2023年12月1日(金)
たっぷりかかった粉末ピーナツが粽の味を引き立てるーー郭家粽。
この日は昼過ぎの電車に乗って斗六まで移動する予定。
それまで台南グルメを堪能するべく、朝から大忙しだった。
まずは7時半過ぎに起床。
荷造り後チェックアウトを済ませ、ホテルに大荷物を預けて街に出る。
北東方向に向けて歩くこと5、6分。
高い縦看板と大きな横看板を組み合わせた店が見えてきた。
青い看板に「西羅牛肉湯」の文字が躍る。
朝ごはんは台南名物のひとつ「牛肉湯」に決定だ。
だいぶ年季が入ってるけど、台南の人々に愛されてきた感が濃厚に漂う。
朝の喧騒を過ぎて、店内は5分の入り。じっくり味わえそうだ。
メニューは新鮮な牛肉を使った品々がメイン。例によって解読に苦労しそうだな・・
と思ったら、手渡された注文票は日本語バージョン!いっぱい来てるんだなぁ。
庶民向けの店とあって、お値段はすこぶるリーズナブル。いろいろ食べ比べよう。
五日目の朝ごはん。メインはもちろん、レアな牛肉にスープをかけた「牛肉湯」
骨や野菜と一緒に煮込んだスープは、うまみがたっぷり。
一緒に頼んだ肉そぼろ飯と野菜炒めも抜群で、言うことなし!
お腹いっぱい食べたあとは、腹ごなしのお散歩へ。
なるべく細い道を選び、南を目指す。
ガジュマルの木が覆いかぶさる木造家屋。あいにく開店前だった。
台南で最古の目抜き通りのひとつ、民権路に出た。
以前食べたことのある巨大粽の名店・再發號の看板が目の前に。
レンガ造りの丸い建物は、昔の気象台・台湾南區気象中心。
台湾最古の孔子廟もさくっと見学。
今回は無料エリアを通り過ぎるだけ。それでも細部まで美しい軒裏に見とれてしまう。
花のように赤い葉を持つこの樹木は・・・沖縄の城にも生えていたっけ。
夜とは違った顔を見せる林百貨。百年近い時の重みがじわじわ伝わってくる。
街のあちこちに立つ観光案内。でも、目指すスポットは載ってない。
だって、街の片隅にある小さなお店なのだから。
白い暖簾が下がる小さな市場・友愛街に足を踏み入れると・・
白いカウンターと数脚のテーブルだけがその店の在り処を示す。
知る人ぞ知る粽の名店・郭家粽だ。
店の隅には作り立ての粽が山をなしていた。
粉末ピーナッツをたっぷりかけた肉粽と野菜粽、一杯45円!の味噌汁も欠かせない。
濃厚なタレとピーナッツが、予想よりあっさりした味付けの粽を引き立てる。
さっき牛肉湯他を食べたばかりなのに、あっという間に平らげてしまう。
・・・この日いちばんの美味だった。
これで台南食べ歩きは終了ーーではない。
もうひとつ、気になっていた店があったのだ。
とはいえすでに時刻は11時過ぎ。
残された時間は多くない、と承知しつつも速足で第三の目的地へ。
昨夜デザートを食べた莉莉水果店のほど近くに、「豆花」の看板が。
とても評判が良かったので食べてみたかった豆花の店・徳記。
果たしてそのお味は・・!?
細かく記されたメニュー表。どうやら様々な種類のトッピングが選べるようだ。
店の主人にもレモン味のトッピングを薦められたけど、シンプルな豆花をチョイス。
ーーー食べた感想は、う~~ん、まあまあ・・かな。
じっくり味わう余裕がなかったからからもだけど(写真も撮り忘れた)
個人的には、高雄で食べた「呉家金桔豆花」に軍配を挙げたい。
ともあれ、時計とにらめっこしながら豆花をかきこみ
速足でホテルまで一直線。
預かってもらった荷物をフロントでビックアップし、そのまま台南駅へ。
焦ったわりには5分以上の余裕を残し、斗六へ向かう各駅停車に乗れたのだった。
◎台南駅発1249🚃斗六駅着1441
ではでは、またね。