2024年5月29日(水) 阿寒湖温泉🚘裏摩周展望台🚘開陽台/牛の保育園🚘野付半島ネイチャーセンター👣トドワラ?
寒風に負けトドワラへの道を途中で断念。震えながら正面の赤い建物まで引き返す。
青空が拡がるにつれ、気分がハイになっていくのがわかる。
夏山のような強い陽ざしを浴びつつ、開陽台からさらに東へ。
左にハンドルを切ると、地平線に向かって伸びる直線道路「ミルクロード」が現れる。
30分も走ると野付半島を貫く道に入っていた。
午後1時過ぎ、野付半島ネイチャーセンターに到着。
白波の向こうには国後島がくっきり。予想していたよりもずっと近い。
ズームすれば、海岸沿いの家並みまで見て取れる。
ともあれ、別海リょウシくん(ゆるキャラ)が迎えるネイチャーセンター内へ。
今日はここでご当地名物・別海ジャンボホタテバーガーを食べるのだ!
ところが、館内にある食堂の入口には、「本日休業」の立て札が。
えっ・・グーグルマッフには水曜日も営業とあったのに!?
しかし現実に閉まっているのでは、いくら文句を言っても無駄だった。
泣く泣くお土産コーナーで三角牛乳を購入。
レンタカーに戻り、朝食の残りパンと期限切れ羊羹(!)で小腹を満たす。
でもって、せっかくここまで来たのだからと
ネイチャーセンターから延びる遊歩道を伝ってトドワラを目指すことに。
昨夜の雨が残した水たまりを除けつつ、遮るもののない平原を歩いてゆく。
風は強くて冷たいけれど、幸い天気は上々だ。
両脇の草地には、気の早い野生植物が彩りを見せていた。これはセンダイハギ。
こっちはハマエンドウ・・じゃなくてスミレっぽいか。
トドワラまでこちらのトラクターバスが運行している。
片道30分ぐらいなら、歩きでも全然大丈夫!と無視していたけど
ーーー片道だけでも乗ればよかった、と反省するはめに。
事実、ガイドブックには片道30分と書いてあったけれど
実際に歩いてみた感じだと、もっとずっとかかりそうな印象だった。
なにせ、歩いても歩いても景色がまったく変わらない。
おまけに、横殴りに吹きつける海風がメチャクチャ冷たい。
長袖シャツの上にダウンベスト、その上にウルトラライトダウンバーカー
さらに薄手のウィンドブレーカーと、持ってきた全衣類を着込んでも寒くてたまらん。
歩き始めて15分と少し、前を行く相方に「寒いから帰ろうか」と声を掛ける。
干潟で食べ物をあさるキタキツネ同様、トボトボ来た道を戻ってゆく。
同類だと思われるのが嫌なのだろう、突然背筋を伸ばして走り出した。
風はますます強く、冷たく身体を刺す。
一息つけるネイチャーセンターは、まだ遥か彼方だ。
こんなに寒いのに、野生の草花は元気いっぱい。
キタキツネも草地でのんびり。ホント、人間ってヤワだよなぁ。
さらば、トドワラ。
もう少し暖かい時期を選んで、必ず到達してみせるぞ。
ーーーそれにつけても、腹が減ったなぁ。
ではでは、またね。