思わず欲しくなる手織物 ラオス(&ハノイ)ふたり旅 2018.11.27-12.4 2日目(その4)

2018年11月28日(水) ビエンチャン市内

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          トロピカル・フラワーもそこいらじゅうに


すっかり"ラオス時間"に順応し

遅い昼食&デザートをのんびり味わっていたら

いつのまにか、午後4時近くになっていた。

明日の朝には、次の街に向かわなければならないので

ビエンチャンで自由に動けるのは、本日かぎり。

ちょっとギアを上げて、回ることにしよう。

 

いったんホテル近くの繁華街まで戻ると

メインストリートにそって

地元の布製品や民芸品を扱う店が、軒を連ねていた。

明らかに観光客向けではあるが、ギラギラしたイルミネーションもなく

素朴ながらもあか抜けた雰囲気に惹かれ、中に入ってみる。

 

ここラオスは織物産業が盛んで

高級織物店から、ブティック、テキスタイル、ファッション雑貨など

観光客のニーズやお財布に応じた、多彩な布製品を扱っている。

優しいデザインと色合いのバッグ・巾着・小物入れが

手作りにしては手頃な値段で揃っており

ふだんならこの手の品物にはあまり興味を示さない相方も

バラマキ土産に最適だと、あれこれ迷いながら小物をまとめ買い。

私も、うつぶせにぐでっと寝そべる牛?ヤギ?のぬいぐるみから目が離せなくなり

結局日本までお持ち帰りしてしまった。

(いまも、リビングの日当たりのよい出窓で、ずーーっとお昼寝中)

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         ナイトマーケット。時間が早く客足はわずか

 

土産品でふくらんだ買い物袋を両手に提げ

さらに何軒かオシャレな店に立ち寄りながら、大通りを東へ進んでいくと

夕暮れ迫る景色の中、左手に大きな川が見えてきた。

メコン川だ。

河原では、オレンジ色に灯る白熱電球のもと、ナイトマーケットが開催中。

オープンスタイルのレストランも軒を連ね、根気よく客を待っていた。

さらに土手の一角では、地面に置かれたラジカセからダンスミュージックが流れ

曲に合わせて踊る若者たちの姿も。

けれども賑やかなのは、その一か所のみ。

基本的には、昼間の市場と同じく、掛け声も歓声も聞こえてこない。

どこかファンタジーの世界に紛れ込んでしまったような

不思議に静かな賑わいが広がるばかり。

正直〈アジアの騒音〉にゲッソリしてきた中年旅行者にすれば

心からくつろげる"祭りの情景"なのだった。

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      通りにも屋台がずらり(見た目の印象よりずっと静か)

 

夕涼みを兼ねて、美しい夕暮れのメコン川沿いをぶらついた後は

ふたたびホテル近くの繁華街へと戻って

前もってチェックしておいたレストランに入る。

カフェ風のラオス料理店Lao Kitchen(ラーオ・キッチン)。

「日本人に合う味付け」というガイドブックの紹介文に引かれたのだった。

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     ラーオ・キッチン。観光客はもちろん地元の人でも賑わっていた。

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   珍しく「料理only」の写真。竹籠に入ったもち米(カオ・ニャオ)は鉄板!

 

トート・ノック(手羽先から揚げ)、ヨー・チョークン(春巻き)など

ラオスの定番料理を、ひととおり注文する。

明るくて開放的な店内、店員のにこやかな対応ぶり。

そしてなにより、評判通り癖がなく口に合う料理を、お腹いっぱい頂いたのだった。

 

いよいよ明日からは、1泊2日の「ルアンパバーン大移動」が始まる。

いちおう途中の町・バンビエンまでのチケットは買ったけど

その先の交通の便は、いまだ白紙状態。

果たして、なにごともなくたどり着けるのだろうか!?

 

ではでは、またね。