遠すぎたトドワラ 道東うたた旅・春 2024.5.28-31 2日目② 開陽台/牛の保育園🚘野付半島ネイチャーセンター👣トドワラ?

2024年5月29日(水) 阿寒湖温泉🚘裏摩周展望台🚘開陽台/牛の保育園🚘野付半島ネイチャーセンター👣トドワラ?

寒風に負けトドワラへの道を途中で断念。震えながら正面の赤い建物まで引き返す。

 

青空が拡がるにつれ、気分がハイになっていくのがわかる。

夏山のような強い陽ざしを浴びつつ、開陽台からさらに東へ。

左にハンドルを切ると、地平線に向かって伸びる直線道路「ミルクロード」が現れる。

さらに左手には日本百名山のひとつ斜里岳の雄姿が。

30分も走ると野付半島を貫く道に入っていた。

午後1時過ぎ、野付半島ネイチャーセンターに到着。

白波の向こうには国後島がくっきり。予想していたよりもずっと近い。

ズームすれば、海岸沿いの家並みまで見て取れる。

ともあれ、別海リょウシくん(ゆるキャラ)が迎えるネイチャーセンター内へ。

今日はここでご当地名物・別海ジャンボホタテバーガーを食べるのだ!

 

ところが、館内にある食堂の入口には、「本日休業」の立て札が。

えっ・・グーグルマッフには水曜日も営業とあったのに!?

しかし現実に閉まっているのでは、いくら文句を言っても無駄だった。

泣く泣くお土産コーナーで三角牛乳を購入。

レンタカーに戻り、朝食の残りパンと期限切れ羊羹(!)で小腹を満たす。

 

でもって、せっかくここまで来たのだからと

ネイチャーセンターから延びる遊歩道を伝ってトドワラを目指すことに。

昨夜の雨が残した水たまりを除けつつ、遮るもののない平原を歩いてゆく。

風は強くて冷たいけれど、幸い天気は上々だ。

両脇の草地には、気の早い野生植物が彩りを見せていた。これはセンダイハギ。

こっちはハマエンドウ・・じゃなくてスミレっぽいか。

トドワラまでこちらのトラクターバスが運行している。

片道30分ぐらいなら、歩きでも全然大丈夫!と無視していたけど

ーーー片道だけでも乗ればよかった、と反省するはめに。

事実、ガイドブックには片道30分と書いてあったけれど

実際に歩いてみた感じだと、もっとずっとかかりそうな印象だった。

なにせ、歩いても歩いても景色がまったく変わらない。

おまけに、横殴りに吹きつける海風がメチャクチャ冷たい。

長袖シャツの上にダウンベスト、その上にウルトラライトダウンバーカー

さらに薄手のウィンドブレーカーと、持ってきた全衣類を着込んでも寒くてたまらん。

歩き始めて15分と少し、前を行く相方に「寒いから帰ろうか」と声を掛ける。

干潟で食べ物をあさるキタキツネ同様、トボトボ来た道を戻ってゆく。

同類だと思われるのが嫌なのだろう、突然背筋を伸ばして走り出した。

風はますます強く、冷たく身体を刺す。

一息つけるネイチャーセンターは、まだ遥か彼方だ。

こんなに寒いのに、野生の草花は元気いっぱい。

キタキツネも草地でのんびり。ホント、人間ってヤワだよなぁ。

さらば、トドワラ。

もう少し暖かい時期を選んで、必ず到達してみせるぞ。

ーーーそれにつけても、腹が減ったなぁ。

 

ではでは、またね。