今月13日に出るマレーシア旅行の支度で、徐々に忙しくなってきた
なんとかその前に沖縄旅行の記録を終わらせたいのだが
まずは毎月恒例の「読書録」を済ませたい
ちなみに先月読了した本(小説・それ以外・コミック)は以下の通り
2024.2
★『Re:ゼロから始める異世界生活』㉝ 長月達平
★★『つばき餡』 坂井希久子
★★『円 劉慈欣短編集』 劉慈欣 ★★『カラヴィンカ 』遠田潤子
★★『がん-4000年の歴史-』㊤㊦ シッダールタ・ムカジー
★『地図のない場所で眠りたい』 高野秀行/角幡雄介
昨年末から続いていたスローペースの元凶⁉『がん』(上下巻)を
ようやっと読了することができた
(厳密には本日1日までかかってしまった)
たぶん3月からは以前のペース(1月あたり十数冊)に復帰できるはず
〔コミックス〕
★★『BLACK LAGOON』①-⑬[⑬のみ初読] 広江礼威
★『怪獣8号』①-⑪〔⑩⑪は初読] 松本直也
結果、2月の《揺さぶられた本ランキング》は
【小説】①『円 劉慈欣短編集』 劉慈欣
※最初から最後まで圧倒されっぱなし(『円』は再読だが関係なかった)
月並みだけど、ただただ凄い!! としか言いようがない
とりわけ心に響いたのは、解説でも触れていたが
ミクロな個人の営みとマクロな宇宙の視点が見事に融合しているところ
この興奮と感動は、実際に読んだ者でないと絶対に分からない
分厚くて少々とっつきにくいかもしれないが、ぜひとも手に取ってほしい
①『カラヴィンカ 』 遠田潤子
※『円』をさんざん褒めといてなんだけど、こちらも同着1位
ひとたび本を開いてしまったら、もう先が気になって止められない
行き先不明の特大ジェットコーススターに乗った気分で
一気呵成に最後のページまでたどりついたときには
とうに夜は明け、朝よりも昼に近い時間帯になっていた・・
小説読みにとって、これ以上ない至福の一夜を送ることができた
3年ほど前に始めた〈サイコロ読書システム〉のおかげで
ずっと読みたいと思っていた遠田潤子だけど
ツボはまったときの彼女の作品は、圧倒的な吸引力で迫ってくる
もっと続けて読みたいが、"1作家2冊まで"という自己ルールを順守し
(そうしないとどんどんジャンルが偏ってしまうのだ)
あと一冊(『アンチェルの蝶』になった)でストップしておく
【小説以外】①『がん-4000年の歴史-』㊤㊦ シッダールタ・ムカジー『
※読んだ内容が頭に入らず、いったい何度"寝落ち"したことか
そのたび意識下途絶える少し前まで逆戻りしては、改めて読み直す
そんな"七転び八起き的読書"を繰り返すうち
上巻の半分を過ぎたあたりで、やっとのことで〈読書エンジン〉がかかった
あとは一気呵成・・とまではいかないまでも、一行一行興味深く読み進め
次々明かされる「意外な事実」に、目からウロコがポロポロボローー
どこかSFにも通じるセンス・オブ・ワンダーの興奮を提供しつつ
人類最大の難敵「がん」の正体とその治療法にまつわる
"正しい現在地と未来予測"をきっちり示してくれる
良質にして秀逸なドキュメンタリーである
『円』なんて目じゃないほどとっつきにくいが
がんのことをちゃんと知りたいんだったら、読まなくちゃ
【コミック】①『推しの子』①-⑬〔⑫⑬は初読]赤坂アカ×横槍メンゴ
※久々に新刊が出た『BLACK LAGOON』も捨てがたいけど
ここはやはり"そこまでやるか!"の「推しの子」に軍配を挙げたい
残念ながら、密かに願っていた"アイの生まれ変わり"は登場しそうにないが
明らかにクライマックスが迫ってきた現時点においても
いまだ先を予想しきれない展開にワクワクドキドキが止まらない
(リアルタイムで連載を追ってないから、意外にあっさり終わってたりして)
ともあれ、死神娘?を子役に引き入れるほどの"トンデモストーリー"が
いったいどこまで弾けてくれるのか、期待と不安でいっぱいなのだ
ではでは、またね。