トルコの”ららぽ”で昼ごはん カッパドキア&イスタンブールの旅 2019.11.28-12.5 6日目(後編) Ara-kanふたり旅

2019年12月3日(火) イスタンブール市内

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イスタンブールの”ららぽーと

スマホのマップと車窓の景色をかわりばんこに眺めていると

進行方向右手に、なにやら巨大な建物が見えてきた。

「あ、これだ!」と、次の停車駅メディエキョイで下車。

どことなく新橋駅前を連想させる、ビジネス街へと降り立った。

――なんて、スムーズに進んでいけるわけもなく。

改札を通り抜けた我らの前に、一台の精算機が立ちはだかる。

 

実は今回、イスタンブール市内を移動する際に使ったチケットは

イスタンブルカルトゥ」と呼ばれる、プリペイドカード。

早い話、パスモなどと同じ方式で、あらかじめカードに一定金額をチャージ。

あとは残金がなくなるまで、改札のカード読み取り機に当てて使えばいいヤツだ。

毎回買い求めるジェトン〔トークン〕や回数券に比べ、乗車料金は低く設定。

しかも異なる交通機関を乗り継ぎした場合、料金を割引してくれるスグレモノだった。

んで、トラムとメトロシビュスを乗り継いだ我々にも、同じ特典が受けられるため

いったいどこで割引してくれるんだろう? 。。と。

キョロキョロしながら改札を出た我らの正面に、その精算機が立っていたわけ。

1年以上前のことゆえ、細かい状況は覚えていないが

確か言語で「英語」を選び、後は簡単な指示に従いカードを挿入するだけで

あっさり割引手続きは完了した、はず。

思っきし引っ張った割に腰砕けの〈風呂敷畳み〉だったが

何を言いたかったかというと

イスタンブール市内の移動は「イスタンブルカルトゥ」か断然おススメ!

もひとつ、慌てず落ちついて行動すれば中学英語で充分〈個人旅行〉ができる。

・・ってことぐらいかな。

でも、ホント、海外で困った事態に直面した時でも

あせったりパニクったりせず、冷静なに判断&行動さえ心がけていれば

ほとんどの「問題」はクリアできるのだ。

 

はい。偉そうな自分語りはここまで。

半数近くが、ビジネスマンとビジネスウーマン。

残る半数も地元の人々ばかりで

右を向いても左を見ても観光客らしき姿のないオフィス街の先に

(実際は、工事中らしきエリアが続いてたりして・・再開発地域だったのかも)

目指す巨大ショッピングセンターCevahir(シェヴァヒル)が聳えていた。

「歩き方」によると、

約280の店舗のほか、12面のスクリーンと3DIMAXシアターをもつシネマコンプレックス、屋内遊園地、ボウリング場、DIYのホームセンターなどさまざまな施設が入っている。

と書いてあるけど、要するに”ららぽーと”みたいなとこだと思えば、いいと思う。

そんなわけで、中に入ってみた第一印象は

「なんか・・馴染みのある雰囲気だね」

これで行き交う人々が日本人だったら、近所のショッピングセンターと一緒だ。

初めて来たのに迷うこともなく、地下のフードコートに直行。

地元の人々で賑わうファストフード店で、ケバブのセットを注文した。

大きな横長のプレートにドーンと載っていたので、食べきれるかな?

と心配したが、肉も野菜もおいしく完食してしまった。

やっぱりトルコは、食材そのものの味が濃い!

定番のヨーグルトドリンク・アイランもフレッシュで、大満足。

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意外に(失礼)美味しかったファストフード店

エネルギーを補給した後は、ショッピングセンター内を上下左右に移動し

コスメショップ、スポーツ用品店、雑貨店などを見て回る。

スーパー(おなじみミグロス)もあったので、食料品を中心に色々買い込む。

格安のナッツも見つけて買ってみたけど、ネヴシェヒルの店はもちろん

エジプシャンバザール内のナッツ店にも遠く及ばず。

(正直、日本で買っているミックスナッツの方がマシなほど)

その晩、試しに食べ比べてみた相方もポツリ。

「やっぱり、ナッツは街なかの専門店で買わないと、おいしくないね・・」

〈海外に行ったら、地元の大きなスーパーで菓子類や食料品を大人買い!〉

というのが毎度のパターンだった「おみやげ購入スタイル」が

今回の〔ナッツ事件〕によって、大きな方向転換を迫られたのだった。

・・なんて、いちいち大げさにあげつらうことか。

 

ともあれ、念願のスーパー巡りを済ませると、結構な荷物を抱えていた。

まだ夕方前だったが、いったんホテルに戻ることに。

すっかり慣れたメトロを乗り継ぎ、もよりの停車場で下車。

すると、大通り沿いのコスメショップにいそいそと入っていく相方。

そうそう。トルコの物価だけど・・

食事・食品関係はおおむね日本の2~3割安。

逆に日用品や文具など、〈道具系〉は5割ほど高く感じた。

意外だったのが、化粧品。洗顔クリーム、口紅、消臭液(ロールオンタイプ)など

のきなみ3~4割もリーズナブルな価格に思えた。

なので、すっかり味を占めた相方は

コスメショップと見ると、目を輝かせるようになったのだった。

結局、ここでも数品をまとめ買い。ほくほく顔で、ホテルへと戻った。

 

ひとまずこれで、「バラマキ?みやげ確保」は完了。

あとは、自分が本当に気に入った物だけ買えばいいから、気が楽だ。

部屋に買い物袋sを置き、すぐまた外へ。

目指すは、昨夜発見して心のなかで予約しておいた居酒屋街。

きっと楽しい夕食になるはず・・と、思いきや。

実際に、立ち並ぶ店の前を通ってみると

予想以上の強引な客引き合戦に、まずは〈1ゲッソリ〉。

結局、海鮮料理目当てに路上にテラス席を出していた店のひとつ

NEYZEN RESTAURANTに入ったものの、

前菜の注文は必須(要するに「お通し」だね)とか

アルコールを提供する店特有の決まりごとに〈2ゲッソリ〉。

そして、席に着いた我々をすばやく見つけ、頭の上で歌い始める音楽隊。

明らかに「おひねり」を期待している雰囲気に〈3ゲッソリ〉。

料理自体はイカもエビも新鮮で、充分美味しかったのだが

いかんせん、賑やか過ぎて落ち着いて味わえないのが、残念すぎた。

地元の人じゃなく、観光客向けの店だったのか?

そのあたりも判然としないまま

声を張り上げる音楽隊から逃げるように店を出た、Ara-kanふたりだった。

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あちこちで歌声が響く居酒屋ストリート

ではでは、またね。