北の港町で"極上モーニング" 小樽3泊ふたり旅 2023.5.23-26  2日目➀ ホテル👣Caf'e 色内食堂👣ホテル🚘三島さんの芝桜庭園

2023年5月24日(水)

🚘ホテル👣Caf'e 色内食堂👣ホテル🚘三島さんの芝桜庭園

     ドリンク料金+100円でこの朝食!!・・って凄すぎる。

 

朝から快晴に恵まれたドライブ日和。

めいっぱい時間を使うべく、朝7時に起床。

毎週水~日曜に「朝ラーメン」が食べられるという

自然派ラーメン 麻ほろ」に向かった。

だが準備中らしき店の女性に"朝ラーメン金土日だけ"と言われ、ガックリ。

やむなく早出を諦め、開店5分後の9時5分

ホテル至近の喫茶店「Caf'e色内食堂」でモーニングセットをいただく。

 

    大きな看板はなく、目印はこれだけ。気を付けないとスルーする。

      店舗は2階。一瞬、登っていいのかな、と思ってしまう。

   "昭和レトロ"というクサい言葉がピッタリ。ちなみに右手の窓辺で戴いた。

 

すると、これが大当たり。

昔の建物を活用した雰囲気満点のたたずまいも気に入ったが

なにより格安で大充実のモーニングサービスに驚いた。

ドリンク(コーヒー紅茶ほか色々)料金に100円上乗せするだけで

サラダ・トースト・オムレツなどの朝食一式がついてくる。

おまけに当然のように付いてくるバター、ジャム、蜂蜜のトリオが

みな口に入れただけで"ホンモノだ!"と納得の、旨さ&濃厚さだったのだ。

 

厳選した(としか思えない)トーストの味も含めて

どう考えても100円程度で提供できるような内容じゃなく

これは赤字覚悟でやってるのだなーーと、ひとり勝手に納得する。

 

     店主ひとりで切り盛りしている。時間に余裕のない方は諦めよう。

 

そういえば、開店直後に入ったのに、店内にはふた組の先客が席を占めていた。

つまり、それくらい人気(+コスパ)の高い店なのだろう。

実際、我々の後を追うように2、3組が来店。

9時半を過ぎた頃にぞろぞろ入って来た家族連れに

「今から注文を受けても、提供まで1時間近くかかってしまいます」と

一人で切り盛りしていた店主が、事実上の"門前払い"を発していた。

小さな子供が騒がしく店内の静寂を乱していたことも

理由の一端だったように思われる。

(ちなみに大声で中国語しゃべる6~7人のグループだった)

 

    朝の店内。席はたくさんあるけど、実際には十人前後で"満席状態"に。

 

ともあれ、結果的に終始静かで落ち着いた雰囲気のなか

心ゆくまで極上の朝食を味わえたのは、予想外の幸せである。

難を言えば――こちらの選択ミスなのだが――オーダーしたドリンクが

チョコレート系の甘い飲み物で、自慢の本格コーヒーを味わえなかったのが心残りか。

(翌朝リベンジしたかったが、残念ながら定休日だった)

 

そんなこんなで、出発時刻こそ大幅に遅れたものの

そのぶん、ゆったのりんびり気分で朝のひとときを過ごすことができた。

こうなったら、焦って急いでもろくなことにはならないだろう。

とりあえず車は西へ。

余市の手前でフルーツ街道に逸れ、そのまま国道5号を南下してニセコ方面へ。

 

         道沿いに果樹園が続く「フルーツ街道」を走る。

          西の空に残雪を被った山々が見えてきた。

         気が付けば、目の前に蝦夷富士(羊蹄山)の雄姿。

 

小型の富士山を連想させる羊蹄山が見えてきたあたり

倶知安駅の少し手前を右に曲がれば

本日最初の目的地である「三島さんの芝ざくら庭園」。

元農家の三島さんが大切に育てた個人庭園で

毎年5月下旬から6月上旬に見頃を迎えるということなので

ーーこれは観るしかない!――と予定に組み込んだ。

(入場&駐車料金無料というのも大きかった)

 

目的地の少し手前に、大きな駐車スペースがあり

そこに車を入れようかとも思ったけれど

もうちょっと、もうちょっと、と欲張って進むうちに

気が付けば、満開の芝ざくら庭園の真中を貫く道に侵入していた。

 

      芝ざくら庭園を横断する道路に侵入してしまった。

 

まずい!入り過ぎたか!?と後悔したものの、後の祭り。

未舗装の道は細く、Uターンどころか方向転換もままならない。

楽しようとした俺らが悪かったんだ、とあっさり諦め

車窓から景色を眺められただけで満足しようと、そのまま直進することに。

 

       残念だけど、このまま通り過ぎるっきゃなさそうだ。

 

すると、庭園を50メートルほど過ぎた路肩に

5台ほど停められる駐車スペースを発見。

しかも、そのうち2台分が空いていた。

ラッキー!!

すぐさま「通過」から「停車」へと方針を変更。

多くの観光客で賑わう芝ざくら庭園へと、取って返すのだった。

 

ではでは、またね。

 

     悪運強し! 今が旬の芝ざくら庭園を、心ゆくまで散歩する。