「亀屋本店」&「白浜リゾートの充実ビュッフェ」 房総半島ふたり旅 2022.1.26-28 2日目(2) 勝浦⇒白浜

2022年1月27日(木)養老渓谷⇒勝浦⇒白浜

f:id:utatane-do:20220210205858j:plain

             白浜海岸。日没前の一瞬。

 

予想を超える美味と、波打ち際で過ごしたひとときのおかげで

すっかり気分は"旅先モード"へと切り換わった。

心地よく広がる青空の下(やっぱり天気がイチバン!〉

左手に太平洋を眺めながら、国道128号を一路南へと走る。

 

最初に目指したのは、鴨川市内にある亀屋本店鴨川店。

昨日、宿でもらったお買い物クーポン(1人2000円分)を使うためだ。

実はこのクーポン、思ったより使い勝手が悪く、有効期限は本日(27日)中。

利用可能な店も、大規模な土産物屋などの数軒に限られていた。

そこで、ネットで評判が一番が良かった亀屋本店を選び

立ち寄ったしだい。

店先に4台ほど駐車スペースがある、予想より小さな店に入ると

中の雰囲気は、典型的な「土地の和菓子屋さん」。

名物のタコ煎餅など、千葉の特産品を活かしたお菓子や食材が色々あって

あれもこれも・・と欲張っているうちに、予算を大きくオーバーしてしまった。

普段は"ちょっと高いからやめとこうか"なんて、手を出さずに終わることが多いけど

「お買物券」があると、つい気が大きくなり、結局自腹まで切ることに。

自治体の"クーポン作戦"に、見事にハマッていたのだった。

 

ま、それでも「4000円もお得だったから、元は取れたね」と

ホクホク顔で、大きく膨らんだ買い物袋を車の後部シートに放り込み

再び国道128号を南へ。

途中、「和田浦WA・O!」。

(2度目だったが、巨大なシロナガスクジラ骨格標本に初めて気づく)

ローズマリー公園」。

(小さなチャペルのような洋館や、庭先の草花が、中世ヨーロッパを思わせる)

さらに、「ちくら・潮風王国」と、3件続けて道の駅に立ち寄る。

(魚市場のようなワイルドな雰囲気が漂う、個性的なスポットだった。

 ロゴにも使われていたヘタウマ調の文字&イラストも、印象的。また行きたい)

だが、亀屋本店で"買い物欲"を満たしてしまったので

どこもさっと見て回るだけで、日持ちのする野菜ぐらいしか購入しなかった。

なんて安上がりな旅人たちなのか・・

 

f:id:utatane-do:20220210210127j:plain

          沢野調?のサカナが踊る、ちくら・潮風王国

f:id:utatane-do:20220210210239j:plain

          後ろ髪を引かれた"ヘタウマ・カルテット"

 

「花の季節」だというので、車窓から美しい花畑が眺められるかと期待していたが

富良野のようなオープンエアの畑はほとんどなく、大部分がビニールハウス。

ちょっとガッカリしてしまった。

とはいえ、勝浦から鴨川、千倉、白浜と南へ進むたび、確実に気温は上昇。

降り注ぐ陽射しもあいまって、南国気分が高まってゆく。

 

f:id:utatane-do:20220210210642j:plain

          青い空、白い雲・・南房総は"ポカポカ"だ

 

予定時刻の15時を30分ほど過ぎたところで

野島埼灯台の近くにある、本日の宿(温泉ホテル)に到着。

「千葉たびキャンペーン」がストップした日だったので、ガラガラかと思いきや

受付カウンター前には宿泊客の短い列が。

・・なるほど。

みんな、考えることは一緒なのだな。

 

実は、この日の「割引」が利用できなくなった連絡を受け

我らも、予約していた勝浦近くの中級ホテルへの宿泊をキャンセル。

格安をウリにする白浜海岸の古いリゾートホテルに、切り替えていたのだ。

そのため、夕食は会席形式からビュッフェスタイルへとグレードダウン。

温泉も大浴場男女ひとつのみと、露天風呂が姿を消していた。

しかし、全部ケチるのも悔しかったので

客室だけは「展望風呂付き」のスペシャルツインを確保。

せめて"露天風呂気分"を味わうつもりだった。

 

f:id:utatane-do:20220210210903j:plain

         珍しく奮発して、スペシャル・ツインにグレードアップ。正解だった。

f:id:utatane-do:20220210211119j:plain

      窓の外には、こんな風景が。すぐ右に、野島崎灯台が立っている。

 

で、この日の宿(ホテル)の感想。

昔から続くリゾートホテルだったから、建物・施設はいかにも古く

大浴場もまた予想通りの狭さ。

とうてい、のんびりゆったり・・とはいかなかった。

だが、それを見越して、選んだ部屋は

全面リニューアル済みのスペシャル・ルーム。

すべてが新しく、広さも昨日の3倍以上。

窓からは写しい太平洋と野島崎灯台が一望でき

展望風呂も小振りながらも、たっぷりと温泉を楽しむことができた。

 

意外だったのは、夕食のビュッフェ。

格安だし、たぶん伊東園と似たり寄ったりだろう

なんて期待していなかったのだが、いい意味で裏切ってくれた。

海辺だけあって、新鮮な地元の魚介類がふんだんに用意されていたのはもちろん

各テーブルに小振りなバーベキューセットが用意されており

サザエの壺焼き、地魚の干物、有頭エビetc、好きなだけ焼いて食べることができた。

しかもタイの炊き込みご飯、雑炊、ソバなどの主食もバリエーション満点。

食べ盛りを大きく過ぎたうたたS'には、とても全種類食べ切れる量ではなかった。

食材の味に関しても、文句のつけようはなく

正直、5000円余計に(クーポンで)払った初日の夕食より

はるかに満足度が高かったのだ。

 

とにかく、気になった料理と食材をひととおり席に持ち帰り

苦しい~、食べ過ぎた~・・とうめきながら、しっかりデザートまで平らげる。

あとは胃薬を飲んで、ベッドにバタンキューするのがせいいっばい。

途中、道の駅で買った「寝酒」が入る余地など、どこにもない。

 

"キャンペーン停止"にも関わらず、多くの宿泊客で賑わっていた理由が

ようやく、理解できた。

このリーズナブルな料金でこの食事内容だったら

娘たちの家族を連れて、みんなで泊まりに来るのにも、うってつけだった。

去年の秋は、山中湖畔の露天風呂付ロッジに全員集合したけど

今年は房総半島・白浜のココで充分なんじゃないかな。

・・なんて、余計なことまで考えてしまった。

※期待ゼロだったので、デジカメどころかスマホも部屋でお留守番。

 

f:id:utatane-do:20220210211332j:plain

          白浜海岸の古豪?リゾート。コスパ高し!

 

ではでは、またね。