人気店は遅めに訪ねるのが吉 小樽3泊ふたり旅 2023.5.23-26 3日目➂ 有珠山ロープウェイ山麓駅🚘洞爺湖東岸🚘小樽/ホテル👣酒処ふじりん

2023年5月25日(木) ホテル🚘キロロリゾート🚘名水の郷きょうごく🚘サイロ展望台🚘有珠山ロープウェイ山麓駅🚡山頂駅👣有珠外輪山遊歩道👣外輪山展望台👣山頂駅🚡山麓駅🚘洞爺湖東岸🚘小樽/ホテル👣酒処ふじりん

    予約必須の「ふじりん」で晩ごはん。"ラッキー尽くし"の一日だった。

 

午後5時過ぎとはいえ、まだまだ陽射しが暖かい。

せっかくの天気だからと、行きとは反対側の洞爺湖東岸を北上した。

低い木漏れ日が、湖岸の新緑をいっそう鮮やかに浮き立てる。

この透き通った空気感は、北海道ならでは。

 

       誰も通らぬ湖岸の道を、なかば夢心地でゆっくり走る。

      正面には貫気別山? 今日の雲はなにかと"やんちゃ"だ。

      左手には赤富士ならぬ「赤蝦夷富士」。白い残雪が美しい。

     時を追うごとに赤みを増すものだから、何枚も撮ってしまった。

       午後7時過ぎ。ようやく太陽が西の大地に沈む。

 

いくら日が長いとはいえ、午後7時半を過ぎると、あたりは真っ暗。

有難いことに、一台の車がずっと前を走っていたので

何も灯りのない曲がりくねった山道も、心配したほど苦にはならなかった。

結局一度も休憩を挟まぬまま、3時間近くかけて小樽のホテルへ帰着。

さっそく空きっ腹を抱え、夜8時過ぎの街へと繰り出した。

 

いつ戻れるか予想のつかない"気まま旅"。

当然、店の予約を入れるはずもない。

出たとこ勝負で、一番行ってみたかった居酒屋へと向かうことに。

店の名は「酒処ふじりん」。

実はここ、毎週火・水曜が定休日。

なので、行くとしたらこの夜(木曜)しかなかったのだ。

 

午後8時半。

小樽の繁華街をちょっとはずれた店の前に到着。

店先には、黒い小粋な暖簾が・・間違いなく営業中だ。

        閉店まで残り1時間半。まだまだ余裕はある。

 

ネットの情報などでは「要予約」とあった人気店。

とはいえ、すでに時刻は8時過ぎ。

実は半年前の同じ時間帯、帯広の有名居酒屋に予約なしで入ることができた。

そのとき、店のおばちゃんが教えてくれたのだ。

――8時過ぎると結構空いてるから、その頃またいらっしゃい。

 

なので、ひょっとしてここも・・と思いつつ暖簾をくぐり、声を掛ける。

――二人だけど、予約なしで今から大丈夫ですか?

――どうぞ。ちょうどお席が空いたとこです。

・・・・やった!!

 

   計ったように横並び2席が空いたカウンターに陣取り、まずは悪運に乾杯。

     「居酒屋」のイメージを裏切る、オシャレで清潔な店内。

      名物のおでんをはもちろん、何を頼んでもメチャ旨ばかり。

     〆は自家製のアイスクリーム! 専門店にも負けないおいしさ。

 

お刺身のお造りを2人前注文したので、その分

通常の"居酒屋値段"よりはいくらか高めのお会計になったけど

それでも、デザート込みでふたり飲み食いして8000円そこそこ。

ぜんぜんリーズナブルなんじゃないかな。

とにかく、小樽に来たら試してみたかったお店に入れて

予想を超える満足感を得られたのが、嬉しかった。

この夕食だけで、"来年も小樽にするか"なんて思ってしまったのだから。

 

    ハードな山歩きで疲れた五臓六腑を癒す、極上の"晩ごはん"だったよ。

 

ではでは、またね。