2023年1月22日(日) 羽田空港🛫那覇空港⇒HOTEL AZAT~うちなー家
初めて歩く"夜の国際通り"。夜7時台でも人の姿はまばらだった。
いざ、夜の那覇へ。
ひめゆり通りに背を向け、暗い路地を右へ左へ。
ほんの数分で牧志駅前に出たと思ったら
目の前に国際通りの眩しい灯りが見えてきた。
さすがに沖縄イチの繁華街だけあって、観光客がいっぱい・・ってほどではない。
照明だけは元気一杯の飲食店や土産物屋が立ち並んでいる歩道を行き交う人は
桜でいえばせいぜい5分咲きといったところ。
賑やかな客引きの声が軽くこだまするレベルのスカスカ感だ。
ともあれ、表通りには興味がない。
むつみ橋の交差点に来たら、さっさと左折。
(旧)牧志公設市場へと続くアーケード、市場本通りに入ってゆく。
飲食店以外は、シャッターが続く市場通り周辺。
時刻はまだ19時半を過ぎたあたり。
しかし、大半の店は閉まっており
数軒の飲食店と土産物屋以外、ひたすら暗いシャッター通りと化している。
那覇の夜ってこんなに早かったっけ・・と首を傾げたくなる寂れぶりだ。
そんななかでも、なんとか"安くて旨い店"に入ろうと
例によってスマホのオフラインマップを頼りに
評価の高い居酒屋?を探し回る。
幸い、本通りを一本二本脇道に入った路地裏には
地元の人々で賑わう店が何軒も軒を連ねており
「ここでいいんじゃない?」と感じる雰囲気のいい店にも行き当たったが
残念ながらその晩は貸切りらしく、涙を呑んで撤退するハメに。
なかなか手頃な店が見つからないな~とぼやきつつ
国際通りまで戻って、その北側に点在する居酒屋を物色するが
これだ!と"霊波アンテナ"が反応する店には巡り会えず。
いいかげん疲れたし、もう、大手チェーンの居酒屋でもいいかな・・
なんて匙を投げかけるも、最後の悪あがきで
あと一軒だけ!!コールを発動。
もいちど国際通りを反対側へと渡り、南東方向に切れ込む平和通りへ。
こんなところに居酒屋があるのかな~と、不安を覚えるほど暗い路地を左に入り
奥まった階段を昇ったあたりで光る「琉球料理」の文字を目指す。
真っ暗な路地の突き当りに、ぽつんと浮かぶ提灯のあかり。
ダンジョン最深部で待ち受けるラスボスのような、店の名は「うちなぁー家」。
引き戸を開けると、中は地元の人々でほぼ満席状態。
それでも、かろうじて入り口近くのテーブル残っており、首尾よく座ることができた。
思ったよりずっと広く、居心地もよさそう。・・これは、当たりだな!
常連客が多いのか、カウンターの奥にはボトルが並ぶ。
結論から言うと、――諦めないで良かった!
肩肘張らずに寛げる店の雰囲気は、まさに理想形。
もちろん料理はどれも美味しく、値段だって手頃(ぶっちゃけ安い)。
人気メニューの「もずくの天ぷら」をはじめ
ボリュームたっぷりの"那覇の味"を、おなかいっぱい堪能した。
記録できたのは、もずくの天ぷらのみ。後は食べるのに夢中で忘れた。
帰りに看板を見ると、民宿もやってるらしい。機会があれば泊まりたいぞ。
このときの「やったね!」に味を占めた我々は、残る2日燗。
夜が来るたび、近辺の路地&飲み屋街を徘徊することになるのだった。
煌々と明かりがともる国際通り21時
ではでは、またね。