せっかくなので、茶畑に入って記念撮影?も。

静かな時は、あっという間に過ぎてゆく。

集合時間(紅茶購入時間も)を気につつ、来た道を戻る。

最初の踊り場から急に混雑が始まる。

ここまで下りて写真を撮って、すぐ戻る人が多いのだろう。

ちなみにこのあたりで、キャメロン・ハイランド唯一の"日本語会話"を耳にする。

小学生ぐらいの女の子を連れたファミリーだったが

海外旅行といったハイテンションとは無縁で、現地赴任中の社用族と思える。

ともあれ、中国・韓国語はあちこちで飛び交っていたけど

びっくりするぐらい日本人の姿を見かけなかった。

ーーーこんなに過ごしやすくて見どころの多い観光スポットなのになぁ。

ティーラウンジ&ショップに近づくと、遊歩道周辺の色どりが一気に華やぐ。

しかしこの紫花のオシベ?、ちょっと不穏な気配を感じるぞ。

 

その後、当初の予定通りアイスハーブティーをまとめ買い。

大きな買い物袋を抱え車に戻り、後は一気に最後の立ち寄りスポットへ。

さらば Tea Plantation 、イギリス統治時代から続く紅茶栽培地よ。

 

でもって、残り一枠のスポットStrawberry Farm。

ここはもう、完全に観光用の商業施設だった。

日本でもおなじみのイチゴ食べ放題コーナー(ビニールハウス)とか

1バックいくらの即売所など、要するにイチゴ関連商品のオンパレード。

値段も決して安くなく、日本とほとんど変わらない。

ま、それくらいイチゴはマレーシアでも高級フルーツなのだなぁと実感した。

 

なので、いつもだったら何も買わずに出るところだったけど・・

ここまで各所で親切に案内してくれた四駆の運転手が

Strawberry Farmに入るなり、突然カウンターの中に入って苺をパック詰めしたり

店員に向かって何やら偉そうに指図し始めた。

――最初会ったときから"妙に貫禄のあるオジサンだなぁ"だと思っていたけど

ツアーのドライバーは単なるアルバイトで

何を隠そうStrawberry Farmの経営陣(オーナー?)だったじゃないか。

同じ商業施設でもBOHの時は、終始"我関せず"の姿勢だったし。

それがStrawberry Farmに入るなり、採りたて苺のバックを熱心に薦めてくる。

実際、この後バスでクアラルンプールまで移動するから持って帰れない、と告げると

心から残念そうな顔になった。

そんなドライバーの反応がなんだかかわいそうに思えたので

すぐ隣のファストフード風店舗を覗いてみると

ケーキなどの軽食類にはじまりパフェ・アイスクリーム・イチゴジュースと

苺を使ったメニューがズラリ勢ぞろい。

その中のフレッシュイチゴジュースをオーダーすることに。

ちなみに価格は1杯10MR≒320円程度。やはり日本と同程度か。

購入したイチゴジュースを手にすると、ようやくドライバーの顔がニコッとほころび

「ジュースにしたのか、それもうまいぞ」みたいな言葉をかけてくれた(たぶん)。

 

実際、今回の半日ツアー「Mossy Forest Discovery」のドライバーは

とても親切で気配りがきき、そのくせ余計な口出しはしない

我らにとっては理想的な案内人だった。

商売熱心だったのも、Strawberry Farm滞在中のみ。

 

予定通り午後1時半の少し前、ゲストハウスまで送り届けたあと

すぐに預けた荷物と一緒に宿を出ようとした我々に向かって

「バスステーションまで行くのか? どうせ戻るから乗ってかないか?」と

声をかけてくれたのだ。

すぐ近くでランチを食べるので歩いて行くと辞退したけど

とても料金を徴収するような雰囲気ではなかった。

やっぱり心に余裕がるある人は、まとう空気も違ってくるのだなぁ・・

なんて、改めて痛感する。

 

ともあれ、"骨折り損のくたびれ儲け"て終わりかねなかった

キャメロン・ハイランド2泊3日だったが

最終日午前中のツアー「Mossy Forest Discovery」に参加したおかげで

感動&充実の小旅行へと"大逆転"したことは、強調しておきたい。

 

ではでは、またね。