2024年3月16日(土)
Highlanders Garden Guesthouse👣G.U.Stall👣Guesthouse🚙Tea Plantation
一面茶畑が広がるTea Plantation、車を使わないとたどり着けない山間部にあった。
この日は2晩泊ったキャメロン・ハイランドを離れ
クアラルンプールに戻る予定を立てていた(翌17日帰国便に搭乗するため)
しかし到着後、11時発のバスを希望するも満席でチケットが取れず
やむなく15時発の便に変更したいきさつは、以前書いた。
だが、そのおかげで朝からの半日ツアーに参加できる状況となった。
価格も手ごろ(一人2000円弱)で、迷わず予約!
てなわけで、出発時刻の8時15分に遅れぬよう7時前に起床。
早朝から営業している近所のインド料理店へと向かった。
店の名は「G.U.Stall」インド料理の軽食を提供している。
ネットの評価はまずまず。空いているテーブルにつき、朝ご飯のセットを注文する。
小麦粉を練って焼いたチャパティっぽい主食とカレー2種のワンプレート
これに温かいジンジャーティーを合わせて、2人合計で5~600円?
特別おいしいと感激する味ではなかったけれど、典型的なインドの朝食。
30年以上前、ロケハンで訪れたカルカッタ郊外で食べた屋台メシを思い出した。
ゲストハウスに戻って荷造り&チェックアウトを済ませ、8時過ぎロビーで待機。
ほぼ時間通り、赤い四輪駆動車が玄関前にやってきた。
先に乗車していた20代?の白人カップルに挨拶し
運転席のすぐ後ろのシートに乗り込む。
その後も、ツアー参加者を乗せるべく2~3カ所ホテルや営業所に立ち寄るも
ドタキャンがあったりして、小さな子供連れの白人バックパッカー一家3人が加わり
総勢7名(ブラス運転手1名)の少人数で、ツアーはスタートする。
おかげで、ぎゅうぎゅつ詰めになることもなく
二人とものんびり車窓風景を楽しむことができたのはラッキーだった。
たぶんここがツアーを主催する店、途中で立ち寄り運転手が入っていった。
ちなみに今回利用したのは
「C S TRAVEL&TOURS」の「Mossy Forest Discovery」という名の半日ツアー。
朝8時15分出発、13時30分帰着で、以下の順で立ち寄った。
①Tea Plantation Overview
②Mossy Forest Gunung Brinchang &Jungle Trekking
③BOH Tea Plantation & Factory
④Strawberry Faam
これだけ回って大人1人RM50(1600~1700円)、かなりお得か。
※もっとも③と④は商業施設なので、実質的には茶畑と苔の森を訪ねるツアー。
前書きはこのくらいして、ツアーに戻ろう。
タナ・ラタ市街から北の山岳地帯を目指して四駆は走る。
第二の中心地ブリンチャン(ここもホテルがいっばい)もあっさり通り抜け
くねくね道を15分ばかり登り続けただろうか。
気が付けば、車窓の外には緑一色のなだらかな丘陵が広がっていた。
ひょっとして、これがキャメロン・ハイランド名物のTea Plantation (茶畑)か!
気付いた時には、車は大きな立て看板のそばに滑るように停車していた。
Tea Plantation ビューポイントに到着、左端の赤い四駆が今回乗せてもらった車。
9時過ぎながら、早くも数十名の先客が到着していた。
見上げれば、一面緑の茶畑。
見下ろせば、彼方までどこまでも続くこれまた一面の茶畑。
真っ先に立ち寄ったのは、朝のこの時間帯が一番きれいに見えるからだろう。
景色もいいが、なにより空気がうまい。ほのかな茶の香りがあたりに漂っている。
茶畑に分け入り、スマホやデジカメを向け合う観光客。当然わしらもその仲間。
団体ツアーの参加者なのだろう、半分くらいは中国語を話す人々だった。
確かにこの絶景を前にすると、誰もが"独り占めショット"を撮りたくなる。
"絵に描いたような美しさ"という言葉があるが
このかぐわしい空気を浴びていると、それ以上の喜びと感動がこみあげてくる。
初めて心の底から、"キャメロン・ハイランドに来てよかったな~"と思った。
逆に、もしこのツアーに参加していなかったら
「確かにキャメロン・ハイランドはいい所だったけど、期待したほどじゃなかったな」
で終わってしまうところだった。
バス満席でありがとう!ーーと、予定通りに運ばなかった運命に感謝したい。
参加した半日ツアーも、各ポイントで充分な自由時間をとってあり
"もうちょっと居たかったなぁ"と不満を抱くようなスケジュールではなかった。
ここの茶畑でも30分以上ほったらかしてくれ
その間、心ゆくまで、"天空の茶畑"を満喫したのだった。
ーーぶっちゃけ、この茶畑だけで充分"元は取れた"気分である。
さて、お次は本ツアーのハイライト、Mossy Forest。
いったいどんな「苔の森」が待っているのかな。
ではでは、またね。