サーチャージは海外旅行の〈天敵〉だ! エストニアからラトヴィアへ 2019.6.27-7.4 出発4日前 60'sふたり旅

旅先を決めるとき

毎回、最大のポイントとなるのは

”どのくらい安く行けるのか”という料金面

――早い話が、航空運賃だ。

 

なので、2019年の年明け早々

次はどこに行こうか迷っていた当方が

バルト三国が意外と安くてすごい良かったって」

との相方の友人の体験談に飛びついたのも

例によって「安い」の言葉にアンテナが反応したためだった。

 

これまで「北欧は高い」との先入観から

食わず嫌いになっていたエリアだったのだが

ダメモトで現地の情報をググッてみると……

旧ソ連から独立したこともあり

物価は隣接するスカンジナビア諸国のほぼ半分だという。

 

――ならばトライしてみるか、と思い直し

すぐさま格安空港券をチェック。

すると、モスクワ乗り継ぎのアエロフロートなら

全部込みでも1人10万足らずでチケットが取れることが判明。

しかも行きがタリン(エストニア)着

帰りがリガ(ラトヴィア)発のオープンジョーなら

出発当日から現地での宿泊が可能。

帰国便も午後2時半なので昼近くまで遊べる、という

理想的なスケジュールが組めそうだった。

 

そこにダメ押しとなる相方の言葉が。

「年々物価が高くなってるらしくて、いまの内が“行きどき”みたいよ」

 

これも何かの縁だし、いっちょ行ってみるか!

一気に盛り上がった……のだが

ひとつだけ引っかかることがあった。

それは、サーチャージ。燃油代。

 

今後数カ月のサーチャージ料金の予想を調べてみると

現在3万円台半ばのところが

4月以降の発券になると大幅にダウン。

2人合わせて5万円近く安くなる!

との見通しだったのだ。

 

――これは、待つだけの価値がありそうだ。

そう判断した当方は、1月上旬での購入をストップ。

燃油代が切り替わる4月1日に

改めて航空券代理店に電話を入れた。

 

ところが、そこで提示された金額は

――1月の時点とまったく一緒。

たまらず「燃油代って、下がったんじゃなかったですか?」と問いかけると

「はい、パリ、ローマ、ロンドンなどの主要路線は下がりましたが、

 それ以外の路線は以前と同料金になります」。

要するに、サーチャージを下げるのは

他社と競合するメジャーな路線だけだったのだ。

 

ガーン。

 

しかも、改めて、予定していた

6月27日発―7月4日着の便の空き状況を訪ねてみると

復路に関しては最低料金の席は売り切れ。

当初の予定よりも2万円以上高くなるという答えが。

気持ちよく落とし穴にはまってしまったようだ。

 

「日程をずらせば最低料金で手配できますが、どうしますか」

と気を遣われたものの

「いえ、その日程でお願いします」と

結局、総額で22万を超える航空券を購入せざるを得なかったのだ。

 なぜなら、すでに変更できない理由があったから。

休日の調整?

いやいや、そんなもん、どうにでもなります。

答えは、――宿。

このスケジュールでないと

半年前に予約できた〈人気の宿〉に泊まれないからだった。

 

そんなわけで

次回は、宿泊予約にまつわる苦労話を。

 

 

ではでは、またね。

 

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夜8時 タリン空港に到着