美味も絶景も"3日で慣れる"。つくづく、人間って強欲だ。 石垣島ふたり旅 2021.12.5-9 3日目(その4)名蔵アンパル⇒パンナ展望台⇒観音崎⇒島料理・南の島 

2021年12月7日(火) 川平湾~ウシのカドデ~石垣島ミルミル本舗~名蔵アンパル~観音崎~島料理の店「南の島」

 

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    観音崎付近で日没を観る。"光の道"はニライカナイへ続く・・といいな。

 

潮が満ちてくるまで干潟を探索するぞ!

なんて気負っていたものの、"冒険"開始30分にして

これ以上頑張っても腰が痛くなるだけだ、と予想できてしまった。

 

結局、15時過ぎの干潮時刻を過ぎたあたりで、"生き物捜索"を断念。

「まあまあ、気分は良かったね」

相方と雑談を交わしながら、一面の干潟と化した河口部分を戻っていった。

時刻は、まだ15時半を過ぎたあたり。

夕方(日没)までの時間がポッカリ空いてしまった。

・・・さて、どうしよう。

 

とりあえず、まだ訪ねていない"気になるスポット"を潰していこっか。

消極的な選択肢の中から最初に選んだのは

島の南東部に小高い丘(パンナ岳)を成している、パンナ展望台。

名蔵アンパルから車を飛ばせば、10分ほどしかかからない。

カーナビは「南(正門)側からアプローチするルート」を示したが

行きと帰りで同じ道を辿るのは面白くなかったので

少々距離は伸びるが、あえて北側の「裏口」を目指すことに。

すると・・思ったより道が入り組んでいて、昇り降りが激しく、幅も狭い。

ハンドルを握る相方は大変そうだったが

助手席の無責任男にとっては充実の〈山登りルート〉だった。

 

ともあれ、意外にスリリングなドライブを楽しむこと数分。

200メートルにも満たない丘を登り切ったところに

10台分ほどの駐車スペースがあり、その右手の高みに白い建造物が聳えていた。

そこが、「パンナ展望台」。

正式名称は、もう少し"恥ずい"――エメラルドの海を見る展望台。という。

 

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             天気晴朗なれど、風強し。

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        干潟で遊んだ?名蔵アンパルだけ撮って、早々に退散。       

 

石垣島をぐるっと360度見渡せる」という売り文句のとおり

最上階からの眺望は、まさに絶景!

石垣市街地のビル群から、竹富島西表島など周辺の離島までが一望できる。

・・ではあるが、昨日から各地で「絶景」に接してきた身にすると

「うん。確かに綺麗だね」ぐらいの感慨しか、湧いてこない。

まったくもって、"慣れ"というのは恐ろしい。

おまけに、天気は良いものの、風が強い。

気温は20度以上あったが、体感温度はその半分以下か。要するに、寒いのだ。

同時刻に居合わせた数名の観光客と同様、10分と持たず退散することに。

 

んで、次はどうしようか?

じゃあ、さっき入れなかったミルミルのお店に行ってみよう。

オッケー。

 

以下、石垣島ミルミル本舗(再訪〉

リゾートホテル巡り〔石垣リゾートグランヴイリオホテル・フサキビーチリゾート〕

観音崎灯台」散策~唐人墓付近で日没鑑賞

といった流れで〈石垣島南東部ドライブ〉は、ゆる~く過ぎていった。

 

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     ツグミムクドリ?・・いずれにせよ、希少な鳥ではないだろう。

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         なぜか日没間近になると雲が切れ、太陽が顔を出す。

 

防波堤の上に腰掛け、海に沈んでゆく。これまた雄大な日没を満喫。

昨日のような夕焼けにならない空を見上げて、早々にホテルへと帰還する。

 

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           日没直後の"残照"が、雲を朱く染める。

 

部屋に戻って身支度すれば、残るは"ディナー"のみ。

メチャクチャ旨かった「えいこ鮮魚店」での連チャンも考えたが

『最初"感激した店"に2日続けて入ると、かなりの確率でガッカリさせられる」

という苦い経験を繰り返してきたので、敢えて違う店を選択。

島一番の盛り場、ユーグレナモール付近まで歩いてゆき

ネオンを連ねる狭い通りに面した「島料理の店 南の島」に入った。

 

実はここも、多くのガイドブックで紹介されている有名店のひとつ。

女性闘牛士として有名な名物女将には会えなかったが

白木の柱と壁に囲まれた店内には、落ち着いた雰囲気が漂っており

小上がりの座敷席に案内された我らも、すぐにリラックス。

定番の島豆腐チャンプルーや、卵料理、石垣牛の焼き肉などをサカナに

地元の泡盛を傾け、「島料理」をいただく。

 

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         民家風のたたずまいに、親しみがわいてくる。

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     名物女将の代わりに、やんちゃなシーサーが迎えてくれた。

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     弱いながらも泡盛をお代わり。・・また、料理の写真を撮り忘れた。

 

どれもこれも文句なしの"家庭料理"・・ではあるのだが

滞在3夜目となると、それなりに〈石垣の味〉に慣れてきて

少々の美味しさでは喜べなくなっていた。

加えて、昨夜の「えいこ鮮魚店」で"感動"してしまったせいで

どうしても、"さらなる感動"を求めてしまう。

結果、この日の夕食に対する評価は厳しめへと変化。

――おいしかったけど。まあまあ、かな。

あたりに落ち着つくことに。

 

返す刀で、明日(4日目)の夕食は「えいこ鮮魚店・リベンジ」だ!

と、早々に決定したのだった。

 

ではでは、またね。

 

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            石垣シティの夜は更けて・・