台南・梅鑫海産店でシーフードに舌鼓! 台湾南部うたた旅 2023.11.27-12.2 4日目/霧台⇒屏東⇒台南③ 屏東駅🚃台南駅👣鐵道大飯店👣赤嵌楼👣神農街👣梅鑫海産店

2023年11月30日(木)露台部落🚐屏東バスターミナル👣福記饂飩👣中央市場👣秋林牛乳大王👣屏東駅🚃台南駅👣鐵道大飯店👣赤嵌楼👣神農街👣梅鑫海産店

安くておいしいシーフードは「梅鑫」にお任せあれ

 

歩き疲れたら、電車やバスに乗ってひと休み。

当たり前かもしれないが、この繰り返しが楽に旅するための必勝パターンだ。

この日も屏東でたっぷり食べ歩きした後、電車に揺られて次の目的地・台南へと移動。

地元の人々が交わす台湾語をBGMにうつらうつらしていたら

あっという間に着いてしまった。

15時半、台南駅着。これは正面から駅舎&駅前広場を撮影したもの。

高雄と違って、ここはまだ昔ながらの佇まいを残していた。

この日の宿は、ザ・駅前ホテルと呼びたい「鐵道大飯店」。

建物こそ古いものの設備は充分。スタッフ(若い女の子が多い)の対応もテキパキ。

何よりバスタブ付きツインルームで3千円台半ば、というお手頃感が嬉しい。

部屋に荷物を置き、明るいうちにと台南の街に繰り出した。

 

最初に向かったのは、古都台南のシンボルともいえる赤嵌樓。

17世紀、オランダ統治時代に建てられた城塞だ。

以前にも台南に宿泊したことはあったが、その時は観光スポットをスルー。

食べ歩きに終始していたので、今回ぐらいは「正しい観光」をやろうと思った次第。

入口で入場料70元(300円ちょっと)を払い、いざ敷地内へ。

台湾の英雄・鄭成功(日本生まれ)も拠点にしていたという城。建物自体は小ぶり。

今のところ、入場見学ができるのは手前に建つ「海神廟」のみ。

屋根の突端を飾るのは、龍かはたまた波しぶきか。

立派な額がかかった入り口。内部は展示室になっている。

中央には風神雷神を思わせる像が屹立する。後ろの掛け軸は鄭成功かな?

建物中の片隅には、様々な願い事が記された木簡が鈴なり。

二階はがらんとしており、展望台としての役目を果たすのみ。

その二階からの眺め。薄赤く染まった雲が空を包み込んでいた。

見上げると、庇の裏には流れるような木目が。

おねだりっぽい表情の狛犬?に別れを告げ、赤嵌樓を後にした。

 

歴史的に重要な史跡より、街なかの廟のほうがグッとくる。

これは市場の奥に祀られていた水仙宮(たぶん)。

誰かは知らぬが、ドラゴンを背負ったご利益ありげな髭の神様。関羽か。

ノスタルジックな小路、神農街。清朝時代の家並みに明かりがともる。

絵になる店が並ぶけど、眺めるだけで通り過ぎる。

ショッピングそっちのけで、家ごとに意匠の異なる提灯が気になった。

ずっと見上げていたので、首が痛くなってきた。

 

かれこれ2時間近く歩き回っただろうか、そろそろお腹が空いてきた。

今夜の店は、すでに決まっていた。

魚介類を食べたいと両者の意見が一致したので、繁華街の西にある海鮮料理店へ。

神農街にほど近い場所に目指す店を発見。

角の家ではなく、その先。横長の光る看板が突き出ている、あそこだ。

その名もズバリ、梅鑫海産店。新鮮な魚介類をその場で調理してくれる店だ。

開店間もない頃合いで、歩道に並んだテーブル席はより取り見取り。

いかにも「老舗」というたたずまい。こいつは期待できそうだ。

エビは高雄で食べたから、今回はイカをメインに指名する。

まだ生きているエビを指さして、「炒めてほしい」と伝えたら

「炒めるなんてもったいない!サッと茹でるだけで充分」と返された。

ーー待つことしばし、登場した"茹でイカ"は確かにブリップリで旨味たっぷり!

右手の「貝のしょうゆ漬け」も、ピリッと美味でビールが進むこと。

 

これ以降、飲み食いに夢中になった。

気づいたときには、半分以上食べ掛けの皿ばかりが目の前に。

あまり美しくないとは思いつつ、記録のためにシャッターを切る。

大アサリの炒め物と、青菜炒め。それぞれエッジの効いたいい味だった。

 

小一時間ほど食べ続けたろうか。

これ以上は入らないというところで、席を立つ。

料金は〆て5000円少々と、海鮮料理にしては格安だった。

夜7時前。すでにテーブルは地元客でほぼ満席。そりゃあ人気出るよな。

 

ともあれ魅惑の街・台南の夜は、まだ始まったばかり。

 

ではでは、またね。