20年越しの"ワタンジ歩き" 石垣島ふたり旅 2021.12.5-9 2日目(その1) 石垣市内/公設市場→白保海岸

2021年12月6日(月) 石垣市内→白保海岸(ワタンジ)→川平湾→御神崎

f:id:utatane-do:20211212200852j:plain

           朝7時半ごろ、ホテルの窓から。

 

かれこれ、20年ほども前になるだろうか。

沖縄行き航空便(ANA)の機内で流す、PR映像の仕事を受けた。

内容は、沖縄の魅力をアピールするドラマ仕立てのモノローグ作品で

「沖縄編」「石垣島編」と名づけた2本(それぞれ30分)。

沖縄編のメインテーマは、読谷。

かたや石垣島編のメインテーマとなったのが

大潮の干潮時にだけ、海岸から沖合の珊瑚礁まで歩いて行くことができる

〈白保海岸のワタンジ体験〉だった。

バブル崩壊後とはいえ、まだ予算的に余裕があった時代で

構成作家のうたた(俺だ)も、1週間程度の「現地ロケハン」に同行。

わざわざ大潮の時期を選び、スニーカーを海水でびしゃびしゃにしながらも

"珊瑚礁の上を直接歩く"という、得がたい体験をさせてもらった。

 

以来ふた回りもの年月が過ぎたが、未だにそのときの記憶は鮮やかに残っており

いつか相方にも同じ体験をしてもらいたい・・と、密かに考えていた。

そんなわけで、今回、石垣島の旅を計画したとき

まっさきに浮かんだ旅先が、〈白保海岸のワタンジ)。

すぐさま、12月の潮位予測をチェック。

日中のほどよい時間帯に干潮となる、今回の日程に決めたのだった。

ちなみに6日(月)の干潮時間は14時17分。

7日(火)は15時01分の予定。

本日は、その1回目のチャレンジとなる。

 

朝8時、1階ロビーに降りてビュッフェ形式の朝食をいただく。

ほとんど期待していなかったわりに種類が豊富で、味のほうもそこそこだった。

地元の食材はもちろん、ソーキそばやソーキカレーなども用意されており

"味見"のつもりで、ついつい大量に取ってしまう。

とはいえ印象に残ったのは、牛乳、パイナップルなどシンプルな素材くらい。

あとは、可もなし不可もなしといったところ。

昨夜"島一番"を食べただけに、ソーキそばは半分ほど残してしまった。

 

f:id:utatane-do:20211212201013j:plain

        残念ながら、おいしく思えたのは2日目まで。

 

ちなみにこちらは日没が遅い分、日の出も遅く

日の出時刻は7時10分を過ぎたころ。

この日も6時過ぎに起きて、天気の方はどうかな? 

ホテルの窓から外を眺めていたが、有難いことに朝から晴天。

西向きの窓からでもわかる強い日差しが、石垣港を照らし出してくれた。

よし・・これなら、本日のメインイベント

「白保海岸ワタンジ歩き」も、雨を気にせず楽しめそうだ。

 

先ほども書いたが、この日(12月6日)の干潮時間は、14時17分。

なので、お昼過ぎまでに現地へ到着。

ワタンジのポイントを探してから、引き潮を待って沖へ向かう予定を立てていた。

 

てなわけで、午前中はフリータイム。

まずはホテル周辺の散歩がてら

市内最大のお買い物スポット「ユーグレナモール」を目指して出発する。

 

f:id:utatane-do:20211212201240j:plain

    赤屋根がキュートな石垣市立図書館。次回はぜひとも立ち寄りたい。

 

真夏のようなーーとまではいかないが、帽子なしにはキツい日差しを浴びながら

赤い瓦屋根の図書館を左手に歩くこと7~8分で

島唯一?のアーケード街「ユーグレナモール」に到着。

"市場大好き"のふたりが目指すのは、中ほどに位置する「公設市場」だ。

ここは、1階(半地下のようにも見える)が肉や魚などの生鮮食品

2階が石垣島の特産品(食品・民芸品・泡盛など)を扱うブロックに分かれている。

 

まずは1階に入ろうと思ったのだが・・

営業開始時刻の朝10時は過ぎているというのに、ほとんどの店が開店前。

"島時間"だと、まだちょっと早かったようだ。

ま。もとより、肉や魚を買っていくつもりはなかったので、1階はパス。

左手の階段を昇って、2階の「石垣市特産品販売センター」へ。

案の定、こちらも開店ホヤホヤといった雰囲気。

お店の女性が準備作業に追われていたが、こくりと頷いて招き入れてくれた。

さっそく、商品の相場を確かめつつ、広い売り場をあちこち歩き回る。

 

f:id:utatane-do:20211212201446j:plain

           相方が気に入った「芭蕉布細工」のコーナー

f:id:utatane-do:20211212201738j:plain

       買い求めたのは「芭蕉バック」ではなく、花カゴ?のほう。

 

沖縄本土に比べ素材勝負の素朴な品物が多く、価格設定も良心的に思えた。

相方は、地元の芭蕉?で作った花瓶入れ?が気に入り、さっそく購入。

最近滅多に「土産物っぽい品」を買わなくなった我々には、珍しいことだった。

・・単に、置いたり飾ったりするスペースがどこにもないだけなんだけど。

 

ちなみに、昨日空港でゲットした「あんしん島旅パスポート」を見せると

ちんすこうがふたつ入った小袋をオマケしてくれた。

 

f:id:utatane-do:20211212201528j:plain

    建物を後にした10時半過ぎ、ようやく1階に照明が点いていた。

 

ここで購入したのは、それだけ。

あとは、アーケード街で店を開いていた数軒の土産物屋を見て回り

途中のコンビニで昼食用のスパム握りなどを調達し、11時過ぎにはホテルへ帰着。

ちょっと早めだったがレンタカーに乗り込み、白保海岸を目指すことに。

サンサンと降り注ぐ陽射しを日差しを浴びツつつ、一路車は東へ走る。

後部座席には、この日のために購入した長靴が(スーツケースに詰めてきた)。

果たして、今回最大のミッション"ワタンジ歩き"の首尾は!?

 

f:id:utatane-do:20211212202105j:plain

     青い空と白い雲が眩しい。この景色だけでも、来たかいがあった。

ではでは、またね。