なにはなくとも、行きと帰りの航空券をゲット!
ちなみに格安につき払い戻し不可。
キャンセル料は100%、たとえ体調不良でも行かねばならぬ。
(・・今後はたぶん、ういう無茶もできなくなるね)
続いて、旅のルート&宿泊地(ホテル)の確定だ。
これには、航空券を購入の際に組んだ「仮日程」をベースに
スイス鉄道の時刻表をチェックしながら、検討していく。
今回、旅先での移動は鉄道と決めていた。
ヨーロッパの鉄道旅行に欠かせない「ユーレイルバス」が
たまたまこの時期、期間限定2割引きのセールをやっていたので
これだ! と飛びつき、
2カ国の鉄道すべてに乗車可能な「ユーレイルセレクトパス2カ国」を
本来なら2等(2nd class)の料金で
1等(1st ciass)パスを購入することができた。
せっかくのスイス列車旅。
この程度の金額でのんびり車窓風景を満喫できるなら絶対お得だ!
と、珍しく奮発してみたのだ。
・・後でこの判断がドンピシャリだったことが判明する。
ともあれ鉄道時刻表をあれこれ検討してみた結果
ジュネーブ1泊~グリンデルワルト2泊~マイエンフェルト1泊~
ボローニャ(イタリア)2泊の6泊8日の日程であれば
移動も観光も余裕を持ってできそうだ、という見通しが立った。
あとは、合計6泊の宿を決めるだけ!
2年ほど前から利用し始めたBookiing.comに入り
まだ空きが残っている「人気の宿」を探すことに。
今回は、鉄道利用で移動する旅のため
特に朝早めに動く必要がある町では、駅の近くを予約せねばならない。
比較的時間に余裕があるグリンデルワルトとボローニャの宿は、すんなり決定。
朝の出発が早いマイエンフェルトも、駅のすぐそばのプチホテルで決まり。
頭を抱えてしまったのは、初日の夜泊まるジュネーブのホテルだった。
ツインルーム&専用トイレ付き、という最低限の条件で駅近を探してみると・・
半年前だというのに、2万5千円以下の宿がひとつもない!
いくらヨーロッパは物価が高めだといえ
この条件で調べれば1万前後の安宿が見つかるものだが
――さすがは、インフレ国家スイス!
とはいえ、駅で寝る訳にもいかず
条件を全部とっぱらって再検索すると
ようやくジュネーブ(コルナヴァン)駅から徒歩五分の場所に
ギリギリ条件に合う一軒のホテルを発見できた。
ホテル・サン・ジェルヴェ。
ダブルルーム 共用バスルーム 朝食付きで119スイスフラン。
当時のレートで13382円となっている。
しかもキャンセル料は全額。いわゆる「返金無しの格安料金」でこの価格。
――えーい、しょうがねーな!
断腸の思いで予約ボタンをプッシュ。
即、全額送金の通知が届いた。
でもまあ、これだけで終わったのなら
「ちょっと高かったけど、しょうがないよね。スイスだから」
で済んだのだろうが・・現実はそんなに甘くなかった。
予約(入金)する直前、ひとつの記述が最後まで引っかかっていたのだ
いわく「チェックインは13時から23時まで」。
つまり、当日の夜11時を過ぎたらチェックインできない、とのこと。
もちろんこの記述を見逃すはずもなく、すぐに航空券を確認すると
『GENEVA(ジュネーブ)着1935』。
仮に飛行機が1時間遅れ、入国手続きの終了まで1時間かかったとしても
空港から駅までは10分程度。
22時前には楽々ホテルに到着することができる・・よし、大丈夫だ!
――実は、ぜ~んぜん大丈夫じゃなかったのさ。
涙涙のそのワケは
あさって7/29日公開の『旅記録1日目』で詳しく解説いたします。
ではでは、またね。