2018年11月28日(水) ビエンチャン市内
トロピカル・フラワーもそこいらじゅうに
すっかり"ラオス時間"に順応し
遅い昼食&デザートをのんびり味わっていたら
いつのまにか、午後4時近くになっていた。
明日の朝には、次の街に向かわなければならないので
ビエンチャンで自由に動けるのは、本日かぎり。
ちょっとギアを上げて、回ることにしよう。
いったんホテル近くの繁華街まで戻ると
メインストリートにそって
地元の布製品や民芸品を扱う店が、軒を連ねていた。
明らかに観光客向けではあるが、ギラギラしたイルミネーションもなく
素朴ながらもあか抜けた雰囲気に惹かれ、中に入ってみる。
ここラオスは織物産業が盛んで
高級織物店から、ブティック、テキスタイル、ファッション雑貨など
観光客のニーズやお財布に応じた、多彩な布製品を扱っている。
優しいデザインと色合いのバッグ・巾着・小物入れが
手作りにしては手頃な値段で揃っており
ふだんならこの手の品物にはあまり興味を示さない相方も
バラマキ土産に最適だと、あれこれ迷いながら小物をまとめ買い。
私も、うつぶせにぐでっと寝そべる牛?ヤギ?のぬいぐるみから目が離せなくなり
結局日本までお持ち帰りしてしまった。
(いまも、リビングの日当たりのよい出窓で、ずーーっとお昼寝中)
ナイトマーケット。時間が早く客足はわずか
土産品でふくらんだ買い物袋を両手に提げ
さらに何軒かオシャレな店に立ち寄りながら、大通りを東へ進んでいくと
夕暮れ迫る景色の中、左手に大きな川が見えてきた。
メコン川だ。
河原では、オレンジ色に灯る白熱電球のもと、ナイトマーケットが開催中。
オープンスタイルのレストランも軒を連ね、根気よく客を待っていた。
さらに土手の一角では、地面に置かれたラジカセからダンスミュージックが流れ
曲に合わせて踊る若者たちの姿も。
けれども賑やかなのは、その一か所のみ。
基本的には、昼間の市場と同じく、掛け声も歓声も聞こえてこない。
どこかファンタジーの世界に紛れ込んでしまったような
不思議に静かな賑わいが広がるばかり。
正直〈アジアの騒音〉にゲッソリしてきた中年旅行者にすれば
心からくつろげる"祭りの情景"なのだった。
通りにも屋台がずらり(見た目の印象よりずっと静か)
夕涼みを兼ねて、美しい夕暮れのメコン川沿いをぶらついた後は
ふたたびホテル近くの繁華街へと戻って
前もってチェックしておいたレストランに入る。
カフェ風のラオス料理店Lao Kitchen(ラーオ・キッチン)。
「日本人に合う味付け」というガイドブックの紹介文に引かれたのだった。
ラーオ・キッチン。観光客はもちろん地元の人でも賑わっていた。
珍しく「料理only」の写真。竹籠に入ったもち米(カオ・ニャオ)は鉄板!
トート・ノック(手羽先から揚げ)、ヨー・チョークン(春巻き)など
ラオスの定番料理を、ひととおり注文する。
明るくて開放的な店内、店員のにこやかな対応ぶり。
そしてなにより、評判通り癖がなく口に合う料理を、お腹いっぱい頂いたのだった。
いよいよ明日からは、1泊2日の「ルアンパバーン大移動」が始まる。
いちおう途中の町・バンビエンまでのチケットは買ったけど
その先の交通の便は、いまだ白紙状態。
果たして、なにごともなくたどり着けるのだろうか!?
ではでは、またね。