2024年3月16日(土)Highlanders Garden Guesthouse👣G.U.Stall👣Guesthouse🚙Tea Plantation🚙Mossy Forest
19世紀末から続くキャメロン・ハイランドの茶摘み作業
赤い四駆に乗り込み、さらに上を目指して走る。
あたりは見渡す限り茶畑・茶畑・茶畑のオンパレード。
ホント、この景色を見れただけでもツアー料金の元は取れたな・・
そんなふうに考えつつ一面緑の絶景を眺めていると
不意に四駆はスピードを落とし、カーブした路肩に停車した。
運転手がこちらに振り向き、カメラのシャッターを切るポーズを示す。
よかったら写真を撮るといいよ、なんて言ってるらしい。
え? 思わず茶畑窓に視線を向けると
緑のじゅうたんを敷き詰めたようななだらかの斜面のそこここに
作業に勤しむ人々の姿が。
茶葉の収穫ーー茶摘みの真っ最中だった。
路肩に停めた車から降りて、まずは近景を一枚。手前の二人が"茶摘みスタッフ"。
朝方の涼しい時間に集中して行うのだろう、広い茶畑にちらばり茶摘みに勤しむ人々。
よく見ると、巨大なチリトリみたいな道具で葉先をジョキジョキ刈り取っていた。
みなさん見物人には目もくれず、茶摘み作業に集中している。
と思ったら、あきらかにこちらを意識して視線を送る兄ちゃんが。
きっと毎朝、数十(百)組の"茶摘み部隊"が畑に入って収穫してるのだろう。
7~8分ほどの途中下車だったが、印象的な収穫風景を見物できた。
延々と続く茶畑を眺めつつ、赤い四駆で再び高みを目指す。
10分ほど走ると茶畑は尽き、左右は深い森へと姿を変える。
道幅も一気に狭まり、2台の四駆がすれ違うのがやっとの状態へ。
いったいどこまで登っていくのだろうか?
茶畑から20分ほど走ったところで、答えは待っていた。
ふいに車は開けた場所に到着する。
そこには十数台の同じようなツアー車(四駆)が
頭を突き合わせるようにごちゃごちゃっと寄り添って停車していた。
我らがドライバーは、そんな車の間を縫ってずんずん奥へと突き進んでゆく。
そしてぽっかりと空いたスペースに、迷わず四駆を停めてみせる。
妙に風格のある風貌だと思っていたが、地元でそこそこの顔役らしい。
(ドライバーの正体はツアーの最後に判明する)
ともあれ、おかげで便利な場所に降りることができた。
20メートルも歩くと、そこは広々とした展望スペースだった。
一気に開けた雄大な展望に、思わず足を止め眺めてしまうが
キャメロン・ハイランドのパノラマを眺めるために、登ってきたわけではない。
目的地の名称は、その左手にでかでかと聳えていた。
MOSSY FOREST(コケの森)
朝夕の霧が創り出した"苔まみれの奇観"が広がっていたのだーー。
ではでは、またね。