シメは莉莉水果実店の「綜合水果」 台湾南部うたた旅 2023.11.27-12.2 4日目/霧台⇒屏東⇒台南④ 梅鑫海産店👣大天后宮👣林百貨👣莉莉水果店👣鐵道大飯店

2023年11月30日(木)露台部落🚐屏東バスターミナル👣福記饂飩👣中央市場👣秋林牛乳大王👣屏東駅🚃台南駅👣鐵道大飯店👣赤嵌楼👣神農街👣梅鑫海産店👣大天后宮👣林百貨👣莉莉水果店👣鐵道大飯店

スライムの大群!・・じゃなくて、林百貨屋上の"饅頭オブジェ"

 

晩御飯を食べ終えたといっても、夜の7時を回ったばかり。

ほろ酔い気分で夜の台南をぶらつくことに。

車が行き来する大通りを避け、どこに続くとも知れぬ細い路地を選んで歩く。

すると街灯もなく薄暗かった行く手に、突如まばゆく光る一角が現れた。

ひょっとして・・と近づくと、予想通り神様のお住まい

台南でも指折りの規模を誇る「大天后宮」だ。

廟といっても隅々まで明るく、意外なほど開放的な雰囲気

正面の香炉?には、「台南大天皇后」の金文字がくっきり

この時刻でも、次から次へと参拝者が訪れては真剣に祈りを捧げてゆく

本当に台湾の人々は信仰が篤い

中央祭壇の奥に鎮座しますのが、主神の媽祖(まそ)像

たしか、もともとは航海の安全を見守る神様・・だったはず

畏れ多くも、ご尊顔にズームイン 隅から隅まで金・金・金のオンパレード

 

大天后宮の中は広く、媽祖以外にも様々な神様が祀られている

こちらは「聖父母廰」、媽祖の父母兄姉が祀られている

ググってみたら、もともとは明朝王族の末裔・寧靖王の寝室があった場所らしい

しかも、驚くなかれ・・・

彼の五人の妃が、上の梁から首を吊って自害した!ーーのだとか

なんも知らずに"いっぱい神様がいるな~"、なんて能天気に歩き回ってたけど

調べてみると、とんでもない歴史が刻まれていたりする。

いっぽうこちらは「観音殿」・・いわゆる観音様が祀られている

でも台南の観音様はちょい色黒 南仏の黒いマリア様を思い出す

 

そして、一番奥まった場所で待っていたのは・・

赤と黄色のまばゆい空間、順星元辰殿

幸福をもたらす神様・北斗七星のお母さんと

もともとは災いをもたらす神様だった大歳星君が祀られている。

特大トウモロコシのような黄色いツブツブの柱は

お参りに来た人々が奉納した"祈祷のランプ"・光明燈

一度納めれば一年分のご利益があるという。

中央におわしますのが北斗七星のお母さん「斗姆元君」 頼りにされてるんだなぁ

 

なお、この祭壇の手前には、なんと大天皇后グッズを販売する一角があり

ショーケースの中に、意外におしゃれなバッグや小物が並んでいた。

あいにく訪れた時は営業時間外のため見るだけだったが

手に取って使い勝手をチェックしたくなるほど、心惹かれた。

そんなこんなで、すっかり大天后宮に入り浸ってしまった

次回はショップの営業時間内に訪れよう

仁王様みたいな戦士像(趙雲?)に別れを告げ、次はどこへ行こっかな・・

ガイドブックを見ると、夜9時までやってるデパートがあった。

南東に向けて街路をジグザク歩きしていく

煌々と明かり灯る林百貨 日本統治時代の1932年に建ったビルをリニューアル

店内いたるところで、日本時代の雰囲気を効果的に活用している

照明などの内装などもレトロ一色 ちなみに商品はほぼ台湾オリジナル

高級感漂うわりに、価格はなかなかリーズナブル

相方は、一階で袋入りの菓子をまとめ買い

こちらも五千円弱で使い勝手のよさげな肩掛けバックを発見、購入する

遊び心もたっぷり 屋上フロアに上がると、巨大饅頭がお出迎え

真っ暗な場所があったので近づいてみると、日本統治時代の神社がひっそり。

 

そうこうするうちに、時刻は8時半すこし前

だいぶ歩いて腹ごなしできたので、本日最後の目的地へと向かった

フルーツの街・台南でも指折りの莉莉氷菓店、朝11時から夜10時まで営業

10年以上前に訪れて以来、今回で二度目の訪問だった

店先にズラリと並ぶ果物を眺めつつ、どれにしようかな~。

だけど目玉のマンゴーはオフシーズン、チャンスも一度きりなので選択肢は少ない。

オレンジの文字が躍る注文票を眺めることしばし

最初の予定通り、綜合水果(フルーツ盛り合わせ)の中をひとつだけ注文した。

中サイズとはいえ、2人でシェアするのにちょうどいい

これで500円以下なのだから、台湾のフルーツは食べなきゃ損だよ

デザートのあとは、ライトアップに浮かぶ建物を眺めながら家路をたどる

近未来的なデザインの台南市美術館2号館

もう少し余裕があったら、中に入ってみたかったな

こちらは、台南州庁舎だった建物を利用した国立台湾文学館

日本統治時代の1916年に建てられたから、御年107歳のご高齢だ

こうしてみると、まだまだ面白そうなスポットがいっばい

来年か、遅くとも2年後には再訪したいものだ

 

ではでは、またね