”トランプ教信者”たちは、今世紀最大の《困ったちゃん》だった! BS朝日『町山智浩のアメリカの今を知るテレビ』 本日の”なんだかなぁ”

毎週欠かさず観ているテレビ番組は

両手で数えられる程度しかないが

最近、ハマっているのが

金曜夜に放送されているBS朝日の2番組

『迷宮グルメ』と『町山智浩アメリカの今を知るテレビ』だ。

 

お馴染みコロナ騒動のせいで

『迷宮グルメ』は1~2年前の再放送ばかりだが

なにせ見始めたのが半年前だから、すべて初見ばかり。

自分らふたりの海外旅行とほとんど一緒の行き当たりばったり感に

たまらなく親近感を覚え

「あー、同じことやってる!」

「やっぱ、こういう勘違いってするよな~」

みたいな〈脳内うなずき〉を連発してばかりだ。

さらに、現在は一度に2ネタ(2カ国〕まとめて放送しているが

ほぼ50%の割合で、既に訪問した町を訪れているのが、メッチャ嬉しい。

おかげで「そうそう、これ食べた。うまかったよな」

「えっ、こんな名物料理があったの? くそ~、リベンジせねば」

など、〈脳内うなずき2〉も楽しめるので

まさに〔一粒で二度おいしい番組〕となっている。

 

――あやや、長くなってしまったが

今日のメインテーマは、2つ目。

町山智浩アメリカの今を知るテレビ』のほうだった。

題名通り、アメリカ在住の映画評論家・町山智浩

毎週、キレイごとでは納まらないアメリカの最新(政治?)状況を

現地からレポートしてくれる番組なのだが

例の『BLack Lives Mutter』騒動以降のアメリカ大統領選

とりわけ現大統領ドナルド・トランプを巡る報道のあれこれが

余りにも「マジかよ!?」「冗談だろ!?」と

ビックリ&ハテナマーク連発の、ぶっとびすぎた事実の連発なのだ。

 

たとえば先週金曜日(8月21日)放送分では

トランプ大統領と陰謀説」の後半について紹介していたが

トランプは「Qアノン」と称するトンデモ陰謀サイトを熱烈に支持しており

その発言によって無批判に信じ込んだ〈トランプ信者〉の一部が

何の実証も無いまま「悪を倒す」と銃を手に中傷された場所に乗り込み

実際に殺人事件まで起こしている、という。

事実、大統領選前にヒラリー・クリントンを攻撃するためだけに

「Qアノン」が発信した

「ヒラリー達はとあるピザ屋に集まって、罪もない子供たちを人身売買している」

という根拠ゼロのデマを、自らのツイッターで拡散。

これを盲信した男が、銃を手にピザ屋に乗り込み逮捕されている。

さらに、数年前に起きた小学校での銃乱射事件を

共和党関係者がでっちあげたウソっばちだ」というデマも

トランプ自身が敵に賛同し、拡散。

熱烈な〈トランプ信者〉たちは、これまた少しも疑うことなく

「やっぱりこれは、銃を規制するためのでっち上げだったのか!」と

怒り狂い、さらに熱烈な〈トランプ信者〉になっていく・・

など、まったくもって信じ難い事態が、本当に起きているのだ。

 

度重なるセックススキャンダルや暴言・虚言。

くわえて、元側近や親族までもが次々と暴露本やコメントを発表し

どれほどトランプが自分のことしか考えていない恥知らずの嘘吐きだと攻撃しても

なお、アメリカ国民の4割近くが、彼の熱烈の支持者だという。

どんなに事実を挙げても、トランプと同様に

彼らはそれを「陰謀だ!」と切り捨て、決して正面から対峙しようとしない。

 

いったいなんで、この方々はこんなにも話が通じないのか?

そう考えると、答えはすぐに出た。

最前から(トランプ信者)という言い回しを使っていたが

これはまさしく、《言葉通りの意味》なのだ。

つまり、ドナルド・トランプを教祖(救世主)として祀り上げた新たな宗教が

アメリカを混乱のるつぼに巻き込んでいるのである。

 

救世主ゆえに、彼の語る言葉は、すべて真実。

また、かつてのキリストや親鸞がそうであったように

迫害(反対勢力)が強力になればなるほど、その信仰は正しいことになる。

どれほど〈正しそうな言葉〉であろうと、それは〈悪魔のささやき〉に過ぎない。

そして、普通の人なら考えを改めてしまう〈悪魔のささやき〉を

断固として拒み、乗り越えた者だけが、神に選ばれた真の信仰者となる!

――見事にトランプ信奉者の「理屈が通用しない頑なさ」が、理解できるでしょ。

 

おそらく、トランプを盲目的に支持する人々は

思い通りに人生を歩むことができず

明るい展望を描けない自分自身の未来に失望し

その原因を、他者に求めることで「救い」を得ようとしているのだ。

だから、成功できなかったのは自分の責任ではなく

社会の裏で暗躍している奴らに足を引っ張られたせいだ!

といったように、己の実像を直視せずに周囲を敵視し続けていた。

そこへ、同じ方法で自己正当化を主張する男ドナルド・トランプが現れ

彼らの〈報われない魂〉をガッチリとキャッチ。

どんなに嘘だデマだと根拠を上げても、決して耳目を向けることなく

ひたすら教祖トランプの言葉だけを信じる、

いわば【トランプ教原理主義者】になってしまったのだろう。

 

しかも、彼ら《トランプ教信者》たちは

キリスト教イスラム教の原理主義者たちより

はるかに〈タチが悪い〉存在であるはずだ。

なぜなら、既存の宗教における熱烈な信者たちは

例えば自爆テロがそうであるように

文字通り〈自分の命を懸けて己の信仰を守ろう〉とする。

だが《トランプ教信者》たちは、とれほど熱烈であろうとも、

しょせんは、“なんちゃって信者”に過ぎない。

 

もし、11月の大統領選でトランプが惨敗し

彼の嘘とデタラメだらけの言動が

ことごとく、疑いようもない形で〔ダメ出し〕されたとしたら

きっと彼らは、こう言い始めるはずだ。

「ちくしょう、あいつに騙されていた! 俺たちだって被害者だ!」

そう。手のひらを返したように

今度は臆面もなく《被害者ヅラ》で、被害と賠償を訴えるのだ。

 

――なんかもう、書いてるだけでイヤ~な気分になってしまった。

でも、これが事実だと、私は信じている。

・・あ、これもひょっとして「原理主義?」だったりして。

 

哀しいことに、この《トランプ教信者》に通じる群衆は

私たちが暮らす日本にも、名を替えて多数暮らしているようだ。

その多くは、

実社会における満たされない想いをいっとき忘れる手段として

自らは決して表に出ない安全な場所に隠れながら

《正義》という伝家の宝刀を振り上げ

いまこの瞬間も〈勝手に”社会の敵”と決めつけた人々〉を攻撃し続けている。

 

ではでは、またね。

次は、もうちょっと救いのあること、書きたいな。