南の「海鮮」は"食べ納め"かな。 沖縄ふたり旅 2023.1.22-25 3日目② 真壁ちなー🚘道の駅いとまん🚘ホテル👣公設市場周辺👣五枝松

2023年1月24日(火)  HOTEL AZAT🚘安座真港🚘斎場御嶽🚘玉城城跡🚘糸数城跡🚘真壁ちなー🚘道の駅いとまん🚘ホテル👣公設市場周辺👣五枝松

真壁ちなーで"まったりランチ"。味付けは京都の「おばんさい料理」とほぼ同じか。

 

相変わらず降ったりやんだりぐずついた天候のなか

「茶処 真壁ちなー」に到着したのは午後2時半ちょっと前。

築120年以上経つという赤瓦の古民家が、そのままお店になっている。

入口は向かって左側。奇跡的に戦火を潜り抜けた登録有形文化財だという。

とうに昼飯時を過ぎていたので、待つことなく入ることができた。

低いテーブル席ながら座椅子が一段高いタイプなので、膝への負担は少ない。

広い座敷に書物や生活用品が溢れている。ほとんど"田舎の実家"に帰省した気分。

注文後、料理が出て来るまでの間、のんびり周りを眺めて過ごす。

他の客も一組ほどと余裕たっぷり。ときどき立ってふらふら歩いてみたり。

お、まだお正月飾りがあった。そういえば沖縄は旧暦が一般的だったか。

沖縄そばが有名な店だが、色々食べたかったのでテビチー入りのセットを注文。

ひとりでは食べきれないと思い、シェアしてもいい?と訊いたら女主人はニッコリ。

このあと、わさわざ何枚も取り皿を持って来てくれた。

じっくり味わいながら、ひととおりの沖縄料理を食べてみると

ほぼ京都の「おばんさい」と共通する味付けであることに(今さら)気付く。

どっちも昆布や鰹節など海産の乾物で出汁を取るんだから、当たり前か。

(もちろん豚肉や香菜を多用するなど、沖縄独自の特徴もあるが)

で、実際に食べ比べた結果は。

やはり「京都のおばんさい」のほうが

様々な工夫や繊細さの面で一日の長があるようだ。

※豚肉大好き!の人は正反対の意見かもしれないけどね。

 

ときおり激しく降る雨のなか、1時間半近くまったりする。居心地よし。

あちこちにある商品や小物を眺めるのも楽しい。

小雨の空を見上げると、屋根のシーサーと目が合った。また来いよー!

 

さて、こんな風に涙雨が続く空もようだと、とりあえず夕食まで何も予定がない。

レンタカーでホテルを目指しつつ、途中でどこかに寄っていこうか。

てなわけで、困った時はーー道の駅。

いとまんビーチにほど近い「道の駅いとまん」に車を停めた。

各種土産物・農産海産物なとが豊富に並ぶ、規模の大きな道の駅。

黒酢が安い~!と、「産直マーケット」で相方がまとめ買い。

(といっても荷物になるので2本のみ)

食べ歩き自在の海鮮市場も充実。・・・ここで食べてもよかったかな。

 

結局、4時半前にはホテルの駐車場に車を収納。

晩ごはんまで腹ごなしをかねて、公設市場のあたりを散歩することに。

観光客で賑わうアーケード街も、奥の方に進むとシャッターが目立ってくる。

ところが、さらにもう一本脇道に入っていくと・・・

人がやっとすれ違える路地の先に、明々とした店の数々が立ち並んでいた!

と続けたかったのだが――見るのに夢中で一枚もそれらしい写真を撮ってなかった。

ま、べつに、もったいぶる話ではない。

ガイドブックにも普通に載っている「裏公設」に迷い込んでいたのだ。

ただ、狭い路地を塞ぐような"半野外スタイル"の店や客の様子が

かつてうろつき回ったタイやベトナム、台湾の露店風景とそっくりだったもんで

思わず感激しただけのこと。

・・・いやー、ホント、コロナで海外に行けない状態が3年近く続いており

その分気付かぬうちにフラストレーションがたまってたんだな~。

そんな「裏公設」の一角で、映画化ドラマの撮影現場に遭遇。

スタッフ・出演者ともに日本人ではなく、台湾か香港の人たちみたいだった。

気まぐれな雨にあわてて撮影を中止。撮影スタッフも困り顔。

あちこちの店を比べた結果、「ミヤキミート」が一番安いお土産屋と判明。

残念ながら今回は"手遅れ"だったが、次の沖縄はここでのまとめ買いを決意した。

 

そんなこんなで、雑然としながらも活気に満ちた雰囲気が愉しくて

小一時間ほど「裏公設」を行ったり来たり。

そのくせどこにも入らぬまま、結局ホテル近くの栄町市場まで戻ってしまう。

あれこれ迷った末に、この旅最後の夕食に選んだ店は「大衆割烹 五枝松」だった。

値段を聞くとたぶん驚く激安刺身盛り合わせ。なんか魚が食べたかったんだよね。

こちらの「てんぷら盛り合わ」せは、さらに激安-倍量。

・・ただ量が多くて安い分、味の方までは絶品!と行かなかったけどね。

余りの安さに呆れながら店を出る。

そういえば店の外観を撮ってなかった、とあわてて一枚。

ほろ酔い気分だったもんで、ブレブレは勘弁。

 

どちらかといえば「肉」よりも「魚」が好きで

どこを旅したときも、魚介類メニューを探してしまう。

なもんで今回も、"一回ぐらいは魚介にしたいよね~"と寿司店を選んだ次第。

けれどもここ3年、秋-春は沖縄エリア&春-秋は北海道を旅してみて、痛感した。

 

ーーー海の幸は北に限る!!

どれほど「美味しい!」と絶賛されようとも

温暖な南の海に育った魚介類が、北海の海鮮に勝ることは決してないだろう。

石垣島の海鮮料理だって、旨いことは旨い。

 でも、北海ならではの濃厚な"味わい"を体験すると、もう勝負にならないのだ。

てなわけで、沖縄・八重山エリアで魚介料理を追うのは、いったん終了。

北海道に行くたびに襲われる"震えるような感動"は、得られないのだから。

 

以上、個人的な感想に過ぎないが・・当たらずとも遠からずだと思うよ。

 

ではでは、またね。