柿崎商店は"早夕食"で決まり! 内房&札幌ふたり旅 2022.9.26-29 3日目(3)岩内神社⇒積丹温泉⇒島武意海岸⇒余市・柿崎商店⇒札幌

2022年9月28日(水) 

札幌⇒中山峠⇒綺羅街道⇒ニセコビュープラザ⇒岩内神社⇒積丹温泉⇒島武意海岸⇒

余市町・柿崎商店⇒ランプライトブックホテル札幌

       旅のハイライトは、柿崎商店の美味&ゆったり夕食。

 

岩内神社でリフレッシュし、積丹半島一周へと出発。

夏のような強い陽射しを左半身に受けつつ、日本海に沿った道を北上する。

切り立った岸壁が続く険しいルートだが、要所要所に真新しいトンネルが作られていて

ドライブ自体は快適そのもの。

さすがは、泊原発のお膝元。

さぞや多額の原発マネーが降り注がれたのだろう・・と、邪推したくなる。

おかげで予想以上に距離が稼げ、ラクチンだったのは事実なんだけど。

 

      ゴツゴツ岸壁+ピカピカトンネルで積丹半島をスイスイ。

       長~いキレイなトンネルは、泊原発のおかげかな!?

 

途中、眺めのいい駐車スペースを見つけて小休止。

「ソーラン節の碑」を見つけ、遅ればせながら発祥の地だと知る。

 

     天気は快晴。でも日差しが強すぎて、今は夏か?と勘違い。

  偶然見つけた「ソーラン節のふる里・積丹」の石碑。これも金掛かってるぽい。

 

ともあれ"快適トンネルドライブ"に救われ

14時半過ぎには、小高い丘の上に建つ積丹温泉に到着する。

ところが、広い駐車場はガラガラ。

もしや・・と戸口に近づくと、案の定「定休日」の札がかかっていた。

相方が知人にもらった「岬の湯しゃこたん」のパンフレットには、無休とあったが

新型コロナの影響か、最近になって「水曜定休」に変わっていたようだ。

日本海をどーんと一望できる大人気の露天風呂とサウナ。

ーーを楽しみに半島を走って来たのだけど、定休日とあれば諦めるしかない。

次回(あるのかな~)の楽しみにとっておくことにしよう。

 

さて、ひと風呂浴びる時間がぽっかり空いた。

今夜は余市の名物食堂・柿崎商店で早めの夕食にしようと思っていたが

このまま直行すると、4時前には到着してしまう。

そこで急遽、立ち寄り場所を増やすことに。

ドライブマップをチェックすると、ちょうど積丹温泉の北に

積丹岬と島武意海岸の名所表示があった。

とりあえず、そこを目指すか。

 

     積丹岬に向かう遊歩道の手前から。秋の気配が山間に漂う。

        ・・・と思ったら、いきなりの「通行止め」

 

国道229号線から北へ分かれ、数分で遊歩道の入口にある駐車場に到着。

かなり距離があるが、積丹岬まで歩いていけるようだ

ーーと思ったら、岬へ向かう道の真ん中に通行禁止の立て札が。

見ると、「熊が出没中」とのこと。

それじゃ、仕方ない。

岬の踏破は諦め、もうひとつの遊歩道「島武意海岸」に向かうことにする。

 

    右の積丹岬は"次回のお楽しみ"にして、左の「島武意海岸」へ。

        眼下に広がる青い海。さあ、一気に降りるぞ。

短いトンネルをくぐると、断崖絶壁の上部に出た。

遥か下方、50~60メートルあたりに

岩や石がゴロゴロ転がるこじんまりした海岸が左右に伸びていた。

そして目の前には、海岸まで降りてゆく細い踏み分け道。

当然、高みの見物だけでは満足できない。

テントを背負って縦走していた頃の足腰を頼りに、一歩一歩降りてゆく。

 

     無事、海岸に降り立つ。波静かなれど、足元は石&岩がゴロゴロ。

 

5~6分で、無事海岸に到着。

ちょうど北向きの岸壁に西日が当たり、あたりは暖かいオレンジ色に包まれた。

波打ち着のすぐ先に細い岩の塔が立っている、なかなか優待な眺めだ。

足元の海岸は石、というより岩がゴロゴロ。

そんな中でも、手頃な大きさの石を捜し出し、3つほど持ち帰った。

 

         キツい登り道を、一歩一歩詰めていく。

しばし海岸の眺めを楽しんだ後は、降りて来た長い木段&坂道を登り返す。

幸い、思ったより足腰は元気いっぱいで、難無くクリア。

ひと汗かいてお腹も空いたから、晩飯前の時間つぶしには最適だった。

時刻は4時過ぎ。

今から向かえば、ちょうどいい頃合いに到着するはずだ。

 

           余市の名店・柿崎商店、午後5時。

 

昼間から夕景へと移り変わる景色のなか

日本海を左手に、一路余市の町へと走っていく。

目指す柿崎商店は、JR駅の真ん前にあった。

ここは、「安くておいしい店だからぜひ食べてきて!」

と札幌に住んでいた友人が、相方に強くブッシャしていた食堂だった。

しかし昔は、知る人ぞ知る名店、だったのだが

最近ではネットを通じて超有名になっており

連日お昼時には長蛇の列ができるらしい。

特に人気メニューの海鮮丼は、早めに行かないと食べられないとのこと。

 

とはいえ、人一倍混雑が苦手なわれらふたりには

行列必至の昼飯バトルに参戦する気持ちなど、さらさらない。

ならば込み合うランチタイムは避けて、閉店時間の18時を目標にして

早めの夕食を頂くことにしようと、この時刻(午後5時)に訪問したのであった。

その目論見は見事に的中。

赤々と照明が灯る店先には、行列のギの字もなく、ガラッガラ。

店の脇にある10台分ほどの駐車スペースにも、余裕で停めることができた。

 

   海鮮丼は売り切れだったけど、充実のラインナップがズラリ。しかも安い!

 

さあ、とにかく夕飯にしよう。

一階の商店部分を通り過ぎ、二階のレストランへ急ぐ。

まずは、お品書き代わりのショーケースを除いて、注文する料理を選ぶ。

せっかく積丹に来たのだから、ここは思い切ってウニ丼でも・・

と思ったものの、さすがのお値段にヒビって安いメニューにランクダウンさせる。

結局イクラ丼とホタテ丼に加え、ホッケの塩焼きなどを注文。

100人ぐらいは入れるんじゃないかと思える広い店内には

数人の客がポツリポツリと座っているだけだったので

一番長めのいい窓際の席を選んで、ゆっくりのんびりいただくことに。

 

         混雑?なにそれ? 夕方の訪問で大正解!

     とりあえず、文句なし。ナビだから調子に乗ってビールも注文。

 

・・さすがに、これは旨かった。

今回の札幌旅行は、行きが夕方で帰りも昼イチ、おまけに成田発着と

2泊3日といいながら、北海道に滞在したのは丸2日にも満たない43時間。

実質1泊2日の、超短期旅行になってしまった。

しかし、それでも、この夕べ

人気のない閉店間近の柿崎商店で食べた海鮮料理の数々は

やっぱり来てよかった! としみじみ感激させるパワーに満ちていた。

ーーまったくもう、これだから北海道の旅は、やめられない。

 

        一階の商店に降り、ギリギリまでお買い物。

       最後に残る半開きのシャッターから追い出される。

 

そんなんで、調子に乗りまくってしまったために

次回(10月下旬)の「十勝旅行」で、大ポカをやらかしちまったんだけどね。

 

        札幌・狸小路、PM9--あとは寝て、帰るだけ。

 

ともあれ、翌日は新千歳空港12時発の飛行機で帰るだけだったから

今回の旅行記録は、ここまで。

 

なんやかんやで通常の倍額かかってしまった次回(10月下旬の十勝旅行)は

それでも充分オツリが来たくらい、楽しませてもらえた。

負け惜しみじゃないが、ホントに旅行って"プライスレス"なのだなぁ。

海外旅行もそうだったけど、行けるときに行っておけ!ーーこれに尽きる。

 

ではでは、またね。