タコの誘惑に負け、絶景ビーチに"遅刻"する 宮古島ふたり旅 2022.12.12-15 2日目③ 宮古島/雪塩ミュージアム⇒すむばり食堂⇒与那覇前浜ビーチ

2022年12月13日(火) ホテル/伊良部島⇒渡口の浜⇒島尻漁港⇒池間湿原⇒雪塩ミュージアム⇒すむばり食堂⇒与那覇前浜ビーチ

        青空広がる与那覇前浜ビーチ。4日間の旅で晴れたのは、このときのみ。

 

ここ数年、どういうわけか"肝心な時"だけは晴天に恵まれてきた。

なので昨日から曇りor雨(強風も)の散々な空模様が続いていたものの

きっとそのうちカラッと晴れるはずだ!

というような、根拠レスの確信を抱き続けていた。

そのため、来島以来待ち続けていた晴れ間にも関わらず

この調子なら、たぶん夕方までずっといい天気なんじゃなかろうか。

みたいに甘々な予測しか浮かばなかった。

 

そんなわけで、後で振り返れば「千載一遇の青空チャンス」だったにも関わらず

予定していた昼飯スポットがすぐそばだから、とりあえず食べて行くか。

・・なんて、明らかな判断ミスを犯すことに。

(特に予定はないから翌日に回せばよかったのだ)

 

で、国道230号線沿いの「すむばり食堂」に入った次第。

[地元の漁師から仕入れる新鮮な島ダコを使った]

タコ入りそばやタコ丼で有名な店だ。

午後1時半と昼時を過ぎており、先客は一組のみ。

畳敷きの座敷に上がり、名物のタコ丼とタコが入ったすむばりそばを注文。

僅かな間に輝くような青空が広がっていくさまを窓ごしに眺めつつ

料理の到来を待った。

 

    ほとんど客のいない店内。のんびりできたのは確かなんだけどね。。。

   煮ダコがいっぱい載った名物そば。こちらはさほど待たずに済んだ。

     

10分ほどで、当方がオーダーした「すむばりそば」が出来上がる。

相方に失礼して、先にいただく。

ところが、相方が頼んだはずの「タコ丼」が、なかなか現れない。

ちょっと遅いねー。手間がかかるのかな?

なんて言い交わすうちに、そばを食べ終えてしまった。

 

    静まり返った店内。おーい、いつになったらタコ丼は来るんだ~~?

   ふと窓の外を見ると、この旅で初めての快晴!・・・やっちまったか。

 

のんびり屋の相方も、たまらず店員に確認した。

「あのー、さっき注文したタコ丼は、まだかかりますか?」

一瞬、ハテナマークを顔に浮かべた女性店員。

ハッと気が付き、大きく頭を下げた。

案の定、忘れていたのだ。

     

さらに10分ほど待たされ、ようやくタコ丼がテーブルに載る。

合わせて20分少々の、タイムロス。

普段なら気にも留めない、ささいな遅れだった。

しかしその間に、全天に広がっていた青空は、南からの雲に覆われ始めていた。

のんびり食堂になど入らず

コンビニおにぎりでもなんでも買って

さっさとビーチを目指していれば・・・

文字通り"後悔先に立たず"を地でいく愚行だった。

正直、期待していたほどタコも美味しくなかったしね。

(ふんだんに入ってはいたが、柔らかく煮込んだタコだったので

 歯応え存分の生っぽい食感を勝手に期待していた分、肩透かしを食らった気分)

 

        じわじわ忍び寄る雲軍団との追いかけっこが始まる

 

ま、過ぎてしまったことは仕方ない。

これ以上遅れまいと、相方も急いでタコ丼をかき込み

じわじわ薄雲が広がり始めた空を見上げつつ、車に戻った。

その後は、宮古島を北から南へと一気に縦断。

市街地を通り過ぎ、30分ほどで来間島を臨む海岸へと到着する。

"沖縄でいちばん美しい"と言われる、与那覇前浜ビーチ。

天気が良くなったらここに行こう! と、前々から決めていたスポットだった。

 

         栗間大橋と来間島は、どんよりとした雲の下。

    でも北の空には青空&太陽が。確かに宮古島のビーチはハンパない。

 

残念ながら対岸の来間島を臨む南西の空は、すっぽり雲に覆われていた。

それでも反対の北西側は、まだ半分ばかり青空が残っており

頭上からはまばゆい陽射しがさんさんと降り注いでいる。

おかげで、晴れた日にした目にできない

遠浅のエメラルドグリーンの海も、真っ白できめ細かな砂浜を目の当たりにでき

"なるほど、これが「宮古ブルー」なのか!" ーーと初めて実感する。

 

         サンゴでできた砂浜。さすがに美しい。

         澄み切った水の色も、宮古島ならでは。

 

実際、残り2日の旅程が残っていたけれど

まともに晴れたのは、この前後1~2時間ただ一度だけ。

伊良部大橋からの眺望をはじめ、人気ビーチのブルー・グリーン・エメラルドも

どれひとつ、観光写真のような〈絶景〉として楽しむことができなかった。

それを考えると、"快晴下のんびりランチ"には返す返すも悔いが残る。

・・・やっぱこれは、リベンジ確定だな。

 

      ただ一度巡り会えた"宮古の青空"を、両の眼に焼き付けた。

 

ではでは、またね。