"島一番のソーキそば"を食べにいく 石垣島ふたり旅 2021.12.5-9 1日目(その2) 石垣島空港→明石食堂→石垣市内(ホテル)

2012年12月5日(日) 羽田空港🛫石垣島空港~明石食堂~石垣市内ホテル

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                    今まででいちばんおいしかった「ソーキそば」

 

島の北東へと伸びる半島目指して車を走らせること、十数分。

夕焼けの赤みが残っていた空は、一気に夜へと転じた。

すると、周囲はすっぽり暗闇に包まれた。

行く手を照らす明かりは、車のヘッドライトのみ。

信号もなければ、道路を照らしてくれる街灯も皆無。

数分おきに現れる宿泊施設・飲食店・民家の明かりがなければ

車ごと異世界に飛ばされたような気がするほど、頼りないドライブが続く。

 

それでも車に搭載されたカーナビと、スマホの位置情報のおかげで

目的地までのルートは、しっかり確認できている。

GPSには、感謝してもしきれない。

国道390号線から県道206号線へと乗り換え、ひたすら北上してゆく。

 

ほとんど停車することなく、走り続けること30分。

県道を離れ、明石の集落へと侵入。

道の左に商店らしき明かりが見えたところで

突然カーナビが「目的地です」と告げ、ストップした。

ここが、明石食堂?

だが、どう見ても、駄菓子屋か雑貨店のようなたたずまいだった。

本当の目的地は別にあるはずだと判断し、もうしばらく先へ。

後戻りするように右に分かれる細い道を進むと・・

ようやく、左手前方にぼんやりした灯りが見えてきた。

突き当たりを左にぐるりと回り込むと、そこは駐車スペースの空地。

間違いない。目指す明石食堂だ。

 

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        外から見える灯りは、これだけ。く・・暗い。

 

外見は、小さな民宿。

長屋のような細長い平屋が、正面に並び(部屋数は5~6程度)。

その左手に食堂部分が隣接している。

灯りは、そこから漏れていた。

車を降りと食堂に入ると、いらっしゃいませ!の若い声。

思ったより店内は広く、4~5台のテーブル席が間隔を空けて置いてあり

そのうち半分ほどが先客で埋まっていた。

しかも、古びた民宿とは違い、つい最近リフォームしたように真新しい。

おそらく、昔から民宿を営んでいたのが

食事で提供する八重山そばの評判が徐々に高まり

いつしか金土日の週末限定で、食堂を開くようになったのだろう。

 

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         店内はピカピカ。たぶんリフォームしたのだろう。

 

ともあれ、空いているテーブル席のひとつに座り

中央に立つアクリル板を挟んで、メニューを検討する。

・・といっても、悩むことはない。

ここは「島一番」と評判の、ソーキそば一択だ。

しかし、メニューの写真を見る限り、ずいぶんソーキ(豚肉)がでかい。

一度に大量の肉を食べる能力は、とうに失われている。

無理して食べて胃もたれに襲われるのも、大量に残すのも嫌だったので

「ソーキそば」と肉の少ない「八重山そば」を、ひとつずつ注文する。

たしか「ソーキそば」は850円、「八重山そば」は500円だったと思う。

 

待つことしばし。

お待たせしました、と、目の前に置かれた「ソーキそば」の丼を前にして

さっきの判断がテ適切だったことを再確認。

スーパーで売られているパック入りのブロックベーコンに匹敵する

大きな豚肉(ソーキ)の塊が、二切れも乗っかっていたのだ。

そのひとつを、相方の「八重山そば」の上に移動させて――いただきます。

 

まずは、スープ。

しっかりと出汁が効いており、これだけでも満足。

麺も適度な歯応えで、文句なし。

そして問題のソーキは・・口の中でとろっとろにほぐれてゆく。

これまで沖縄には5~6回。

八重山諸島に訪れるのも今回で3度目だが

これまで口にしたソーキそばのなかでは、文句なしのベストワン。

わざわざ空港から直行しただけの甲斐はあった。

 

ふたりともきれいに平らげたところで、ちょうど腹八分目。

ごちそうさまでした。

店のおかみさん?&バイトの子?に声をかけ、大満足で店を後にする。

駐車スペースに停めた車に戻る間にも、どこからか甘い南国の匂いが漂ってくる。

久しぶりの石垣島だ!―—という実感が、ここにきてようやく湧いてきた。

何度繰り返しても、やっぱり旅は、初日が一番楽しいんだよなぁ。

 

ではでは、またね。

 

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       今回4連泊したホテル。こちらの紹介は、次回にでも。