2023年7月13日(木)
札幌ホテル🚘羊ヶ丘展望台/ラベンダー狩り🚘花茶🚘新千歳空港🛫羽田空港
予定外の店に入ってみたら・・なんと庭先にヒマワリ畑が!
この日は、15時過ぎの便に乗って帰る予定。
なので、自由時間はレンタカー返却の13時まで。
午前中を目いっぱい使って、効率よく回らねばならない。
昨日ロイズで買った半額パンを朝食代わりパクつき、8時過ぎにチェックアウト。
早朝から開いているワークマンで買い物を済ませ、羊ヶ丘展望台へと向かう。
目的は、この時期だけ開催している無料の「ラベンダー狩り」だ。
イベントの開始時間は10時なので、その前に展望台付近を歩いてみた。
クラーク像が立つ、羊ヶ丘展望台。朝9時過ぎから修学旅行生たちで賑わっていた。
ときおり雲が切れ陽射しが注ぐ牧草地の向こうに、札幌ドームが光る。
もちろん地名の通り?羊たちの姿も。みんなこっちにお尻を向けていた。
時間があったので、クラーク資料館にも入ってみた。
展示物は写真と文字ばかりだったけど、正面上部のステンドグラスはなかなか。
開始15分ほど前、レストハウスの右奥にある「ラベンダー園」へと向かう。
受け付けは右手の白テントで、採取に必要なハサミや袋を手渡される。
ひとり50本を目安に、好きな場所で取っていいとのこと。
それでは始めて下さい!
10時になって係員の声がかかり、スタンバっていた十数名がラベンダーに群がった。
よく見ると、エリアによって種類の異なるラベンダーが植えられていた。
せっかくなので、花が大きく見栄えのいい品種を採取していたら
聞き捨てならない情報が耳に飛び込んできた。
「小ぶりで色の濃いラベンダー(種)の方が香りが強くポプリに向いている」
・・・ええっ、そうだったんだ!?
あわてて小ぶりの品種に切り替え、半分程度はフォローできた。
ちなみに相方は最初から知っていたらしく
ポプリ向きの小型種だけを採取し、早々と作業を終えていた。
・・・教えてくれよ~~。
ともあれ、人生初のラベンダー狩りは無事終了。
相方ともども刈り取ったラベンダーはそのまま持ち帰り
陰干しにしたあと花の部分だけ集めて、何袋かのポプリになった。
いまもデスクの傍で爽やかな香りを振りまいている。
長閑な景色を横目に、「キッチンファーヤード」目指して急げや急げ!
ラベンダー狩りを終えると、急いで車に戻って出発。
目指すは初日にランチを食べた「キッチン・ファームヤード」。
野菜がめちゃくちゃ美味しかったので、最終日の昼もここに行くと決めていたのだ。
ただしラベンダー狩りの後だと、急いでも到着時刻は11時半過ぎ。
店は11時オープンなので、ひょっとして並ぶ必要があるかも・・と心配でもあった。
心は急ぎながらも、青空&麦畑を見ると、つい撮影ボタンを押してしまうのだ。
ともあれ予定通り11時半、キッチンファーヤードに到着。
ほぼ満杯の駐車スペースから・・・これはダメかも、と覚悟して正面に回ってみると。
なんと、店内どころか建物の外にまで続く大行列が・・
13時までにレンタカーを返す必要があるので、のんびり待つことなど不可能。
初日に食べて気に入った小型トマトのパックだけを購入し、他の店を探す旅に出た。
とりあえず、空港方面へと車を走らせながら、スマホで付近の店を検索。
すると、少し右手に逸れた場所に、かなりの人気店が見つかった。
あれこれ迷っている余裕も時間もないので、直行することに。
店の名は「花茶(Kacha)」。大粒の雨が降ってきたので、あわてて駆け込んだ。
入り口正面には、手作りアイスクリームのケース。後で食べてみようかな・・
幸い空席があり、すぐにテーブルまで案内してもらえた。入り口脇には大きなピザ窯。
客の入りは7分程度。広い庭が見渡せるカウンター席は、残念ながら予約済み。
迷った末、「採れたて野菜のプレート」?的なメニューを選ぶ。
ひとつひとつの素材の味が濃く、しっかり噛みしめながら完食した。
相方が頼んだカレーも美味しそうだったので、次はそっちも試してみたい。
食後は、デザート代わりに手作りのアイスクリームもオーダー。
季節限定のいちご(一番人気)とバニラのダブルをコーンで受け取り
歩きながらいただく。
ちょうど雨が上がり、陽射しが照り付けてきたので
さっき窓越しに見えた庭を見ようと、店の裏手に回ってみた。
すると・・
青い空と白い雲の下、広々とした庭と農園が、かなたまで続いていた。
南フランスの絵画で描かれるような、澄み切った景色。
・・・あれ?
右手の奥に、黄色いエリアがあるぞ。
ちょっと行ってみようか。
強い陽射しに融け始めた絶品アイスクリームをなめなめ、面舵一杯。
やがて、"黄色"の正体が明らかに。
まだ7月上旬だし花の時季には早かったか・・と諦めていたヒマワリ畑。
まさかそれが、こんなところ(失礼)で咲き誇っていたとは!!
スマホで見た店の情報にも、ヒマワリ畑のことは全く触れていなかったので
これは正真正銘、"偶然の出逢い"だった。
しかも、たまたま食べ終えた直後に、こんなに気持ちよく晴れるとは・・。
とことん雨に祟られた宮古諸島&沖縄に比べ、なんと北海道での天気運のいいことか。
おそらく生まれて初めて目にした、一面満開のヒマワリ畑。
北海道がくれた贈り物(と勝手に思い込んだ)に、感激せずにいられなかった。
こりゃもう、来年も遊びに来るしかないだろう。
バイバイ、新千歳。上空から見たターミナルビルは、なかなかカッコイイ。
あっというまに北海道沖へ。苫小牧付近の海岸線を越えてゆく。
本州・三陸海岸を一路南へ。
その後、羽田空港混雑のため、しばらく上空で待機することに。
ところが"回り道"を余儀なくされたおかげで、都心の遊覧飛行を楽しめた。
池袋と新宿の高層ビル街が眼下に広がる。
やはり自然木を活用した"隈さん建築"の方が、東京の街にはしっくりくる。
レインボーブリッジを眺めつつ、ようやく機体は着陸態勢へ。
定刻の30分遅れで羽田空港に到着。スカイマークだから?往復共に遅れたなぁ。
なぜかここでも、鬼滅ANAとすれ違う。
別にファンでもないけど、この手の"デコ機体"は反射的に撮ってしまうのだ。
第三ターミナルに並ぶ国際線の尾翼たち。
3年余りの国内旅行もひと段落、次は3年半ぶりのラオスだ!
ではでは、またね。