視聴率さえ稼げりゃ、どーでもいー。「渡部健復帰」を画策するテレビ局のホンネ。 本日の”なんだかなぁ”

また、ゆーうつなことを書くハメになってしまった。

これからいわゆる〈毒〉を吐くので

そういうのが苦手なかたは

申し訳ないが、今回はログアウトしていただきたい。

 

では、本論に入ろう。

 

ほかでもない。

「多目的トイレ不倫」で活動自粛を余儀なくされた

アンジャッシュ渡部健が

年末のバラエティ番組に復帰する件だ。

 

この「事件」に対しては、すでに

「たった半年での復帰とは、あまりに早すぎる」

「彼の所業は、もはや”お笑い”で誤魔化せるシロモノではない」

「まんいち自分の”トイレ不倫”をネタにしたら

 懸命に夫を支えてきた妻(佐々木希)が、どんなに傷つくだろうか」

など、否定的な意見を中心に様々な論説が続出している。

 

で、復帰を後押しするポーズを見せている

当のテレビ関係者たちの言い分は

「スタッフには好かれていた」「このまま再起できないのは可哀そう」

みたいな同情論が中心であり

彼が起こした〈罪〉への”みそぎ”は、充分に済んでいる

という姿勢を取っているようだ。

ま、長年一緒に仕事をやってきた仲間として

〈なんとか助けてやりたい〉という気持ちがあることまでは、否定しない。

 

だが、私自身が40年余りテレビ業界で飯を食っていた経験に照らし合わせると

現場はともかく上層部(編成とかプロデューサーとか、いわゆる偉い人)は

そんなシオラシイこと、口には出しても

心の中ではこれっぽっちも思っていないと断言できる。

 

早い話、この〈復帰騒動〉が話題になり、注目され

結果として賛否を問わず多数の視聴者がテレビのスイッチを入れて

高い数字(視聴率)さえ稼げれば、万々歳なのだから。

わざわざ〔局としての成果〉が切望される年末年始に放送時期を合わせたのも

そのあたりの露骨な計算がスケスケである。

 

んで、たとえこの〈唐突な復帰〉がきっかけとなって

渡部健個人がバッシングの集中砲火を浴び

以後、芸能界どころか、最悪、人生の舞台から退場するハメになったとしても

「なんとか前途ある芸人の復帰を助けたかったのだが・・残念だ」

とかなんとか涙ながらの言葉を紡ぎ

最期まできっちりと〈善意の第三者〉を演じ続けるのだろう。

 

――これは決して、大げさな予測ではない。

恋愛ドキュメンタリーまがいの番組で

数人の若い女の子たちが”本人の意に染まぬ演技”を強要され

結果、ネットリンチの末に自らの命を断つまで追い込まれた事実を

どうか、忘れないでほしい。

 

あまりにも付け焼刃な政治・経済の右往左往や

いよいよ〈魔女狩り〉の様相を呈しはじめたコロナ騒動と同様

今回の「復帰事件」に対しても

我々には、その一切合切を見届ける《権利と義務》がある。

 

”キタナイものなんて、見たくない”

と目をそむけたがる人もいるだろうが、哀しいかな、これがいまの現実だ。

同じ時代を生きる者として、最低限の務めを果たそうではないか。

 

・・あいやー。またまた、トンデモ大風呂敷を広げてしまった。

ま、しょせんはポンコツオヤジのタワゴトだもの

話半分に聞いて(読んどいて)おくれ。

 

ではでは、またね。