FarmDesignsは"牛の楽園"?  北見&帯広ふたり旅 2022.6.6-9 3日目(2)道の駅おとふけ🚗帯広競馬場(とかちむら)🚗帯広畜産大学

2022年6月8日(水)帯広市内&近郊めぐり

 

       FarmDesignsの"先住民"。思わず肩を叩きたくなる。

続いての訪問先は、帯広駅の北西にある帯広競馬場

市内中心部に戻る道の途中に位置するので、時間的にも効率的がいい。

とはいえレースが開催されるのは、毎週土・日・月の3日間(+祝日)のみ。

それでも敷地内の遊興施設「とかちむら」ぐらいは見て行こうと

ろくに確認せず広い駐車場に入ってみたら、気持ちいいぐらいガラガラ。

それものそのはず、「とかちむら」は水曜が定休。

競馬場の入口への道の左右に並ぶ店々は揃って閉店中

楽しみにしていた産直市場も真っ暗だった。

ではせめて競馬場の中ぐらい覗いて行こうと入場門へ向かうが

なんとそこも柵で閉ざされており、立ち入り禁止状態に。

 

      水曜定休の「とかちむら」。ここでも確認不足が露呈する。

 

え~~っ、そんなぁ~~。

思わず天を仰いでしまった我々だったが

その時、ゲートに立っていた警備員?の方が、声をかけてくれた。

ーー2時からだったら無料で入れますよ。

レースもないのに、そんな中途半端な時間になぜ入れるのか?

なんて疑問も湧いたものの、2時以降の再トライに決定。

その前に、他のスポットを回ることにした。

 

てなわけで、あわただしく車に戻り、門前からまっすぐ南下する道を直行。

帯広グリーンパークに沿って南西へと向きを変え、さらに南下すること十数分。

周囲の景観は、どこか筑波学園都市を連想させる

広い敷地に四角い低層ビルが並ぶ一角へと移り変わっていた。

道路わきの案内ボードに従い、いくつも並ぶ駐車場のひとつに車を停める。

ここは、帯広畜産大学

農業と畜産に特化された、国内唯一の単科大学だ。

昨年秋に訪ねた北海道大学が予想以上によい雰囲気だったので

帯広に行く機会があったら、ぜひとも立ち寄りたいと思っていたのだ。

 

         目指す生協&カフェは・・・・斜め右上だ!

        人の姿がない分、北大よりさらに広く感じる。

 

入口脇にあった学内地図を参考に、まずは生協を目指す。

それにしても、広いキャンパスのどちらを向いても、人の姿が見当たらない。

時刻は10時半を回ったあたり。

おそらく授業時間の真っ最中なのだろう。

保護者でもない単なる観光客なので、人目を気にせず動けるのは有難い。

芝生が敷き詰められた緑地をナナメに突っ切り、生協が入っているらしき建物へ。

 

一階のフロアがまるごと、生協の販売店舗?に充てられていた。

大学の生協というから、もっと雑然とした雰囲気を予想していたけど

普通のコンビニと何ら変わらぬ商品が並ぶエリアが、大部分を占めている。

それでも、一番目につく、本屋でいえば「平台」のあたりに

Tシャツ、タオル、エコバック、お菓子などなど

〈畜大オリジナル〉と銘打った品々が、ずらり勢揃い。

 

         キュートな牛の畜大エコバッグ&Tシャツ

        畜大牛乳タオル・・は買っといても良かったような。

        畜大牛乳アイス。こいつも、味見ぐらいはしたかった・・

 

どうやらこの大学のイメージキャラクターは「牛」らしく

ほぼすべての商品に、可愛い?牛が顔を見せていた。

何か買ってこうか・・でも、飾る場所もないし、荷物になるだけだからなぁ。

毎度繰り返す脳内議論の末、ウィンドウショッピングだけで通りすぎる。

 

同じ建物の2階に学食の文字を見つけたので

階段を上がって、ついでに見学する。

生協同様、こちらも利用客の姿はほぼ皆無。

みなさん熱心に勉学に励んでいらっしゃるようだ。

おかげで、入口手前あった写真入りのメニュー一覧表をじっくり観察できた。

・・・麺類はもちろん、各種定食もワンコイン未満。

さすがに安い。

ここで軽く食べて行ってもよかったが、

あいにく今回は、目当ての店が控えていた。

 

     こういうところで食べるのって、ちょっと気が引けるんだよなぁ。

 

ふたたび1階に戻り、煉瓦を使ったシャレた自習スペースを通り抜けると

目的地はすぐに見つかった。

緑枠のガラス扉の向こうに、外光を取れ入れた開放的なスペースが広がる。

畜大自慢のカフェ、FarmDesigns(ファーム・デザインズ)だ。

ブラウンカラーをベースにした広々とした店内は

ボストンやブルックリンあたりのこじゃれたカフェを連想させる。

 

     一気に内装がオシャレに変わる。目指す店も、きっとこの先だな。

        と思ったら・・グラサンかけた牛が待っていた。

       入ってすぐのカウンターにも、サブレの牛がお出迎え。

 

とはいえ、そこは畜大。

お好きな席にどうぞ、と言われてテーブル席を見渡してみると・・

そこいらじゅう、牛、牛、牛・・だらけ。

なかでも等身大に近い人間牛?が

勉強に疲れた学生のようにテーブル席でうたたね?してたのは

インパクトがハンバなかった。

 

          極め付きは、テーブルに突っ伏す"ぐでウシ?"

        『銀の匙』作者・荒川弘のサイン色紙も発見。

 

後で考えると、コロナによる入場制限がかかっており

シートの間隔を開けるために必要なアイテムだったのかもしれない。

ともあれ、シックな店内のあちこちに生息する大小の牛たちが

とてもいい雰囲気を醸し出していた。

 

             最奥の"特等席"をゲット!

          見上げた窓には、ChaprinとChurchillの名言。

       でも、店内を占領する"牛軍団"の方が気になってしまう。

     ともあれスイーツで一服。・・自慢するだけのことはあった。

 

嬉しいことに、先客は小さな子供連れのママ友2ペアだけだったので

遠慮なく、一番奥の特等席(勝手に命名)に座らせていただいた。

ソファでくつろぐ先客の牛たちと挨拶を交わし、名物のスイーツをオーダー。

空いているのをいいことに

店内に潜む様々な"仕掛け"を見つけたり

授業が終わりキャンパスを歩く学生たちを窓の外に眺めたりして

小一時間ほど、まったりと過ごすのであった。

 

カフェの人には悪いけどーー空いてるお店は気持ちいい。

 

          ごちそうさま! 次回は何をいただこうかな。

 

ではでは、またね。