小舟に乗って秘境?ムアン・ゴーイへ*前篇 ラオスうたた旅 2023.9.27-10.5 4日目② Nong Khiaw船着き場(Cafe)⇒Muang Ngoi 

2023年9月30日(土) Nong Khiaw/宿👣COULEUR CAFE RESTAURANT👣宿👣船着き場(Cafe)⛴⛴Muang Ngoi-ムアン・ゴーイ

"水路でしかアクセスできない村"ムアン・ゴーイへ、いざ出発進行!?

 

ゲストハウスに戻ってチェックアウト(鍵を返しただけ)。

小さなスーツケースを転がし、100メートルほど離れた船着き場へ。

その間にも、ぐんぐん青空が広がっていく。

気持ちはいいけど、陽射しは強烈だ。

ちなみに、この日の予想最高気温は35℃だった。

青空の色が鮮やかすぎて、似たような写真を何枚も撮ってしまう。

 

昨日下見したチケット売り場に着いたのは、ちょうど朝9時を過ぎたあたり。

貼り紙に書いてあった通り男性の係員が詰めており、すぐに乗船券を購入できた。

ちなみに料金は2人合わせて50000キップ(だったような)、日本円ならば250円。

これで1時間の船旅が楽しめるのだから、格安と言うしかない。

 

無事チケットは確保したが、出発まで2時間以上ある。

外は炎天下で、スーツケース引っ張って歩き回る気分でもない。

ここはのんびり待とうと、すぐ隣のカフェレストランに入る。

川風が吹き込む、気持ちのいいベランダ側テーブルでティータイム。

ムアン・ゴーイ行きボートの船着き場(青い浮桟橋)も見下ろせるので、心配なし。

※このとき接舷している小舟は、別の場所に向かう定期船。

ジンジャーティーとミントティーを頼んだら、生のショウガとミントがどっさり入った

特大マグカップが登場。飲み切れなかったので、空いたペットボトルに詰め替えた。

こちらは2杯合計で30000キープ(150円)。

ぼんやりあたりを眺めたり本を読むうち、溶けるように間に時間は過ぎていった。

そして10時半を少し過ぎたころ、軽快なエンジン音とともに

上流から一艘の細長いポートがすいすい近づき、船着き場に着岸。

1時間ほど前、ムアン・ゴーイを出港した定期船に違いない。

いそいそと会計を済ませ、船着き場へと向かった。

満杯のボートを降りる乗客。総勢30名近くの大部分が、海外からのバックパッカー

 

時間的に言っても、このボートが折り返しムアン・ゴーイに向かうのだろう。

そう考え、客の姿が途切れるのを待って船着き場へ。

ムアン・ゴーイ? と船頭に確認しつつ、乗り込もうとする。

だが、ノーノーと首を振られてしまった。

え? この船じゃないの!?

戸惑う我らをよそに、船頭は手早く準備を済ませ船着き場を出て行ってしまった。

無人の船着き場に取り残された、2個のスーツケース。

 

いったいこれから、どうなってしまうのか?

念のためチケット売り場に取って返し、改めて出発時間を確認することに。

すると「大丈夫、時間通りに船は出る」と請け負ってくれた。

確かに出発予定の11時半には、30分以上あった。

ここは信じて待つしかないと階段の途中に腰掛けていると

中学生?の子供たちが船着き場へと降り、抱えた荷物をよっこらしょと下ろした。

もしやと思って近づき、「ムアン・ゴーイ?」と声をかけると、コクリと頷く。

ようやく現れた同乗者にほっと胸をなでおろし、スーツケースをその横に並べる。

何度となく利用しているのだろう、手慣れた雰囲気の少年少女。

もしかして我々二人だけか?と心細くなっていたので、まずはひと安心だった。

 

その数分後、下流から軽~いエンジン音が近づいてきた。

見ると、先ほどムアン・ゴーイから来た船より、ふた周りほど小さいボートが

くるりと向きを変えて、船着き場に接舷した。

どうやらこの小舟が、11時30分発のムアン・ゴーイ行きらしい。

なるほど、乗船客の数が多くない(見通し)だったから

燃料代の節約も兼ねて、より小さいポートに変更したのだな。

 

念のため船頭に「ムアン・ゴーイ?」と尋ねると、今度こそイエスの返事。

手早く荷物を放り込む子供たちに続き、前方に取り付けられた特別席?に腰を下ろす。

目一杯詰めても20人は厳しい小さなボートが、ムアン・ゴーイに行く唯一の手段。

前方の二列三席だけ、飛行機の座席っぽいシートがセットされていた。

後方のロングシート?より快適そうだったので、迷わず占拠する。

あとは、出港時間を待つばかり。

いまのところ乗客は、子供ふたりと我々2名のみ。

果たしてこのガラガラ状態で、出航してしまうのだろうか・・

 

ではでは、またね。