甘い空気と遅い日没 石垣島ふたり旅 2021.12.5-9 1日目(その1) 自宅⇒羽田空港⇒石垣島空港

2021年12月5日(日)羽田空港石垣島空港🚙明石食堂🚙ホテル

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          何回見ても、富士山には見とれてしまう。

  

朝10時40分頃、自宅からスーツケースを転がすこと10分余り。

最寄りの駅に到着し、電車でたまプラーザへ移動。

予定より1本早い11時30分発のバスに乗り、羽田空港へ。

第一ターミナル到着後、JALの自動チェックイン機にチケット確認番号を入力し

難なく搭乗券をゲット!・・と思ったら、荷物の機内預けを忘れていた。

たまたま、利用したチェックイン機が「機内預け荷物のない乗客用」だったらしい。

近くにいた係員をつかまえ、あとは手取り足取り。

結局"有人チェックイン"となった。

やれやれ。何度やっても、機械相手の操作は苦手のままだ。

 

なんとかスーツケースを預け、多少身軽になって1時間ほど時間を潰す。

事前に購入したガイドブックが一冊だけで、少々心細かったので

2階の書店でロードマップ付きのガイド本を購入する。

※現地到着後、レンタカーオフィスで地図と無料ガイド本が数冊用意されており

 正直そちらのほうが、実用的で役に立った。

 そうでなくても、スマホ経由のネット情報が簡単に入手できる昨今。

 もはやこの手のガイドブックは、無用の長物と化した感がある。

 出版社の方々には悪いが、次回からは買わずに済ませることに決めた。

 

ちなみに、この日搭乗するのは

JAL0973 羽田1414発⇒石垣空港1750着 という"のんびり便"。

現地に着いた時には、ほとんど夜。

旅行初日がほぼ無駄になる、もったいない時間帯だ。

同じく復路も 石垣空港1055発⇒羽田1330着の午前便

なぜか。

理由はシンプル。

追加料金がかからない「基本便」だから。

 

実は、今回の旅行(日程)については、かなり頭を悩ませた。

そもそも沖縄と違い、3泊4日でレンタカー付のツアーとなると

最も安い設定でも4万円近い価格設定。

加えて午前中などムダの少ない時間帯の便を選ぶと

片道だけで6~8千円ぐらい追加料金がかかってしまう。

そのため、もし「午前中発の便で出発し、夜羽田着の便で帰る」という

3泊4日をフルに活用できるスケジュールを組んだとしたら

たちまちツアー料金は5万円台中盤へとジャンプアップ。

ふたり合わせて11万円コースにまで、膨れ上がってしまうのだ。

東南アジアや台湾に行ったほうが、よっぽど安上がりだよ~。

・・といっても、海外旅行は夢のまた夢。

 

これ以上、追加料金は払いたくない。

だが、このままだと実質「中2日」しか旅行期間がない。

 

そこで、今回は発想の転換を試みることに。

行きと帰りの2日間は諦め、「中2日」を「3日」へと延長。

同じ内容で、4泊5日のツアーを探してみたのだ。

すると――あったあった!

ひとりあたり4万7千円と一見割高だが

実は、「コロナワクチン接種割引き」が適用されており

二人合わせて1万円の値引きとなる、スグレモノ。

しかも、3泊4日のツアーにはなかった「朝食」が、毎日含まれていた。

つまり4千円ほど追加するだけで、まるまる1日長い朝食付きの旅ができるのだ。

 

以上の過程と結論を相方に告げると、彼女も大賛成。

すかさず"善は急げ!"と、申し込んだ次第。

もちろん、ワクチン接種証明書の画像をメールしたりなど

細かい手続きは必要だったが、これまた難なくクリア。

晴れて、ひとりあたり4万2千円で4泊5日の石垣島ツアー

(航空便チケット代+レンタカー代+朝食付きホテル代)をゲットできた。

 

出発前のゴタゴタを長々と書き連ねてしまったけれど

そんなわけで、定刻に離陸したJAL0973便は18時少し前

夕焼け空の広がる石垣空港へとランディングした。

そう。横浜だったら16時半ごろに沈んでしまう太陽が

こちらでは、18時近くまで西の空に頑張っていてくれるのだ。

滑走路に降り立ったとき、窓の外に広がる明るい空を見上げただけで

・・南の国に来たんだな~~。

と、しみじみ実感させられたのだった。

 

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   白保珊瑚礁上空から空港へ。直行便から見下ろす景色は、ちょっと苦い。

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      17時40分、石垣空港到着。翼の上には夕焼け空。

 

そうそう。前日までの天気予報は見事にはずれ

この日の石垣島上空には、きれいな青空が広がっていた。

しかもこの先数日間は、晴天が続くとのこと。

「冬場は曇り空が多い」という石垣島の"常識"も

悪運強き"晴れ男&女"の到来には、勝てなかったらしい。

ーーなんて、たまたまに過ぎないんだけどね。

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   左から南アルプス中央アルプス北アルプス。中央以外は登ったなあ。

 

ともあれ、羽田から石垣島までの航路は終始好天に恵まれ

ちゃっかり2人とも確保した窓側K席から、眼下の景色を眺めっ放し。

何度見ても感動せずにはいられない富士山はもちろん

それぞれ雪帽子をかぶった南・中央・北アルプスの山々にはじまり

紀伊半島の突端を経て奄美の島々と、徐々に南の色合いを深めてゆく海の色を

存分に楽しんだ。

 

またもや話がとっちらかった。

定刻よりちょい早い17時40分ごろ、日の残る石垣空港に到着。

手荷物のスーツケースを受け取り、まずは空港ビル内の特設カウンターに

新型コロナワクチンの接種証明書(コピー)を差し出し

「あんしん島旅プレミアム」のカードを受け取る。

これは、石垣島で実施している観光客相手のキャンペーン。

カードを差し出せば、ホテル・飲食店・土産物屋・ツアーオフィスなど

様々な施設で〈特別サービス〉が受けられる、というものだった。

※実際のところ、5日間を通じて利用できたのは

 土産物屋のオマケ(ちんすこう)と、川平湾の「グラスボート2割引き」のみ。

 もっと観光色の強い旅だったら、使いどころが多かったんだろうけど。

 

ともあれ、これでようやく空港ビルの外へ。

マスク越しながらも、南国特有の甘い空気がとても美味しく感じる。

海外の空港を出た時にも体験する、最初の"旅の実感"だ。

 

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            なにはともあれ、空気がうまい!

 

正面出口から横断歩道を渡った左手に、レンタカー会社のボードを持つ男性を発見。

名前を告げ、ほどなくやってきた送迎ミニバスに乗り、レンタカー会社へ移動。

例によって一番安いコンパクトカー(今回はトヨタヴィッツ)に乗り込み

いよいよ出発することに!

※係員と共に行なう車両チェック(キズの有無を確認する)のとき

 左後部のバンパー近くに目立つ擦りキズを発見したけれど

 「あー、いいのいいの、これくらいは」と、にっこり笑って"無傷認定"。

 どうやら、多少のキズは"見て見ぬふり"らしい。

   こんな気持ちのいい場所に暮らしてたら、細かいなんか気にしなくなるよな。

 

このあたりで、時刻は18時半を少しまわったあたり。

ホテルに直行すれば、19時過ぎに着く見通しだったけれど

我らの車が目指したのは、石垣市街とは反対方向。

横断歩道を渡る児童のように片手を上げた北東部の半島なかばに

金・土・日の週末しか営業していない、八重山そばの名店があるのだ。

日曜夕方に到着した我々には、この夜しかチャンスがない。

なので、乗りなれないレンタカーのハンドルを握り(運転は相方任せ)

ひとつも街灯の灯らぬ真っ・・・・暗な道を、ひたすら北へと向かうのだった。

はてさて。

石垣島いち」と評判の八重山そばに、首尾よくありつけたのか?

 

ではでは、またね。