2023年11月30日(木)
露台部落🚐屏東バスターミナル👣福記饂飩👣中央市場👣秋林牛乳大王👣屏東駅
秋林牛乳大王の「綜合冰」は、豆・豆・豆(+タピオカ)の大盤振る舞い!
屏東駅(パスターミナル)の建物を出て、民族路を東へ進むと
左手に赤い宮殿のような建物が見えてきた。
台湾の街歩きではすっかりお馴染みになった、廟(神様を祀る宗教施設)だ。
街を歩けば「廟」に当たる。ここでは誰を祀っているのかな。
立派な額に記された文字は「都城隍廟」。調べてみたら"城壁の神様"らしい。
かつて城塞都市だった頃の屏東を囲んでいた壁・・・ってことは、暮らしの守り神?
それはともかく、腹ペコなので先を急ぐ。
200メートルも歩かぬうち、正面に活気のある路地が見えてきた。
毎晩夜市が開催される、屏東のグルメエリア。
もちろん昼間も、色々な飲食店でにぎわっている。
今日の昼飯は、この中でもおいしいと評判の店に決めていた。
スマホを片手に目的地を探す。夜の商売に備えてか、空いてる店は多くない。
このあたりのはずだけど・・と、右手の細い通路へと足を踏み入れる。
・・・・あった! 黄色い看板に赤く「屏東 福記」の文字。
地元で人気のウドンと揚げワンタンの店・・でも、なんか人がいないんだけど。
ガラスケースに「左から入ってください」と矢印が。どうやら裏口だったらしい。
脇の細い通路を進むと、五メートルほどで6-8卓のテーブルがひしめく店内へ。
どこにいたのかと思うほど客で一杯だったが
かろうじて1卓だけ空いていたところに腰を下ろすことができた。
さっそく店のおばちゃんから注文票を受けとり、何にしようかなと迷うことしばし。
翻訳ソフトで確認しつつ、注文票に数字を書き込んでいく。
まずは、定番人気の「揚げワンタン」。外はカリカリ中はモチモチでたまらん。
メインはワンタンメンと炒めウドン。ダシの効いたB級グルメに舌鼓を打ちまくる。
「チン・ホージャ!」と声をかけ、店を後にする。
店のおばちゃんは「当たり前さ」とばかり、ニカッと笑い返してくれた。
おなかもいっぱい、さてお次はどこへ行こうかな。
少し北に中央市場の文字を発見し、立ち寄ってみた。
昼下がりだけに大半の店は閉まっていたけど
ダメもとで確認したいことがあったのだ。
それは、蓮霧(レンムー)という果物の所在。
旅の本で見かけたのだが、冬の間だけ台湾南部で収穫されるローカルフルーツで
長持ちせず見た目はイマイチながら、とても美味しいのだという。
青果を扱っているエリアで「蓮霧」の文字を見せ、あったら欲しいと告げると
他のお店にも尋ねてくれたが、「まだ入ってきてないね」とのこと。
残念、わずかに時期が早く入荷前だった。
次回来たときこそ、リベンジだ!
そうこうするうちに、時刻は12時半を回ったあたり。
列車の時刻を気にしつつ、最後の目的地へと急ぐ。
屏東駅を中心に、大きな半円を描くようにして西へと大回り。
10分ばかり歩いたところで、ターゲットの看板が見えてきた。
静かな街角に小さく突き出た「500cc 牛乳大王」の看板。
店先には新鮮な果物がこぼれんばかり。屏東きってのフルーツとスイーツの名店だ。
バナナ近くのテーブルが開いていたので、そこに座って・・さあ何を食べようかな。
店の奥には、巨大な黒板を埋め尽くす手書きのメニューが。
あれもこれも食べてみたいけど、初心者たったら「ミックス」が基本。
フルーツとどっちにするか迷ったが、やっぱ食後は甘いものだと「綜合冰」に決める。
一番人気の「パパイヤミルクティー」も忘れずオーダー。
これで1人前。金属ボウルに山盛りの"豆天国"は、2人でシェアがちょうどいい。
口の中で次々にとろけゆく豆とかき氷のハーモニーに夢中になり
マンゴーミルクティーの写真を取り忘れてしまった。
もちろんこちらも激ウマ。
甘ったるいマンゴーは好みじゃないけど、ここの一杯は甘みを抑えた紅茶風味。
豆≒あんこの糖分を中和してくれる、絶好のパートナーだった。
いやー、食べた食べた。
とはいえ、まだ食べられないこともない。
頑張ればフルーツだって入るかも・・・と欲望は留まることを知らぬ。
だがしかし、列車の時間がひたひたと迫っていた。
次を逃せば台南到着が16時過ぎになる。
また来るぞ!!と、リベンジの種を増やしながら席を立ち、屏東駅へ急げや急げ。
預けた荷物を回収し、当初の予定通り13時46分発の各駅停車に乗車。
小休止を兼ねた列車の旅を終え、台南駅に到着したのは15時半。
ホテルにチェクインするには最適な時間帯になっていた。
ではでは、またね。