バスで行くキャメロン・ハイランド(前編) マレーシアうたた旅 2024.3.13-18 2日目① Verdant Hill Hotel👣マスジッド・ジャメ🚊バンダル・タシク・スラタン👣TBSバスステーション

2024年3月14日(木)Verdant Hill Hotel👣マスジッド・ジャメ🚊バンダル・タシク・スラタン👣TBSバスステーション

バスステーションは大混雑。オフシーズンだから楽勝!との見通しは甘かった。

 

本日最大のミッションは、無事キャメロンハイランドにたどり着くこと。

現地でホテルを探す手間を考慮すると

第一希望は、10時にTBSバスステーションを出発

14時30分に終点タナー・ラータ(キャメロンハイランドの玄関口)に到着する便。

チケットは未購入なので、出発30分前にはバスステーションに着いておきたい。

そこまでの移動時間を考慮すると、朝8時半までにホテルを出発したいところ。

 

てなわけで、荷造りを済ませてから7時過ぎにホテルの食堂へ。

いちおう欧米式とマレーシア式(中華系)の両方が並ぶ

ビュッフェ形式の朝食をいただくことに。

ホテルの朝食メニューはなかなかバラエティ豊富。お粥やカレーも用意してあった。

ごった返すメインフロアから少し離れたカフェスペースに席を取る。

あれもこれもと手を出すうち、ついつい料理がてんこ盛り・・ビュッフェあるある。

 

一度皿に取った料理を残すのは忍びないので、頑張って完食。

部屋に取って返し、すべての荷物を抱え&転がしてホテルを出発する。

事前にマップで調べると、徒歩15分ほどで

バスステーションに直結する駅まで乗り換えなしで行けるLRT駅があったので

タクシーは使わず、のんびり歩いていくことにした。

倹約したい気持ちもないわけではないけど

「歩けるところはなるべく歩いていく」のが、旅のモットー。

決して長期間とはいえない旅程のなか

安易に乗り物を利用することで

屋外を歩かないと気づけない様々な風物や気配を見逃してしまうのが

余りにもったいないからだ。

青空にそびえるKLタワーを見上げながらLRTマスジッド・ジャメ駅を目指す

日本以上の車社会らしく、歩道に人の姿はほとんどない

 

予定通り15分ほどでマスジッド・ジャメ駅に到着、したのだが

間違って逆方向のホームに上がってしまい

反対側のホームに行きたい!と駅職員に訴えたところ

いったん外に出て道路を渡り再度入場するより

逆方向に一駅戻り、連絡通路を利用してホームを移動したほうが簡単だとの返事。

(お互いカタコトでどこまで意思疎通ができたのか定かではない)

 

そのアドバイスに従い、一駅逆戻り

目立つ場所にあった連絡通路を渡って、ようやく望む方角のホームに降りる。

結局、このドタバタで20分あまり時間をロスしてしまい

バスステーションに直結する駅に到着できたのは、9時半を過ぎた頃。

それでも、10時まではまだ余裕がある!

と、隣接するTBSバスステーションに急ぎ足で移動。

なんとか間に合いそうだと安心しかけた瞬間

眼の前に広がっていたのは、各チケットブースに並ぶ長蛇の列だった。

階上からバスステーション内を見下ろしたところ。

残り時間25分で、この混雑ぶり。

そもそもどのブースが「キャメロンハイランド行き」かすら分からない。

・・・これじゃ10時発のバスなんか乗れっこないな、と諦めた。

体育館の中のようにだだっ広いフロアーを右往左往し

とにかく「キャメロンハイランド(タナ・ラータ)行き」のブースを探すのだがーー


バス会社の名前ばかりが目立ち、どこに向かうバスのブースなのか判然としない

なんとか全土にネットワークを持つトランスナショナルのブースを発見

その行列の最後尾に並ぶ。

妙に列が短いな~と思っていたら、高齢者&障碍者用の窓口だった。

ふたりとも60台の半ばだから、いちおう条件には合っている。

 

そのまま待つこと十数分。

ようやく順番が回ってきたものの、すでに時刻は10時5分過ぎ。

当然10発の便には間に合わないので、次に出る12時発のバスを希望する。

ところが、答えはなんと「満席」!

あと一歩のところで売り切れてしまったのだという。

えぇっ、オフシーズンなのにどうして??

それでも、もうひとつ後の便、13時30分発の席は確保できた。

時刻表によると、到着時刻は18時17分になってしまう。

遅くなるのは残念だけど、本日中には行けるのだから前向きに受け止めよう。

 

てなわけで、出発までの3時余りをどうやって過ごそうか。

とにかく、いったんどこかで頭を冷やそう。

エスカレーターでレストランやショップが並ぶ階上フロアに移動し

大荷物と一緒にひと休みできる場所を探してみた。

出発ラッシュが終わったのか、バスステーションの混雑は収束していた

レストラン街の裏手に、展望ラウンジのように落ち着ける一角を発見

スーツケースなどの荷物を置き、交互にトイレ休憩を済ませる

壁一面の窓の外には、車道を隔てて大きな池?が広がっている

バスステーション内はしっかり冷房が効いているけど、外はギンギンに暑そうだ

それでもよく見ると、サギなど多くの野鳥が獲物を探して歩き回っていた

思ったより居心地がよく、このまま居眠りしてもよかったけれど

ひょんなことから転がり込んできた自由時間

せっかく町外れのバスステーションまで来たのだから

どこか近所の店まで足を延ばし、美味しいお昼ごはんをいただくことにするか。

愛用のスマホを取り出して、オフラインマップを起動。

ポイント(評価点)を頼りに、ランチの店を探し始めるのだった。

 

ではでは、またね。