ついに"宮古の呪い"が解けた!・・・のか? 沖縄ふたり旅 2023.1.22-25 2日目① HOTEL AZAT👣のうれん市場(丸安そば)/🚘名護青少年の家👣名護岳

2023年1月23日(月) HOTEL AZAT~のうれん市場(丸安そば)~Ⓗ

⇒名護青少年の家

     やった、青空だ!! ・・ たったこれだけでテンションはダダ上がり。

 

ここ一年の間に巡った京都・高知・鹿児島etcの旅で

すっかり定番となった「街なかモーニング」を楽しむべく

朝8時半ごろ、那覇の街へと繰り出した。

しかし、事前にチェックしたところ

那覇の場合、なぜかモーニングセットにありつける喫茶店がとても少ない。

・・・というより、朝っぱらから営業しているところはめったになく

早くても10時を過ぎないと店を開けない。

(喫茶店のみならずそば屋をはじめ飲食店全般に共通していた)

要するに、街全体が"宵っ張りの朝寝坊"なのだった。

 

そんなわけで、朝食ゲットを目指す我らが向かったのは

朝早くから活動する数少ない商業施設のひとつ、のうれん市場。

幸い、ホテルから歩いて10分たらずの場所にあったので

ひめゆり通りをとことこ南下し、9時前には3階建てのビルを見上げていた。

 

 

    5年ほど前に新装なった「のうれんプラザ」。その正体は・・

 

ガラス張りのドアを開け、さっそく中へ。

「市場」ならではの賑わいを期待していたが、行き交う人の姿はちらほら。

通路を挟んで両側に並ぶ店も、半分以上はシャッターを降ろしたまま。

さすがに青果を売る一角はそこそこの人出だったものの

こちらも市内同様、大半の店はのんびりお仕事しているようだった。

 

      空いててラクチン・・というか、もうちょい賑わってくれ~。

      何か買ってあげたいけど、さすがにスイカひと玉はムリ。

 

とはいえ、こちから朝飯を食べにきたのだから

昼前まで待ち続けるわけにもいかない。

かろうじておにぎりや総菜、サンドイッチなどを並べた店はあったが

それならコンビニ飯で事足りる。

せめて温かい朝ごはんはないのか・・と、1階フロアをぐるりひとめぐりすると

角ッこあたりに、黄肌色?の暖簾がかかったそば屋を発見。 

 

    開店直後だから? さほど広くない店内を、ふたりで独占する。

折よく朝9時に店をあけたという、その「丸安そば」の暖簾をくぐり

モーニングセットならぬ、モーニングそばにとびついた。

入り口近くの食券器で定番の「沖縄そば」を選び、待つことしばし。

店の人に声を掛けられ、セルフで受けとったどんぶりには

やや小ぶりながら、出汁の効いた味わいある具&そばが湯気をあげていた。

コクのあるスープを飲むたび、昨夜の居酒屋と同じく

"沖縄に来たんだぁ・・"という実感がじわじわと湧き上がってくるのだった。

 

     昼飯にはちょい物足りないか。でも、朝ご飯にはちょうどいい。

   食後、車道側の店先から撮ったもの。中にも外にも入口がある"角っこ"の店。

 

いい具合に小腹を満たし、来た道を逆にたどらず

市場中央通りの南から壺屋やちむん通りへとぐるっと大回りして

那覇の裏通りを縫うように歩いていく。

途中、3年ぶりに訪ねたタオル店でボロボロになったガーゼハンカチを買い直し

やちむん通りを北に逸れては、濃密に生い茂る南の樹木や

我が物顔でこちらを睨む野良猫軍団に遭遇したりと

どこか懐かしい裏町風情を、じっくり味わいつつホテルへ戻る。

朝ご飯(そば)を食べに出ただけなのに、妙に心に残る"寄り道"だった。

 

  やちむん通りを一歩脇に入ると、たちまち緑深い路地が目の前に。、

     1月下旬ながら咲き誇る紅い花に、吸い寄せられる。

      ずーっっとこちらを見ていた、地元のノラ?猫。

 

さて、ホテルの部屋でもっかい身支度を済ませ

いよいよレンタカーで出発。

有難いことに、天気予報はまずまずの「曇り時々晴れ」。

せっかく晴れそうなのだからと、本日のメインイベントはハイキングに決定!

おりしも咲き始めた寒緋桜を目当てに、本島中部の名護市へ直行。

ひとあし早い「花見」を楽しみつつ、名護岳の頂上を目指すというプランだった。

 

通勤ラッシュを終えた那覇市内を北に突っ切り

その後は、西海岸沿いの国道58号線をひたすら北上。

途中、徐々に広がってきた青空に感激し

(前回の宮古島トラウマが残っており、やたら青空に敏感になっていた)

パーキングエリアに車を停めては、ここぞとばかり青い海と空にカメラを向ける。

よしよし、晴れてきた。

きっと本日の「お花見登山」も、大成功間違いなし!!

 

  晴れてこその南国・沖縄。宮古島はサンザンだったので、なおさら沁みる。

       はてさて、いったいいつまでこの青空は続くのやら・・

 

もちろん、現実はそんな甘いもんじゃないんだけれど・・

何度痛い目に遭おうと決して懲りないのが、我らが"ふたり旅"のモットー。

このときも、能天気なビジョンだけが目の前に広がっていた。

 

ではでは、またね。