恐るべし!スイスの物価高 ジュネーブ発ボローニャ着 鉄道自由旅行2018 5/29~6/5 出発2日前 60'sふたり旅Ⅱ

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実はここに来るまで大変な苦労が!・・・グリンデルワルト

なにはなくとも、行きと帰りの航空券をゲット!

ちなみに格安につき払い戻し不可。

キャンセル料は100%、たとえ体調不良でも行かねばならぬ。

(・・今後はたぶん、ういう無茶もできなくなるね)

 

続いて、旅のルート&宿泊地(ホテル)の確定だ。

これには、航空券を購入の際に組んだ「仮日程」をベースに

スイス鉄道の時刻表をチェックしながら、検討していく。

今回、旅先での移動は鉄道と決めていた。

ヨーロッパの鉄道旅行に欠かせない「ユーレイルバス」が

たまたまこの時期、期間限定2割引きのセールをやっていたので

これだ! と飛びつき、

2カ国の鉄道すべてに乗車可能な「ユーレイルセレクトパス2カ国」を

本来なら2等(2nd class)の料金で

1等(1st ciass)パスを購入することができた。

せっかくのスイス列車旅。

この程度の金額でのんびり車窓風景を満喫できるなら絶対お得だ!

と、珍しく奮発してみたのだ。

・・後でこの判断がドンピシャリだったことが判明する。

 

ともあれ鉄道時刻表をあれこれ検討してみた結果

 

ジュネーブ1泊~グリンデルワルト2泊~マイエンフェルト1泊~

ボローニャ(イタリア)2泊の6泊8日の日程であれば

移動も観光も余裕を持ってできそうだ、という見通しが立った。

 

あとは、合計6泊の宿を決めるだけ!

2年ほど前から利用し始めたBookiing.comに入り

まだ空きが残っている「人気の宿」を探すことに。

今回は、鉄道利用で移動する旅のため

特に朝早めに動く必要がある町では、駅の近くを予約せねばならない。

比較的時間に余裕があるグリンデルワルトとボローニャの宿は、すんなり決定。

朝の出発が早いマイエンフェルトも、駅のすぐそばのプチホテルで決まり。

 

頭を抱えてしまったのは、初日の夜泊まるジュネーブのホテルだった。

ツインルーム&専用トイレ付き、という最低限の条件で駅近を探してみると・・

半年前だというのに、2万5千円以下の宿がひとつもない!

いくらヨーロッパは物価が高めだといえ

この条件で調べれば1万前後の安宿が見つかるものだが

――さすがは、インフレ国家スイス!

とはいえ、駅で寝る訳にもいかず

条件を全部とっぱらって再検索すると

ようやくジュネーブ(コルナヴァン)駅から徒歩五分の場所に

ギリギリ条件に合う一軒のホテルを発見できた。

ホテル・サン・ジェルヴェ。

ダブルルーム 共用バスルーム 朝食付きで119スイスフラン

当時のレートで13382円となっている。

しかもキャンセル料は全額。いわゆる「返金無しの格安料金」でこの価格。

――えーい、しょうがねーな!

断腸の思いで予約ボタンをプッシュ。

即、全額送金の通知が届いた。

 

でもまあ、これだけで終わったのなら

「ちょっと高かったけど、しょうがないよね。スイスだから」

で済んだのだろうが・・現実はそんなに甘くなかった。

予約(入金)する直前、ひとつの記述が最後まで引っかかっていたのだ

いわく「チェックインは13時から23時まで」。

つまり、当日の夜11時を過ぎたらチェックインできない、とのこと。

もちろんこの記述を見逃すはずもなく、すぐに航空券を確認すると

『GENEVA(ジュネーブ)着1935』。

仮に飛行機が1時間遅れ、入国手続きの終了まで1時間かかったとしても

空港から駅までは10分程度。

22時前には楽々ホテルに到着することができる・・よし、大丈夫だ!

 

――実は、ぜ~んぜん大丈夫じゃなかったのさ。

涙涙のそのワケは

あさって7/29日公開の『旅記録1日目』で詳しく解説いたします。

 

ではでは、またね。