「なつぞらのふる里」に行ってきた 北見&帯広ふたり旅 2022.6.6-9 3日目(1)ホテル🚗道の駅おとふけ

2022年6月8日(水)帯広市内&近郊めぐり

        アニメ作品?に使われた原画が何枚も展示されてた

朝8時、一階ロビーの先にあったラウンジで朝食をとる。

観光客らしき雰囲気の人はほとんど見かけず

ビジネス目的の宿泊者ばかりが慌ただしく行き交っていた。

朝食付きという条件にも惹かれて帯広に宿泊を決めたが

北見のホテルとは違って、料理の品数やローカル色も乏しく

あくまで「オマケ的扱い」の、モーニングセット風朝ごはんだった。

名物だという牛乳以外は、可もなく不可もなし。

もうちょっと帯広に滞在していたら、石垣島の時みたいに

ホテルの外で朝ごはんを食べていただろう。

 

ともあれ、9時前にはレンタカーに乗り込んで出発。

昨夜チェックした天気予報通り、頭上に青空は広がらず

ぼんやりとた灰色の雲が、全天を覆っていた。

幸い、いちばん晴れて欲しかった昨日が終日快晴だったので

これ以上晴天を要求するのは、少々虫が良すぎる。

雨粒が落ちてこないだけで、良しとしよう。

 

そんなわけで、晴れていたら足を延ばそうと思っていたナイタイ高原牧場はパス。

40年近く前に、青春18きっぷを使って北海道をひと回りした際

駅前ホテルで一泊しただけの帯広市内観光を、のんびり楽しむことにした。

最初に向かったのは、帯広駅北東に位置する「道の駅おとふけ」。

目当ては、いつもながらの農畜産物直売所・・ではなく

今年の4月にオープンした新施設、「なつぞらのふる里」を訪ねるため。

数年前、広瀬すずが主演したNHKの朝ドラ『なつぞら』に使われた建物や道具類が

敷地内に展示されている、というのだ。

実は相方が"朝ドラファン"で、毎回欠かさず観ていたことから

家族サービス?の意味合いを込め、本日最初の目的地に決めたのだった。

 

移転・新築オープンから2か月そこそこという道の駅の、広い駐車場に車を停める。

平日の朝9時半というのに、なかなかの混雑ぶりだ。

農畜産物直売所やフードショップなど様々な店が入っているから

遠方からの観光客だけでなく、地元の人々も足を運んでいるのだろう。

白を基調とした、どこかリゾート感漂う道の駅の建物は、とりあえず素通り。

その先にひろがる「なつぞらのふる里」へと急ぐ。

          

       見る人が見れば一発でわかる(はずの)建物が・・

 

すると。

あー、これこれ。

相方の嬉しそうな声が聞こえて来た。

その方向に目をやると、「しばた牧場」と記された木の看板と

芝生の先に、昔ながらの牛舎&サイロが建っていた。

どうやらこれが、ドラマのヒロインが生まれ育った建物・・・らしい。

(北海道の牧場で育ったヒロインがアニメーターになる、というあらすじ以外

 なーんも知らないので、間違っていたらスマン)

 

              ようこそ、しばた農場へ。

     トラクターやミルク缶などと一緒に、作品紹介の展示も盛りだくさん。

 

足取り軽く建物に入ってゆく相方の後を追う。

アニメのイラストやら、ヒロインが仕事に使った机などが展示されており

広瀬すずのインタビュー映像も再生されていた。

「ドラマの世界観を体感できる施設が整備されるなど、楽しめる演出」と

ロードマップの囲み記事にあったけど

『あおぞら』を観た人にとっては、舞台裏を覗く雰囲気もあって

けっこう満足できそうな展示風景だった。

 

       思ったより"今風"の絵柄。ちょっとジブリが入ってる?

 

昔のアニメの話だった気がするけど

想像していたよりも、ずいぶん今風のイラストだなぁ。

なんて、展示された絵を眺めていると、相方の姿が消えていた。

あれ、どこに行ったのかな?

彼女の姿を探して、建物(牛舎?)の外に出ると

芝生を挟んだ向かい側を目指していた。

そこにはお茶屋のような、木造平屋建ての小さな家が。

中に入ると、番組関連グッズに並んで、和菓子まで販売されていた。

どうやらここも、ドラマに登場した和菓子屋さん?らしかった。

   雪月(和菓子屋?)のセット。勉強不足のうたたにはチンプンカンプンだ。

         部外者でも案外楽しめた「なつぞらのふる里」。

        もちろん、「道の駅おとふけ」にも入ってみたよ。

 

なんやかんや、30分ほどかけて「なつぞらのふる里」を楽しんだ後は

さきほど前を通り過ぎた道の駅の直売所へGO!

さすがは帯広だけあって、中では新鮮な農畜産物がてんこもり。

地元の人々らしき大勢の買い物客で賑わっていた。

いつもの感覚で、「あ、これ安い!買ってこ!」と手が伸びかけるが

車に乗せたまま帰宅できる身分ではないので、ぐっとガマンするしかない。

買い物カゴをいっぱいにしてレジに向かう地元の皆さんを横目で見送りながら

たまたま見つけた「ハルニレの木」の写真絵葉書を

せめてもの記念に持ち帰るのだった。

 

      買って帰れないのが悔しい、レンタカー&飛行機の旅人。

       掘り出し物だらけの直売所、その名も「なつぞら市場」

 

※写真には撮りそびれたけど

 映画「ゴジラ」の主題音楽を作曲した伊福部昭釧路市出身)の展示もあった。

 グランドピアノの隣に等身大?のゴジラが立っている、という

 ちょっとシュールなものだったのに・・・なんで撮らなかったのだろう。

 でも、今はスマホでググれば一発だものな。

 ほんと、"代理体験"には事欠ない、便利?な世の中になったもんだ。

 

        帰りがけに見つけた、道の駅内の看板。これも可愛い。

 

ではでは、またね。