「旅割クーポン」の使い勝手の悪さに四苦八苦 鎌倉ふたり旅 2022.4.17-18 1日目(4) ホテル~小町通&駅前ぶらぶら

2022年4月17日(日)報国寺~杉本寺~瑞泉寺鎌倉宮鎌倉駅周辺

        夕方6時。ホテルのベランダから大きな虹が・・

 

宿泊の2日前になってから、「かながわ旅割」が適用できる運びとなり

買い物クーポン欲しさにキャンセル料を払って、ホテルの予約を取り直した。

なのでチェックイン後、フロントの方から「クーポン用紙?」を受け取ったときには

やれやれ、これで"お土産分"だけはゲットできた。

と、心の中でひと安心したのも束の間・・・

その後の〈手続き〉に、四苦八苦することとなってしまう。

 

実際に「かながわ旅割」を利用した方なら、間違いなく経験済みだと思うが

ひとりあたり2000円の買物券(クーポン)は

スマホに専用アプリをダウンロードし、そこにチャージしないと使うことができない。

普段使いは、自宅のデスクトップパソコンとガラケーのみ。

スマホは持っているものの、自宅WiFi頼みの「シムフリータイプ」。

外出先だとほぼグーグルマップ専用機になる、"スマホ音痴"にとっては

この手の〈ダウンロード&クーポンチャージ〉は

いきなり微分積分の問題を解け!と命じられたかのごとく

とてつもなく高いハードルに変じるのだ。

おまけに相方は、ダンナ(俺だ)の遥か上をゆく"スマホ音痴"。

ここはなんとしても独力で、クーポンチャージまで漕ぎつけねばならない。

 

     3階にあるホテル受付。対応は「すばらしい」のひとこと。

 

そんなわけで、若宮大路の眺望抜群な4階角部屋に入り

ベッドの上に座り込んだまま

旅割パンフレット&スマホと格闘すること、40~50分。

なんとか手続きを完了させ、相方のスマホにもチャージすることができた。

時刻は6時をいくらか過ぎたあたり。

 

夕食の予約時刻まで、1時間近くあるし

明日までに使わないと期限切れになるから、いまのうちに買いに行こうか。

駅前ホテルの利点を生かし、雨上がりの鎌倉駅前へと繰りだした。

目指すは銘菓「かまくらカスター」の洋菓子店、鎌倉ニュージャーマン!

祝日でも19時までは、営業しているはず。

しかし、角を曲がって店先に近づくと・・なかは真っ暗。

新型コロナがらみで、18時閉店に改まっていたのだ。

ならばと鎌倉有数のお土産ストリート・小町通に足を向けたものの

こちらも、昼間の賑わいが嘘だったように9割方が店じまい。

シャッター通りかよ!?」とつっこみたくなるほどの、人気なさだった。

そっかー、温泉街とかと違って日帰りの観光客しか相手にしないもんな。

ーーなどなど感心している間にも、刻々と時は過ぎてゆく。

 

この分では、今日中にクーポンを使うのはムリっぽい。

せめて、土産物のラインナップだけでも予習しておこうか。

唯一、18時過ぎても明々と灯がともる鎌倉駅ビル(CIAL鎌倉)へと向かう。

有難いことに、どの店も20時閉店と余裕たっぷり。

しかし、クーポン利用可能な店は〈加盟店〉に限られている。

実はその〈加盟店〉が、えらく限られているのだ。

やっぱ、明日出直すしかないか・・

諦め気味でホテルに戻ろうとしたそのとき、目の前にガラス戸?に

ちょっと不気味な「かながわ旅割」のステッカーを発見!

数少ない〈加盟店〉のひとつ、「鎌倉まめや」の支店が営業していたのだ。

(小町通にある本店は18時閉店だったので、すっかり諦めていた)

 

やった!

喜び勇んでスマホを取り出し、アプリを起動・・・・できるわけない。

なにせ、Wifiフリーの環境でしかインターネットに接続できない

Simフリースマホ」なのだから。

ん? てことは、俺のスマホじゃクーポン使えないのでは?

ダメ元で接続先を探してみると・・つながった!

これはもう、使える時に使わないと無駄になりかねない。

善は急げとばかり、スマホのクーポン決済を利用。

「まめや」で2000円+αの買物を済ませることができた。

後で店員さんに訊いたところ、二階の喫茶店Wifiフリーとのこと。

さすがは駅ビル内、でもって今回も悪運強し。

豆菓子の入った袋をぶら下げ、ホテルへと帰還。

 

予約した時刻に、同じビルの地下一階にある中華料理店に降りて

そこで中華のコース料理に舌鼓を打つ。

このところ、宿泊といえば海辺の温泉旅館&ホテルばかり。

料理も魚中心の和食か、ビュッフェ料理が続いていた。

そこで今回は温泉をパス、代わりに中華の夕食をチョイスした次第。

手頃な価格だったので、フカヒレや北京ダックといった高級料理ではなかったが

魚介や野菜を中心とした炒め物は、どれも新鮮で満足できるものだった。

特に地元野菜の美味しさには、ちょっとビックリ。

こんなに美味しいなら、年に一回ぐらい泊ってもいいね。

・・と、相方もゴキゲンな中華ディナーだった。

 

明日の朝食は、同じレストランで中華粥セットをいただける。

ちょっと気が早いけど、今から楽しみだ。

 

           夜の鎌倉を散策。気分は「プチ・ロコ」

    部屋のベランダから若宮大路を眺める。このあと、軽く一杯。

 

その後、夜の鎌倉周辺をぶらぶらお散歩。

いつも日帰りで訪れていたから、こんな時間に見て回るのはとても新鮮だった。

鎌倉在住の人は、こんな夜を過ごしているんだな~

あ、ますます、「海街ダイアリー』を読み返したくなってきた。

※現在、再読中。"臨場感"ハンパなし!

 

ではでは、またね。