絶景露天風呂で森林浴 房総半島ふたり旅 2022.1.26-28 1日目 自宅⇒養老渓谷(宿)

2022年1月26日(水) 自宅⇒養老渓谷

f:id:utatane-do:20220206204925j:plain

         窓の外に"は水墨画の世界"が・・眼福、眼福!

 

今回、旅に踏み切ったそもそもの動機が

「沖縄に行けなくなった代わり」なる積極性に欠けるものなので

ことあるごとに、"これが沖縄だったら・・"

という不毛な比較を頭の中で始めるハメになった。

だから、ハナっから勝機の薄い戦い?だったのかもしれない。

 

ともあれ、そんな"同情に値する2泊3日の旅"について

サクッと記してみようじゃないか。

 

出発は、朝10時をいくらか回ったあたり。

車を使って関東一円の宿泊旅行に出かけるときは、ほぼこの前後だ。

まずは近くのガソリンスタンドに直行。

赤いENPTYラインに達していたガソリンを補給する。

数年ぶりの高値というので危ぶんでいたが

幸い「会員サービスデイ」のため、1リットル150円台に留めることができた。

まずは、幸先よし。

 

ここから宿泊地の養老渓谷を目指すわけだが

目と鼻の先の横浜青葉インターから高速道路に乗れば

そのままアクアライン経由で2時間もかからずに到着してしまう。

しかし、新しくできた高速ルートの通行料は、ハンパなく高い。

ことあるごとに倹約を心掛ける我らは

迷わず一般道の246経由で、アクアライン入口・浮島を目指した。

カーナビを入れると、同じような所要時間のルートが3つほど提案されるが

最短ながらも右往左往する〈中央突破ルート〉や

246~環八へとつぐる道幅有線の〈幹線道路ルート〉ではなく

県境の手前で多摩川に沿って東に向かう〈土手道ルート〉を試してみた。

 

ラッキーなことに、246はほとんど渋滞に捕まらず

二子新地から多摩川に沿って川崎に向かう細い道も、楽々と制覇。

ハンドルを握る相方が「このルートが一番楽だね」と頬を緩めるほど

ストレスなくアクアラインまでたどりついた。

(とはいえ、車の旅につきものの〈勘違い〉は発生。

 川崎大師に沿った細い道をノロノロさ迷うハメにはなかったが〉

 

それから先は、アクアラインを一気に駆け抜け

――といっても時速80キロがせいいっぱいで、他の車には抜かれまくる――

出発から1時間半少々で木更津の出口に到達。

冬物最終バーゲン中のアウトレットモールに寄っていくか迷ったものの

"お楽しみは最後に取っておこう"と、養老渓谷目指してまっしぐら。

途中、道の駅「木更津うまくたの里」で小休止。

現地で軽く朝食を済ませて、山間の小都市・久留里経由で

のんぴり車を走らせていったのだが・・

14時前に、予約した温泉宿についてしまう。

 

こんなことなら、アウトレットに行っとけばよかった。

と、後悔するも後の祭り。

チェックインまで1時間もあったが

荷物と一緒に、ダメ元で宿に入り受付けの声をかけると。

「お部屋の準備はできていますから、いいですよ」とのこと。

ありがたい!

 

さっそく必要事項の記入など、手続きを済ませ

ギリギリこの日まで「使用可能」となった

〈千葉とく旅キャンペーン〉による1万円割引と4千円の買物券をゲットする。

※実は、翌日も同キャンペーンを利用して宿を予約したものの

 「27日以降は使用不可」との通告を受け、泣く泣く安い宿に変更していたのだ。

 もしキャンペーンがなければ、より温かい伊豆半島を目指したと思うので

 この"緊急停止"は、痛かった。

 

ともあれ、キャンペーン割引のお陰でこの日の宿泊費は1万円以下に収まったわけで

ちょうど沖縄旅行のキャンセル料(20パーセント)を補填できた計算になる。

金勘定ばかりでセコい気もするけれど

お蔭で〈次の旅〉へのモチベーションが維持できた。

 

f:id:utatane-do:20220206204724j:plain

  たぶん宿で一番狭い「和モダン・ツイン」。普通なら何の問題もないんだが・・

 

後は、フライング・チェックインの恩恵を存分に浴びて

養老渓谷の森を臨む露天風呂を、独り占め。

レストランの半個室風テーブル席で、早めの夕食を心ゆくまで楽しんだ。

・・と、いいこと尽くしでまとめたかったのだが

なんだか、期待していたほど、夕食の中身がビビッとこなかった。

 

f:id:utatane-do:20220206205058j:plain

   夕食の「一の膳」。前菜や先付などが並ぶ。良くも悪くも・・"無難"。

 

確かに土地で採れた山海の幸を、いろいろ取り揃えてはいるのだが

「すっごく美味しい!」ではなくて

あくまでも「まあまあ美味しい・・かな」止まりなのだ。

自分だけかと思ったら、相方もまったくの同意見。

特にスイーツに目がない彼女は「デザートもいまいちだったね」と

これまた凡庸な味だったことに、少々落胆気味だった。

ぶっちゃけ、これが1泊2食1万円程度の宿であったなら

充分及第点を付けられただろう。

だが、割引なしだったらひとり5千円上乗せされる中級?旅館の料理だとすると

どうしても、イマイチの評価止まりに終わってしまう。

 

f:id:utatane-do:20220206205513j:plain

  相方が残念がっていた「デザート」。たしかに、グッとくるものがなかった。

    

『安くて旨い宿と店』を、人生をかけて?探究する我らにとっては

なまじ同じ房総半島で、絶品風呂&地魚料理の「ろくや」を体験しているだけに

(少しずつ値上がりしたので2~3千円ほどお高くなったが)

今回に関しては、"もう少し頑張りましょう"のハンコを捺さざるをえない。

 

それでも、お風呂(露天風呂)に関しては、充分満足できた。

特に前回の石垣島旅行普通のはホテルだったので。久しぶりの温泉気分だったしね。

あと、部屋は狭かったものの、窓の外の眺めはなかなかのもの。

たまたま霧がかかったり、翌朝には霧氷(樹氷)を見ることができたり

天候によるプラスアルファもあったけど、とても静かで居心地のよい宿だった。

 

太っ腹の「チェックイン前倒し」など、ホスピタリティ満点だっただけに

朝食も含めた〈料理〉にもう"ひと工夫"あれば、文句のつけようがなかったんだが。

んーー、残念。

 

ではでは、またね。