2022年6月8日(水)帯広市内&近郊巡り
この質素な建物の中に、ジンギスカン天国が!
帯廣神社で目当ての「シマエナガみくじ」を確保したものの
いまだ時刻は16時を過ぎたばかり。
夕食の店に向かうには、いささか気が早すぎる。
空を覆っていた雲も消えるどころか、厚みを増すばかり。
最後まで〈太陽待ち〉だった真鍋庭園も、諦めるしかないようだ。
そんじゃまあ、時間つぶしを兼ねて
手頃な場所にある道の駅までドライブしてみるか。
片道30分前後で行けそうな道の駅をチェックすると
南の方角、帯広空港の近くに「道の駅なかさつない」を発見。
たちまち独走状態になる国道236号を南下し
16時半過ぎには、広々とした駐車場に車を停めていた。
閉店近くで余裕がなく、撮った写真はこれ一枚のみ
あいにくのどんより天気+閉店時刻(17時)間近ということもあってか
我々以外に訪問者の姿はほとんど見当たらない。
それでも、各店舗の雰囲気は悪くなく
用意された案内パンフレットには、開拓記念館や豆資料館など
ショップ以外にも、工夫を凝らした施設が用意されていた。
だが、メインの店舗や農産物販売所をぐるっと回るだけで閉店時間が迫り
すべてのスポットに立ち寄ること叶わず。
・・・・ああ、またもや"心残り"を増やしてしまった。
せめてもの慰めに、地元特産の枝豆を使ったクッキーを2箱ほど購入し
ふたたび来た道を戻って行くのだった。
ともあれ、ようやく晩飯にふさわしい頃合い(といっても17時)になった。
迷わず今夜の店を目指して走る。
JR帯広駅のふた駅西にある西帯広にほど近い、ジンギスカンの店・有楽町だ。
帯広・広尾自動車道をスイスイ走り、30分たらずで到着する。
ガレージのようなそっけない建物の、道を挟んだ駐車場に車を停める。
「行列必至の人気店」らしいが、さすがに夕方5時半前だけあって余裕たっぷり。
と思ったら、早くも食事を終えた家族連れが店から出てきた。
こんな時間でも、それなりに混んではいるようだ。
自然と急ぎ足になり、入口の引き戸を開ける。
入ってすぐ。幸い、空席はたくさんあった。
いらっしゃいませ! の声。
中の広さは30畳前後だろうか。
入口の前から右にかけては普通のテーブル席
左側の半分には、4~8人サイズの座卓が並ぶ畳敷きの座敷が取り囲んでいた。
雰囲気は、大衆酒場そのもの。
すでに3割ほどのテーブルが埋まっており、みな普段着の地元客ばかり。
ざっと眺めると、空いたテーブルの半数ほどに予約の札が載っていた。
それでも、まだまだ十分な余裕がある。
さすがに断られることはなく、左側手前の奥まった座敷席に案内してもらえた。
左がジンギスカン。右がホルモン(後でうどんを投入)
さて、何を食べようか。
なんて、迷うほどのメニューはなかった。
焼肉は「ジンギスカン」と「ホルモン」のみ(もう一種あったが品切れだった)。
あとは「ごはん」と「うどん」。それに「キムチ」「ナムル」ぐらい。
もちろんアルコール類などのドリンクは提供されていたが
清々しいほど〈焼肉(ジンギスカン)を食べる店)だ。
なのでこちらも遠慮なく、メニューの端から端まで注文した。
・・といっても、ジンギスカンとホルモンとうどんを各二人分。
あとはキムチ&ナムルと飲み物だけである。
先に届いたキムチ&生ビール+ノンアルチューハイ(相方)をつまんでいると
ほどなく大皿に載った羊肉とホルモンが、テーブルにドンと置かれた。
思ったよりずっと量が多く、特に羊肉は小山を成している。
目の前のジンギスカンプレートに載せて焼き・・食う。
しばらく、二人とも無言で食べ続けた。
ホルモンは別のプレートで焼き、うどんを混ぜてさらに焼く。
評判の「ホルモンうどん」だ。
これも、肉の出汁が濃厚に出ていてめちゃくちゃ旨い。
・・・ああ、食べに来てよかった。
ほんとうに、なんでこんなに安いんだろう?
生ビールのお代わり以外、最初に注文した品々だけで腹いっぱいだ。
満足感から無意識にお腹をさすりながら、満席近く込み合ってきた店を後にする。
奥で会計を済ませた相方が、目を丸くして後を追ってきた。
ね、いくらだったと思う?
えっーと・・・5000円ぐらい?
ううん。3000円ちょっと。
マジかよ!? 安すぎだろ!!
やっぱ、帯広のメシは、めちゃ安くてどれも旨い。
食べた勢い?で、またまたセイコーマートへ。
あんまり気分が良かったから
帰り路の途中、ショッピングセンター&セイコーマートに立ち寄り
余計な土産物まで買いあさってしまった。
それにしても今回の食事は、大当たり。
ホテルの朝食を除けば、毎食うまいうまいの連続だった。
しかも、食べそびれたメニューが山ほど残っている。
秋までに、もう一回来ないと気が済まないなぁ。
ではでは、またね。