民放深夜アニメの「臨時ニュース」は販促活動!? 本日の"なんだかなぁ" 

HDレコーダーを2台置きしはじめた10年?ほど前から

格段に楽になった〔深夜アニメ全チェック〕。

とはいえ、レコーダーの機能が至れり尽くせり状態になり

頻繁な放送時刻変更にも対応できるようになった最近だからこそ

ますます苛立ちを抱いてしまう、「妨害?行為」がある。

 

他でもない、番組中に突然流される「臨時ニュース」だ。

耳障りなサウンドイフェクトとともに、でかい文字が画面を流れていく。

おまけに最近は、画面そのものが2割ほどにも縮小。

蒼く染まったL字型の空間いっぱいを使って、緊急通報を流すケースも少なくない。

 

もちろん、本当に「緊急を要する知らせ」であれば

アニメなんか(あくまで謙遜だが)ぼーっと見てるより

そちらの情報を知らせるほうが大事だ、ということぐらいは理解している。

だが、画面をジャマしてまで流す「臨時ニュース」の果たして何割が

本当に《今すぐ通知する必要のある緊急な知らせ》に該当しているというのか?

 

身をもってこの〈ニュース〉を体験した方なら、とっくにご承知だろうが

「地方の市長・議員などの選挙速報」とか

体幹すらできない遠隔地の地震速報〈それも深度3〉」とか

最近増えている「大雨」「土砂災害」の警報にしても

いや、いま一滴も雨降ってないんだけど・・と突っ込みたくなるような

見当違いな《自称臨時ニュース》に過ぎないものが、大部分。

正確なデータ取ったわけではないものの

ほぼ9割超の「臨時ニュース」が、【不要不急のお知らせ】に該当するはずだ。

少なくとも、私の体験に照らし合わせると

この10年間を通して振り返っても

正真正銘の「臨時ニュース」と認識できた回数は、片手で終わってしまう。

そもそも深夜放送、それもアニメを観ている、という時点で

「選挙結果」や「逮捕」などといった

政治的ニュースに〈臨時性〉を感じる人は、ほぼ皆無なのだから。

 

だいいち、近年政府が力を入れている地震・台風・豪雨など

「自然現象に関わる臨時ニュース」にしたところで

テレビの放送中に流すということは

〈その時間に目覚めている人〉にしか伝わらないでしょ。

番組を中断〔妨害〕してまで知らせる必要が本当にあるのならば

最近「空振り」続きの緊急地震速報と同様

スマホやケータイを使って強制的に通報するべきだ。

 

・・とまあ、長々と文句を並べてみたが

要するにこれって、アレでしょ。

『無粋なテロップに邪魔されたオンエア同録なんかやめて

 特典山盛りのブルーレイかDVDを買いましょう』

なんていう、製作者〔販売者〕側の都合が

こうした〈不要不急の臨時ニュース〉に繋がってるんだよね。

 

でも、そういうアカラサマなコト、何度も繰り返されると

――意地でも買うものか!!

逆張りするヘソ曲がりも少なくないことを、知っておいてほしい。

 

ま、そこまでいきり立たなくとも

地上波で臨時ニュースが流された時には

おおむね同時刻に放送されている衛星放送の方は滅多に流さないので

そっちのバージョンを残しとけばいいだけなんだけどね。

 

ともあれ、何本ものVHSテープを入れ替えて録画していた昔とは違い

複数番組の同時録画が当たり前になったHDレコーダーの進化に

深々と感謝の意を捧げたい。

――こんなに便利な世の中にしてくれて、ありがとう!

 

ではでは、またね。