2021年12月8日(水) とうふの比嘉~みんさー工芸館~宮良川ヒルギ群落~のばれ岬観光農園~玉取崎展望台~明石付近~平久保崎~吹通川ヒルギ群落~ぱぱ屋②~名蔵湾岸~えいこ鮮魚店②~ユーグレナモール(土産物店街)
"3度目の日没"は、ホテルの自室から・・
さて。
"ぱぱ屋リベンジ"(しつこいな)をもって
今回の旅で〈やりたかったこと〉は、ほぼクリアできた。
残るは、夕方までの時間を、どこか気持ちのいい場所でのんびり過ごし。
そして2度目の「えいこ鮮魚店」で、締めくくりとなる夕食を満喫するだけだ。
ひとつめの、晩飯までのひまつぶしは、反時計周りに島を巡る帰り道。
時計の針で言えば9時にあたる、名蔵アンパル付近に西日の奇麗な海岸を発見。
その波打ち際で、しばし日向ぼっこをして過ごした。
海辺の岩に腰をおろし、ぼーっとすごす・・これぞ、"至福のひととき"。
干潮時の水位を読み間違えたことにはじまり
なんやかんや思惑通りに運ばない石垣島の旅だったけど
好天が期待できない冬場にも関わらず
ほぼ毎日初夏のような快適な気候だったのが、何よりラッキーだった。
この午後も、太陽は西の空にデンと構え
ビタミンDの素(直射日光)をガンガン注いでいる。なので・・
しかし太陽のほうは、なかなか水平線まで降りてこない。
――ここで日没を待つのは、ちょっとツライなぁ。
夕陽を待たず、宿に戻ることにした。
それでも、タイミングを合わせたわけではなかったのだが
ホテルの部屋に入り、ふと窓の外を見てみると・・この旅3回目の日没が。
やっぱ、運がいい。
この瞬間まで、自分たちの部屋から日没が見えることを知らなかった。
てなわけで、まだ日灯りの残る街なかを
公園の遊具を楽しむ子供たちの姿を眺めながら
中心部からちょっと西に外れた通り沿いにある「えいこ鮮魚店」へ。
まだ6時前だから、前回ほどは混んでないだろうと思って
入口の引き戸をガラガラ開けると・・なんと、ほぼ満席状態。
右手の広いテーブル席には、早くも出来上がっている様子の客が数名。
とにかく、迎えに出た若い女性店員に声を掛ける。
「ふたりだけど、空いてます?」
「予約されましたか?」
「いいえ」
ここで、店員の眉間にタテジワが生じた。
「・・ちょっと、待ってください」
まずい。念のため予約しておいたほうが良かったかなぁ。
だけど予約なんかに縛られず、自由気ままに過ごしたほうが、旅は楽しいし・・
しょうもない言い訳を、頭の中でこねまわす間にも
店の奥にとって返した店員は、そこで働く女将さん?と、しばし相談。
戻って来ると「こちらでよろしかったら、どうぞ」
戸口から奥への通り道になる壁際に置かれた、2人用テーブルを指し示した。
「はい、全然いいです!」
やった。ギリギリで待たずに入れた!!
ほくほく顔で小さなテーブルを挟んで座り
壁に書かれた「本日のおすすめ」を検討している間にも
新しい客が引き戸を開けて店員に空席を尋ねては
満席だと断られ、残念そうに帰って行く姿を2~3回目にした。
ホントに、"ラスト・ワン"だったのだ。
――次回は必ず予約を入れると、肝に銘じた。
なにはともあれ、2日前には食べ切れず
注文しそびれていた数品をオーダー。
ピールや酎ハイと一緒に、モリモリいただく。
(焼酎だと一杯分の量が多すぎて、半分以上残しそうだったので)
2回目になるけど、やはり海鮮類のボリュームとコスパがハンパない。
たとえば「漁師風サラダ」という名の一皿は
野菜やウミブドウの上に、何種類もの刺身がドーンと載っている。
これは「サラダ」というより、「お刺身セット」だよね。
これがウワサの「漁師風サラダ」。たしか500円ぐらい。
そんなふうに、出てくるひと皿ひと皿が
いずれも納得の味と量。
膨らんだ腹を抱え、最後に洩れるつぶやきは・・
やっぱり美味しかったね~。
石垣島旅行のフィナーレにふさわしい、大満足のひとときだった。
帰り際、隣接する「鮮魚店」の正面で一枚。また来るね!
・・なんて、綺麗にまとめたいところだが
店を出たとき、時刻はようやく7時を回ったばかり。
まだまだ夜は長く、島一番の繁華街・ユーグレナモールをひとまわり。
頑張って営業する土産物屋を、冷やかし気分で覗いてみたところ・・
ウソだろ・・ファーマーズマーケットより安いじゃん!
と、遅ればせながら〈地元スーパーが一番安い〉という"観光地の鉄則"が
石垣島では通用しないことに気づかされる。
いかにもな店構えの土産ショップが、どこよりも安いな観光地なんて
記憶する限り、初めだと思う。
もちろん、何でもかんでも値引きしているわけではない。
でも、店ごとの「特売品」に関しては、きっちり最安値で提供している。
石垣島に限って、土産物店はあなどれない・・
よーし、"次回"のお土産(主に食品)探しは、この辺りで決めるぞ!
――アルコールでふわふわしつつ、またも石垣島再訪の目的を増やすのだった。
ではでは、またね。