2021年12月7日(火) 川平湾~ウシのカドデ~石垣島ミルミル本舗~名蔵アンパル~観音崎~島料理の店「南の島」
観音崎付近で日没を観る。"光の道"はニライカナイへ続く・・といいな。
潮が満ちてくるまで干潟を探索するぞ!
なんて気負っていたものの、"冒険"開始30分にして
これ以上頑張っても腰が痛くなるだけだ、と予想できてしまった。
結局、15時過ぎの干潮時刻を過ぎたあたりで、"生き物捜索"を断念。
「まあまあ、気分は良かったね」
相方と雑談を交わしながら、一面の干潟と化した河口部分を戻っていった。
時刻は、まだ15時半を過ぎたあたり。
夕方(日没)までの時間がポッカリ空いてしまった。
・・・さて、どうしよう。
とりあえず、まだ訪ねていない"気になるスポット"を潰していこっか。
消極的な選択肢の中から最初に選んだのは
島の南東部に小高い丘(パンナ岳)を成している、パンナ展望台。
名蔵アンパルから車を飛ばせば、10分ほどしかかからない。
カーナビは「南(正門)側からアプローチするルート」を示したが
行きと帰りで同じ道を辿るのは面白くなかったので
少々距離は伸びるが、あえて北側の「裏口」を目指すことに。
すると・・思ったより道が入り組んでいて、昇り降りが激しく、幅も狭い。
ハンドルを握る相方は大変そうだったが
助手席の無責任男にとっては充実の〈山登りルート〉だった。
ともあれ、意外にスリリングなドライブを楽しむこと数分。
200メートルにも満たない丘を登り切ったところに
10台分ほどの駐車スペースがあり、その右手の高みに白い建造物が聳えていた。
そこが、「パンナ展望台」。
正式名称は、もう少し"恥ずい"――エメラルドの海を見る展望台。という。
天気晴朗なれど、風強し。
干潟で遊んだ?名蔵アンパルだけ撮って、早々に退散。
「石垣島をぐるっと360度見渡せる」という売り文句のとおり
最上階からの眺望は、まさに絶景!
石垣市街地のビル群から、竹富島・西表島など周辺の離島までが一望できる。
・・ではあるが、昨日から各地で「絶景」に接してきた身にすると
「うん。確かに綺麗だね」ぐらいの感慨しか、湧いてこない。
まったくもって、"慣れ"というのは恐ろしい。
おまけに、天気は良いものの、風が強い。
気温は20度以上あったが、体感温度はその半分以下か。要するに、寒いのだ。
同時刻に居合わせた数名の観光客と同様、10分と持たず退散することに。
んで、次はどうしようか?
じゃあ、さっき入れなかったミルミルのお店に行ってみよう。
オッケー。
以下、石垣島ミルミル本舗(再訪〉
リゾートホテル巡り〔石垣リゾートグランヴイリオホテル・フサキビーチリゾート〕
といった流れで〈石垣島南東部ドライブ〉は、ゆる~く過ぎていった。
ツグミ?ムクドリ?・・いずれにせよ、希少な鳥ではないだろう。
なぜか日没間近になると雲が切れ、太陽が顔を出す。
防波堤の上に腰掛け、海に沈んでゆく。これまた雄大な日没を満喫。
昨日のような夕焼けにならない空を見上げて、早々にホテルへと帰還する。
日没直後の"残照"が、雲を朱く染める。
部屋に戻って身支度すれば、残るは"ディナー"のみ。
メチャクチャ旨かった「えいこ鮮魚店」での連チャンも考えたが
『最初"感激した店"に2日続けて入ると、かなりの確率でガッカリさせられる」
という苦い経験を繰り返してきたので、敢えて違う店を選択。
島一番の盛り場、ユーグレナモール付近まで歩いてゆき
ネオンを連ねる狭い通りに面した「島料理の店 南の島」に入った。
実はここも、多くのガイドブックで紹介されている有名店のひとつ。
女性闘牛士として有名な名物女将には会えなかったが
白木の柱と壁に囲まれた店内には、落ち着いた雰囲気が漂っており
小上がりの座敷席に案内された我らも、すぐにリラックス。
定番の島豆腐チャンプルーや、卵料理、石垣牛の焼き肉などをサカナに
地元の泡盛を傾け、「島料理」をいただく。
民家風のたたずまいに、親しみがわいてくる。
名物女将の代わりに、やんちゃなシーサーが迎えてくれた。
弱いながらも泡盛をお代わり。・・また、料理の写真を撮り忘れた。
どれもこれも文句なしの"家庭料理"・・ではあるのだが
滞在3夜目となると、それなりに〈石垣の味〉に慣れてきて
少々の美味しさでは喜べなくなっていた。
加えて、昨夜の「えいこ鮮魚店」で"感動"してしまったせいで
どうしても、"さらなる感動"を求めてしまう。
結果、この日の夕食に対する評価は厳しめへと変化。
――おいしかったけど。まあまあ、かな。
あたりに落ち着つくことに。
返す刀で、明日(4日目)の夕食は「えいこ鮮魚店・リベンジ」だ!
と、早々に決定したのだった。
ではでは、またね。
石垣シティの夜は更けて・・