今回のベスト・スイーツは「帯広の森」! 帯広ふたり旅 2022.10.26-29 4日目(1)とかちプラザ(おびひろ菊祭り)⇒スイートピア・ガーデン⇒六花亭本店

2022年10月29日(土) ホテルルートイン帯広駅前~とかちプラザ⇒

スイートピア・ガーデン⇒六花亭本店

                        この日"いちばんの美味"(六花亭本店)。

 

どうしても前日の宿と比べてしまうのだが

駅近という以外には可も不可もない(失礼)ホテルルートイン帯広駅前を後に

(好評らしき朝食も北海道ホテルの後だと「え?これで?」のレベル)

まずは駅を挟んで反対側に位置する「とかちプラザ」へと歩いた。

たまたまこの日から、「第53回おびひろ菊祭り」が開催されていたのだ。

 

          いざ、「おびひろ菊祭り」へGO!

         ・・・でも、なんか、地味なんだよなぁ

        個人的好みでも、こんな巨大なグランプリ菊より・・

        この手の小ぢんまりした生け花に目が行ってしまう

 

・・・・少々期待しすぎていたらしい。

入場無料に誘われ、オープン時刻の午前10時に入ってみると

確かに会場には丹精込めて育てられた菊の名花が勢ぞろいしていたが

いかにも〈お役所発〉の、堅苦しく地味なイベントだった。

というか、これで普通なのだろう。

ホテル前の駐車場に戻り、改めて本日のツアーへと繰り出してゆく。

 

最終日なので、19時過ぎに帯広空港を発つ便に乗ることが決定している。

当然、行動範囲は限られ、自動的に"落穂拾い"

――立ち寄り損ねたスポットを巡る旅程を組むこととなった。

 

       雲は多めだったけど、やっぱり今日もいい天気!

       広大な駐車場の向こうにそびえる十勝スイートピア・ガーデン

 

まずは、お土産品購入を兼ねて、「十勝スイートピア・ガーデン」へ。

道の駅おとさらに隣接する地元スイーツメーカー柳月の工場兼ショップだが

何度となく道の駅に立ち寄りながら、なぜかスルーしていたスポットだ。

今回は、旅行支援による買い物クーポンを頂戴していたので

(2人分3泊で総額1万8千円!)

目に留まったお菓子をポンポン買い物カゴに入れてゆく。

 

       なにを買おうかな・・クーポンのお陰で財布の紐はゆるゆる。

         観光客の定めーー「限定品」の三文字に弱い。

       3度目か4度目だけど、青空が眩しい「なつぞらセット」。

 

ひとまずここで、必要なお土産は調達できた。

お土産品袋を車に置き、せっかくなのでもう一度道の駅&なつぞらセットを見に行く。

 

さて、どうしよう。

気がつけば、お昼時まであと30分程度。

小腹が空きつつはあったが、ガッツリ食べたいほどではない。

だったら、こじゃれたブランチでも・・と思いつき

帯広市内にある六花亭本店を目指すことに。

事前にチェックした情報によると、美味しいスイーツ&パンケーキがあるらしい。

 

    ふたたび帯広市内へ。駅からほんの十数分の風景が、こんなにも美しい。

 

再び昨日泊ったホテルの近く、というか帯広駅付近まで南下。

カーナビとにらめっこしながら大通りから左へ二回曲がって行くと

ちょうど左手に、六花亭本店前の駐車スペースを発見。

運よく空いた一台分のスペースに、スッと停めることができた。

今となっては全国的にも有名なスイーツブランド・六花亭

わざわざ立ち寄らなくても、同じものが食べられるんじゃないの?

ーーなどとお考えかも知れないが、そこはさすがの《本店仕様》

実は、ここの2階にあるカフェテリアでしか食べられない限定メニューが

いくつも用意されているのだ。

当然我らの目当ても、それだった。

 

             六花亭本店へ、いざ突撃!

      ショーケースに並ぶケーキから目を逸らし、ひちすら店の奥へ。

         

多くの観光客で賑わうスイーツ店舗を突っ切り、一番奥へ。

2階フロアへと続く階段の元へ直行すると

予想通り、順番待ちの先客が思い思いに時間を潰していた。

・・といっても、せいぜい5~6組程度か。

迷わず階段前に設置されたウェイティングリストに名前を記入し

店内をぶらつきながら待つこと十数分。

ウェイトレスに名前を呼ばれ、いそいそ階段を昇っていくと

2階のカフェは、思っていたよりずっと広く明るく天井も高かった。

おそらく百人以上座れるんじゃないだろうか。

案内されるまま、ウェイトレスさんの後を追って

客席の間を縫っていくと・・・

こちらでどうぞ!

笑顔で指し示されたのは、天井まで続くガラス窓に面した二人掛けテーブル。

願ってもない、窓側のベストポイントだった。

やったね! 

 

         ラッキーなことに、窓辺の"特等席"が待っていた。

 

思わず相方と笑顔を交わし、座り心地のいい椅子に深く身を沈める。

しばらくの間、ここで休みながら、ゆっくりブランチを楽しむことにしよう。

まず手許のお品書きを開き、飲み物(紅茶だったっけ〉を頼んだあとで

おもむろに帯広本店限定メニューをチェック。

季節の栗を使ったスイーツと、有名なパンケーキをオーダーする。

注文を受けたウェイトレスさんの「少々お時間がかかりますけど・・」の返事に

いえ、全然大丈夫です! と応じ

暖かな陽射しが降り注ぐ心地良い席から、帯広の街を眺める。

 

       一見地味だが、中には季節の栗を使ったクリームがたっぷり。

      香しいバターの匂いに負けて、クロワッサンもいただいた。

 

その後、栗のスイーツに始まり

焼き立てクロワッサンを載せたワゴンが来たので、こちらも一個。

そして最後に、生クリームがたっぷり添えられたふかふかのパンケーキと。

ひとつひとつ相方と分け合って、じっくり味わった。

二カ月以上過ぎた今でも、パリパリ&しっとりのクロワッサンと

ふっかふか゛ミルク味のパンケーキの美味しさが、舌に蘇ってくる。

(栗のスイーツはほとんど記憶に残ってない)

 

      二度目の登場。気持ちいいと撮影を忘れがちになるのだ。

 

そんなこんなで、1時間ばかりぼーっとしていただろうか。

ハッと気づいたときには、13時近く。

ここでふたたび「これからどうしようか?」となった。

 

実はこの日、ひとつだけ決定済みの〈立ち寄りスポット〉が控えていた。

前回(4か月前)の旅では叶わなかった、ばんえい競馬のレース観戦。

毎週土・日・月の3日間開催される、その初日だったのだ。

とはいえ第一レースの開始は、15時少し前。

今から直行しても、2時間近く待たねばならない。

競馬の施設は前回も訪ねているので、そこで時間を潰すのはもったいない。

どこかいいとこ、ないかな~

手許の「おびひろ観光マップ」を広げると、その真ん中に緑の矩形。

美術館や動物園が点在する、緑が丘公園だった。

ーーよし、ここに行ってみよう!

 

        可愛い階段を下りて、一階の店舗フロアへ。

       美味しいものを食べた後は、土産物にも手が伸びる。

 

せっかくのいい天気だし

広い公園の中を散歩するのも気持ちいいだろう。

その程度の軽い気持ちで選んだ"暇つぶしスポット"だったのだが

・・これが予想外の大当たり!

本日最大のイベントだったはずの「ばんえい競馬」より深く心に残る

"これぞ帯広"というひとときが、待っていたのである。

 

ではでは、またね。